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毎日ピアノを練習して思った事

去年の秋頃から毎日ピアノを練習しようと思い立ち、朝の洗濯タイム(洗濯機が洗ってくれるので)を練習時間とすることにしました。
もちろん、30分とか1時間くらい時間を取ってじっくり練習する方が良いのですが、「毎日弾く」ということにこだわってみようという謎の誓いを立ててしまいました。
なぜ朝にしたかというと、以前は夕飯後の21時までに練習時間を決めていた割には、何かと言い訳をつけてしまって練習しない日が多くなってしまったからです。
ずっと在宅ならば、昼間でもいいのでは?と思うでしょう?
でもそうすると眠気の方が勝ってしまって練習するには効率が良くなかったから。
それで朝練習を選んだというわけです。
日によって、1ページ分を弾くだけに集中して10分で終了する日もあったり、ノリに乗って1時間近く(間に洗濯物を入れ替えたりしながら)燃えている日もありました。

こんな調子で続けていて、練習の成果はどこで出てくるのか実感があったのかどうか?という事は継続して3ヶ月後の「クリスマス発表会」にわかることとなりました。
このクリスマス発表会は、学生時代の友人が主催するピアノ教室のイベントの一つで、1年の間に音楽ホールでメインのピアノ発表会・クリスマス発表会と2つの会が開催されるのです。
今回の会は、某所で録画したものを生徒さんの関係者だけが閲覧できるYouTube上での開催となりました。
YouTubeでの開催はもう数回目なので、友人の動画投稿の段取りはバッチリ整っています。

曲は独奏でYOASOBIの「群青」、友人と連弾で映画「蜜蜂と遠雷」の月をテーマにしたメドレーを演奏しました。





この2曲は毎日練習しました。
特に「群青」は両手のリズムをうまく掴むのに苦労し、長い期間ずっとゆっくりテンポで練習して乗り切りました。
速く弾けるようになってからも1ページづつ細切れに練習したり、我ながら辛抱強い日々を過ごしていたのですが、なんとか本番までに力を抜いて演奏できるまでに持っていくことができました。
「蜜蜂と遠雷」の方は、友人と練習をするために少し早めに仕上げる事が必要だったので群青よりも多く練習していたのですが、どうしても弾きにくい場所があって直前までヒヤヒヤしていました。



そしてクリスマス発表会の収録当日がやってきました。
先に連弾の録画撮りを始めようということで、友人と演奏し、当日まで気になっていたところは、悩んでいたのが嘘のように何回か撮り直している間にスッキリと弾けたので、そこで満足して終わることにしました。
独奏の録画は時間内であれば好きなように撮っていいよ、という友人の言葉に甘えて、日頃から弾いていた別のクラシックの曲も合わせて4曲を演奏し録画しました。

どの曲も弾いていて感じたのは、鍵盤が指としっくり馴染むのです!
これはかなり気持ちが良いんです。
学生時代に一日中練習していた頃の「鍵盤が指に吸い付くかのような」思い通りの弾き方が、8割ほど戻っている感覚なのです。
ただ集中力は相変わらず散漫なので、ところどころ「あちゃー」と残念な箇所はあるのですが…。
それでも、ピアノを弾くことをこんなにも楽しめるということが素直に嬉しかったです。


長い年月ずっとピアノと向き合ってきたにも関わらず、それは自分にとっては当たり前の事と思っていたのですが、やっぱりこれからも、おばあちゃんになっても弾いていたいと思うので、諦めずにピアノを練習したいのです。
「おばあちゃんでもピアノ」というモデルは、私の大叔母なのですよ。
80歳を過ぎてからの同窓会で、ミニコンサートをしたこともあるよと、嬉しそうに話してくれました。


年末に感じたピアノを弾く喜びを忘れないようにして、これからも練習を続けようと思います。

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