猫の生食を2年続けて分かったメリット・デメリット

こんにちは、ぬしすです。

私はSNSで飼い猫の動画を投稿しているものです。
現在総フォロワー13万人。

うちには4匹の猫がいるのですが、4匹とも「生食(なましょく)」といって、生のお肉を中心とした食事を与えています。

生食をはじめたのは2022年の2月ごろだったので、ちょうど2年経ちました。

犬の生食は取り組んでいるかたが多くわりと情報が出回っていますが、猫はあんまり見かけません。

そこで、少しでも猫の生食に興味がある方のお役に立てたらと思い、わたしが感じたメリット・デメリットをまとめました。

猫の生食のメリット

・添加物のない食事を与えられる


生のお肉、内臓、骨、野菜等、基本的に加工していない食品を与えるので、添加物は入っていません。
私は無添加至上主義というわけではないですし、カップラーメンも大好きですが、うちの猫の食事に関してはなるべく避けたいと考えています。

・毛艶が良くなった


特に、マンチカン(オス)のココスの毛艶が劇的に改善しました。
4歳でお迎えした時は、獣医師さんも推奨している某カリカリを食べていました。毛がとても硬く、ボサボサとしていました。
はじめての短毛種だったので「短毛はこんなものなのかな?」と思っていました。

しかし、生食をはじめて1週間ほどすると、あんなに硬かった毛が少しずつふわふわに!どんどん毛艶が良くなりました。

今ではTikTokライブで「毛艶がいいですね」と言ってもらえるほどに。

ただ、メインクーン(メス)の蓮子はカリカリでも生食でも毛艶は変わらずきれいなので、これは個体差があると思います。

・便が臭くなくなった&回数と量も減った


これは4匹全員に共通します。
猫のウンチは臭いという印象があると思いますが、生食の猫のウンチはまったく臭くありません。
カリカリの時と比べると、色が黒く、硬く、量も少なくなります。

これは、カリカリなどのペットフードと比べて生食は吸収効率がよいからだと聞きました。


・(ココス)ダイエットに成功した


元々カリカリ置き餌にしていたのですが、1日2回の生食に変えて、太り気味だったココスがちょいぽちゃ(笑)程度までダイエットに成功しました。

これは、置き餌をやめたことが大きかったかもしれません。

・(ココス)下痢が改善した


お迎えした時してからずっと軟便だったココスが、生食にしてから健康なウンチになりました。
これも1週間ほどで効果を実感しました。

猫の生食のデメリット

・栄養バランスの計算が必要


お肉といっても、赤身だけを与えればよいわけではなく、内臓や骨などをバランスよく与える必要があります。
犬に比べたら少量ですが野菜も少しは必要です。
また、生食だと摂りづらい栄養素はサプリメントやトッピングで補います。
お肉も毎日鶏肉では栄養が偏るので、馬、鹿、牛などローテンションもある程度必要。

調べれば調べるほど与えた方がいいものや栄養素の話がでてくるので、正直どこまでやるべきか難しいです。
この辺は、自分でルールを決めて運用しないと頭がこんがらがります。

食事の用意に時間がかかる


基本的にお肉は冷凍保存になるので、解凍→猫が食べやすい温度に湯煎で調整して与えています。
慣れれば特別大変ではないですが、カリカリに比べるとうんと手間です。

普段は感じませんが、体調が悪い時は「ああ、ご飯の準備しんどいな」と思います。
そんな時は無理せずカリカリを与えたり、いつもより簡素な準備で済ませるようにしています。

・食費がかさむ


栄養やローテーションを考えてお肉を購入すると、意外とお金がかかります。うちは2匹の時は約1万円でしたが、4匹になって3万円ほどかかっています。
大型猫が2匹増えたため、食費は単純に2倍ではありませんでした笑

とはいえ、猫用のプレミアムフードも結構お値段しますよね。
なので、金額的には出せないことはないと思います。どちらかというと栄養計算や手間が生食のハードルとして高いと感じます。

・冷凍庫のスペースがある程度必要


冷凍便は送料が高いので、1〜2ヶ月分をまとめて買ったりするので冷凍庫のスペースはあればあるほどよいです。
最初はいろんなお肉を購入できるお店で買っていましたが、猫の好みや品質の問題などで「馬肉はここ」「鹿肉はここ」などバラバラのお店から買うようになり、さらにスペースが必要になりました。

今は猫用に1台専用の冷凍庫を使用しています。
が、家族用の冷凍庫も間借りしています笑

・家族に食事の世話を頼みづらい


用事で数日家を空ける時は、母や兄夫婦に猫の世話をお願いしています。
猫たちの食事は4匹それぞれにカスタムしすぎていてそのまま引き継ぎすることは不可能になってしまっています。
また、これは食事の問題とは別ですが、私がいないと食が細くなる子もいます。
なので、自分が留守の時はカリカリに食いつきの良いウェットフードやおやつをトッピングして与えてもらっています。


いかがでしたでしょうか?

私は猫の生食に関して、興味がある人にはおすすめしますが、そうでない人には特におすすめしないスタンスです。

やったらやった分、メリットはありますし、いろいろ凝りたい人にとっては楽しいと思います。

その分、今までより食事への責任も感じますし、続けるとなると面倒臭いこともあります。

でも、生食仲間ができたらうれしいなとも思うので、もし「生食やっているよ!」という方がいたら、気軽にコメントなどいただけるとうれしいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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