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アルトデウスBCでクラウドゲーミングPC『SHADOW』の実際を見てみる

0) はじめに

つい先日、日本発のVRゲーム『アルトデウスBC』のSteamVR版が発売されました。MyDearestという会社のVRゲームです。私自身はQuest版を持っていて、ちょうど今年の元旦からプレイしてクリアはしています。日本ならではの、日本を代表するVRゲームだと認識しています。

今回は『アルトデウスBC』をベンチマーク用のツールのように使ってみたという特殊な事例となります。ゲームそのものの攻略をお見せする内容ではございませんので、ご承知おきください。

私は「QuestユーザがゲーミングPCを持たずとも、SteamVRのゲームを安価に楽しむことができないか」的なことを探っており、昨年10月くらいからクラウドゲーミングPC『SHADOW』の紹介なんかもしています。QuestユーザがゲーミングPCを所有せずともPCVR版のVRChatを楽しむための手引きとして『ゲーミングPCを持っていない人がSHADOWでVRChat』の公開もしています。

『アルトデウスBC』自体はQuest版がありますので、ゲーミングPCを持っていなくても楽しめるわけですが、同じゲームタイトルではありますが、SteamVR版では画像やエフェクトが鮮明になっているとのこと。ファンとしては両方持っておきたくなります。
Questの場合、SteamVR版もVirtual Desktopというアプリを活用することで、Oculus Linkという有線のケーブルに縛られることなく無線でプレイすることができます。Quest単体ですとスペックの関係から泣く泣く画像が粗くなったりしているところがありますが、無線で鮮明なSteamVR版が楽しめるのであれば、これはこれでうれしいことです。

そこで今回は、SteamVR版『アルトデウスBC』を以下の環境で動作させたときの違いについて、ちょっと比較をしてみることにしました。

1) Quest 2 + Virtual Desktop + ゲーミングPC
2) Quest 2 + Virtual Desktop + クラウドゲーミングPC『SHADOW』

1) Quest 2 + Virtual Desktop + 自宅のゲーミングPC

2) Quest 2 + Virtual Desktop + アメリカのクラウドゲーミングPC『SHADOW』

3) 違いはどう感じますか?

それぞれの動画を単独で見る分には違和感はないかと思います。
画面下部に表示されているVirtual Desktopの数値は、確かにアメリカのクラウドゲーミングPC『SHADOW』を使った場合のほうが断然大きいことがわかりますね。
Questユーザが『アルトデウスBC』をプレイするなら、Quest版を買うのが妥当な選択とは思いますが、「SteamVR版を購入して無線でプレイする場合、こんな感じになるよ」という参考情報とご理解ください。
Youtubeに動画をアップロードする時点で、動画の品質が粗くなってしまったようなところもありますが、ゲーミングPCが自宅に物理マシンとしてあろうと、アメリカに仮想マシンとしてあろうと、VRインタラクティブストーリーアクションであれば、じゅうぶん楽しめるように思います。
クオリティを追求するのであれば、お金をかけてゲーミングPCを物理マシンとして所有して有線接続するほうがよいとは思います。が、ケーブルが邪魔になることもありますし、人によって優先事項や妥協ポイントは変わってくるかと思いますので、今回のこの記事の内容を参考にしてみてください。

4) おわりに

「そんなゲームはじめたばかりのシーンをみただけではわかんないよ。ノアのライブシーンとか、巨大ロボの戦闘シーンがどんな感じかがわからないと参考にもならないよ。」と思われていらっしゃる方もいっぱいいらっしゃるようにも思っています。時期をみて、そういったシーンについても検証してみるかも知れません。が、興味をお持ちでしたら買ってみるのが一番手っ取り早いですよ。環境も感性も人それぞれですので。
また、Virtual Desktopを使えばケーブルに縛られることなくSteamのゲームを楽しむことができますので、そのきっかけになっていただけたりするとうれしいですし、「なんか文字とかが下のほうに表示されててゲームになんないんだけど」みたいなことになっていた方は、今回の動画をきっかけに「着席位置のリセット」という設定が存在することを知っていただけたならよかったです。

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