見出し画像

ヘルスケア・レストラン創刊30周年記念フォーラム

 先月の祝日に、日本医療企画のヘルスケア・
レストラン創刊30周年記念フォーラムに
現地参加してきました!遅くなりましたが、
ざっくりとした内容と私の考えを
まとめてみました!!


 Lecture1では「管理栄養士としての
新しい生き方を求めて
」というタイトルの
お話でした。管理栄養士の職域の広さややりがい、
求められるスキル、講師の先生がご活躍されている
自治体の活動内容についてのお話等、
盛りだくさんでした。

 管理栄養士に求められるスキル常に勉強し
続ける姿勢
コミュニケーション能力協調性
挙げられていましたが、私は常に勉強し続けること
が特に大事だと思います。職場の同僚たちを
見ていると、どうしても知識がアップデートされて
いないなと感じることがあります。
医療は日々進歩するので、私たち医療従事者も
知識をアップデートしていかないといけないなと
思います。


 Lecture2では「術前術後の栄養介入と
管理栄養士に期待すること
」というタイトルの
お話でした。講師の先生は脱水関係のお話で
ご高名なドクターでした。

 近年、周術期栄養管理実施加算が創設され、
術前後の栄養介入の重要性に注目が
集まっています。周術期の管理において
管理栄養士に期待することは4つありますが、
Skill Mixを担えること、術後回復促進策の実践、
DREAMの共有の3つが病棟配置に価するだそう
です。色々聞きなじみのない用語がありますね💦

 まず、Skill Mixとは『医療チームの中での
職種間の役割の補完・代替関係、
広くはチーム内部の職種混合のあり方や職種間の
権限委譲・代替、新たな職能の新設などを指す概念
01-会長講演-中村_CS.indd (jst.go.jp)」より
抜粋』ということだそうです。
長文で分かりにくいですが、いわゆる病棟配置型で
質の高い栄養管理を提供できるってこと
でしょうか。

 また、DREAMとは飲水、飲食、離床のこと
だそうです。特に他のセミナーでも急性期病院に
おけるリハビリやプレハビリテーションという概念
も注目されています。術前の栄養状態をなるべく
高い状態にし、術後早期にリハビリを
開始することで、在院日数の短縮につながります。
術前術後どちらも栄養管理は大切です。


 Lecture3は「入院栄養管理体制加算と
管理栄養士の役割
」というタイトルのお話でした。
私は宮澤先生のお話を生で聴きたかったので、
翌日は仕事でしたが、現地参加しました!
 医師や看護師の業務をコメディカルへ
タスクシフトするという話が多々出ておりますが、
単に権限を譲渡するとどうしても丸投げに
なってしまう。
 当院では電子カルテで管理栄養士が食事オーダを
することができるようになっていますが、
新病院となって初めて電子カルテを操作する方が
なかなか操作方法を覚えようとせず、管理栄養士に
食事オーダを依頼することがあります💦
私は自分から食事内容をご提案した場合は
管理栄養士で食事オーダを入力する必要があると
思いますが…こういう部分が難しい現状だなと
思います。

 よく宮澤先生のご講演では特定機能病院の
病棟配置率が話題として出てきます。
私は特定機能病院に前職と現職(本院のみ)、
臨地実習で色々見てきていますが、特定機能病院の
離職率が高い等、そもそも人手を確保するのが
難しいが、従事しなければならない業務も
病床数に伴って多くなるので病棟配置するには
障害が多いなと思います。
 前職でいうと私が在籍していた2年弱で5名程度が
退職していますので、常に人手不足でマイナスで
栄養指導や栄養管理計画書の作成をこなす
日々でした。まずは人手を確保すること、
人材育成をしないと病棟配置は困難です。
管理職のマネジメント能力が重要と宮澤先生の
ご講演で聴きましたが、まさに管理職の
マネジメント能力で左右されると思います。
私は管理職までまだまだ遠い位置におりますが、
マネジメント能力はどうしたら身に着けられるのか考えています。管理職になってからでは遅いと
思っているからです。

 タスクシフトというのは簡単です。
タスクシフトを担える能力がないと、
管理栄養士は他職種から取り残されてしまうなと
感じます。そのためにも日々の勉強、アップデート
が重要なのです。
私は11月に病態栄養専門管理栄養士の試験を
受けました。次はどの資格を取得するか、
何の分野を勉強するか色々考えている日々です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?