持ち家の売却③

家を売ることについてはかなり悩みました。
新築のマンションでしたが、無理のない範囲で返済できていましたし、家族の思い出が詰まった家です。
ただ、家にいても休まるどころかしんどくなることも事実です。

仲介で売るか、買取で売るかについても両親や友人にも相談しました。
やはり、高く売れる仲介で売る方を勧めてくれる人が多かったです。

私自身、業者が仲介に入って売るプランを見せてもらいましたが、
かなり高い金額を提示してくれました。
ただ、本当にその値段で売れるかわからないし、いつ売れるかわからない。
賃貸に引っ越すにしても、その間は住宅ローンと家賃をダブルで払わないといけません。そこに婚姻費用がのしかかってきます。
なにより、ファミリー層向けのマンションだったので、内見に来る方は、新婚やファミリー層が多いだろうとのことで、
その時の自分の精神状態ではますます落ち込んでしまうだろうと思っていました。

買取は、はんこ一つで契約できます。
登記の書き換えや修繕もすべて業者が責任を持ってくれます。
契約後、引渡しの時期もある程度調整できます。
引渡しまでの間に、引越し先を見つければいいわけです。
その代わり、仲介に比べるとかなり金額は下がります。

悩みましたが、買取で売ることにしました。
弱りきった自分の精神状態では、仲介で家が売れるのを待つことは耐えられないと思ったのです。

ただ、自分の中でラインを決めて、業者に「この金額で提示してもらえたらすぐ契約します」と交渉しました。
営業さんは、一旦持ち帰りますと行って帰り、翌週、私の要望した金額でもってきてくれました。
その金額で買い取っても十分利益が出ると判断したのでしょう。
引渡しは、ローン残債の一括返済までのタイムラグも踏まえて、契約日から2ヵ月後としました。

こうして、私の持ち家を手放すことが決まりました。

次は、私の課題は、新たな引越し先を見つけることです。

次回に続きます。

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