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私のバレンタイン

たぶん初めてチョコレートをあげたのは小学校3年生の頃。
同じクラスの男の子にチョコを溶かしてハート形にしたものを渡したんだっけ。
渡したら、ちょっと迷惑そうだった。もう何十年も前の事。
後日、母親同士が話していて、その男の子は大事に少しずつチョコを食べていたらしい、ということが判明した。
これってどういうこと?嬉しかったの?どっちなんだろう、と幼い心に残る出来事。
その後も誰かに渡した記憶があったけれど…。どうだったかな?

それからだいぶ経って、当時まだ幼稚園児だった娘が男の子にチョコを渡すことになり、一緒に作って渡した。
そうしたら…やっぱり相手の男の子は迷惑そうだった。
昔の私の記憶にあったシチュエーションと違うのは、そこに男の子のお母さんが居合わせていて、
「嬉しいのに、天邪鬼なのよね〜男の子って。」と話した事。
その時、ふと子ども時代のバレンタインを思い出した。

娘のバレンタインでの出来事を、担当美容師さん(男性)に話したら、
「男はそんなもんですわ〜。もう照れ臭くて、チョコをもらってもちゃんとお礼なんて言えなくて。恥ずかしいねん。」
なんだ、そうだったのか〜。
まぁそういうことにしておこう。



もうすっかり成長した娘たちは、高校時代は友チョコ作りに精を出し、私の出番は「材料の提供」のみ。
特に次女の友チョコは、部員数がとても多い吹奏楽部所属だったために、バレンタイン当日は、作ったチョコやクッキーをジップロックに詰め込んで、お重のように重ねて持ち運んで、大騒ぎだった。

それから、今。
大学生になった娘たちはそれぞれに、バレンタインを過ごすのだと思う。
私は、もう25年ほど一緒にいる夫に何を渡そうか思案中♪

それぞれのバレンタイン。

これが私のバレンタイン。

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