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Xデザイン学校のリフレクションNo,1

はじめに

初めまして、UIUXデザイナーの須藤です。
2023年5月13日の今日からXデザイン学校ベーシックコースが始まり、初回はブートキャンプでした。
初回で既に自分の知識や考え方との乖離がすごかったのでリフレクションを残します。今までインプットしたことを書き留めて発信することがなかったので、このリフレクションを機会に少しづつ慣れていきたいと思います。

体験を経験に昇華して、概念化し試行する

経験が豊富という言葉あるが、体験が豊富とは言わないと先生がおっしゃっていた際に「確かに・・」と思いました。
現在業務でたまたま先月までのプロジェクトのリフレクションを行っており、再現性を高めるためにはどうすべきか膝詰めでディスカッションをしているので個人的にはタイムリーなお話でした。

今回のXデザイン学校での体験を体験で終わらせずに、多様な視点で振り返り、自身の業務やプライベートで試行を繰り返せるようになりたいと思います。

ディビット・コルブの経験学習論:
経験学習は、経験主義者による研究をもとに、デービッド・コルブにより提案されました。コルブは、「具体的経験」「内省的反省」「概念化・抽象化」「能動的実験」の4つのステップからなるサイクルを繰り返し、経験学習が行われると提唱しています。

「経験学習の基本と、効果を高める方法 チームでの振り返りが 「経験からの学び」を加速させる」J.H.倶楽部

UXデザインやデザイン思考を学ぶだけでは古い

デザイン2.0ではUXデザインやデザイン思考が登場し、今はデザイン3.0になってサービスデザインの時代になってきているとのことにハッとしました。(プレ講座でもありましたが・・・)

「UXデザインはユーザー向けの考え方であり、これからは利害関係者全てを含めたステイクホルダー向けのサービスデザインが必要である」

確かに社会の動きを見れば、SDGsに始まり企業活動において社会的責任を株主や世間から求められる時代になってきているので、サービスの設計も三方良しで考えるのは当然だと思いました。情報としては入っているのに、自分の視点や視野が固定概念化されていて、少し怖くなりました。
インプットしたことを未来志向で考察していく習慣をつけていきたいものです・・

新規事業開発におけるパーパス(存在意義)の重要性

サービスデザインのファーストステップである「ビジョン」を決めるデスクトップリサーチ段階では、問題発見が重要であり、今までできなかったことをできるようにすること(想像する未来とのギャップを埋めること)が本質であると学びました。
「協創」であるビジネスエスノグラフィについては今回が初耳でしたが、初めは「ふーん、なるほど」程度でした。

ただ、ワーク発表の際に「ユーザーの今の困りごとは放置して良いのか?」という意見に対して、「なぜその課題解決を自社がやらなければいけないのか、会社の存在意義に一致していないならボランティア団体ではないんだから、やる必要はない」と先生が回答されやっと重要性が理解できました。

企業が生存戦略として、新規事業を進めていくにはパーパス(=他社から見た自社の評価、存在意義)と一致した方針が必要であり、そのパーパスは時代と共に変化していくということです。

余談ですが、以前ベンチャー企業に勤めていた際に、ブランディングの一環で行ったコアコンピタンスを探るフェーズ時に、存在意義や自社の強みを深掘りしたのですが技術的なものしか出てこずに苦戦したことをふと思いました。
当時に戻れるのであれば、よりこの作業に時間をかけるべきであったと思います。

ペルソナ作成は新規事業創出に繋がらない

ペルソナって5人くらいにしか聞いてないのにそれでサービス設計するの?
ドキッとしました。
浅野先生にも御社やたらと作りたがるでしょ〜と言われてさらにドキドキでした。

確かに自分の経験上、ペルソナを作ることで得られる効果ははチーム内でユーザー像を共有できることでした。ビジネスモデル構築やサービス改善をする上では、インタビューによるペルソナ作成のみでは、ユーザーの課題を仮説立てるのに情報が不足していたのです。

ただ現場では、サービス改善を目的とした業務でクライアントから、ペルソナ作って、ジャーニーマップ作って、なんなら作った経験あるの?と求められるので難しいものです・・

■新規事業創出
手段:エスノグラフィ
イノベーションの探索ビジネスリサーチ(調査設計せずに長期で参加して観察)※デザイン思考・UXはこのプロセスを含めない

■現行の点検と改善
手段:行動観察
既存サービスの改善/ユーザーリサーチ(事前に調査設計をして、外部から見る)

■開発チーム内のユーザー層の共有
手段:ペルソナ作成をするためのインタビュー
←イノベーションは起きない

生存戦略を見つける

UIデザイナーはAIで民主化される絶好の的だと言われてかなりヒヤリとしました。(現在はUI周りのUXデザインや、UIデザイン制作が主業のため)
今後必要とされる能力は、アート思考を持って新規事業を開発できる戦略的リサーチ力なのではないかということです。

漠然と、ベンチャー企業にいた頃の新規事業部署の経験が楽しかったので、
将来的にはUXデザイナーになってより良いサービスを生めるようになりたいと思い、
UXデザインを学ぶためにXデザイン学校へ来たのですが(そもそもUXデザイン=サービスを新規創出できると思っていた時点で間違えでしたが・・)、悠長なことを言っている場合ではない!と少し焦りました。

「生存戦略」の方向性を見つけること、
身につけるべきスキルや視点を判断する力を身につけること
をXデザイン学校での大きな目的の一つにしようと思います。

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