アーカイブにする

近年「アーカイブ」という言葉をよく見る機会が増えた。アナログ社会からデジタル社会に変化したことがきっかけであるだろう。残された記憶、記録はどのようにして後世に語り継がれるのか。

戦後75年を迎えた今年、戦争体験者が戦争を語り続けることが難しくなっている。また、語りたくないという方も多くいるだろう。しかし、戦争という事実を風化させるわけにはいかない。だからこそ戦争アーカイブが必要になってくる。

日本全国各地に戦争関連の石碑や資料館などがある。だがそれが無くなる、消されることを考えた際その記憶と記録はどこに行ってしまうのか。それは「無」になるのではないだろうか。

戦争資料を保有する人や場所が無くなると、その資料はどこに行くのか。記録の記憶はあるが記憶した記録がない。残った者から残された物を意識しなければならない。

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