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AWAKEでスタッフになったということ

お久しぶりです。
上半期10選も書けていない状態ですが、ここ数週間で私のVRC生活にも大きな変化が何個かありまして、そのうちの一つ「V-kitazawa AWAKEでスタッフになった」ということについて書いてみたいと思います。

時をさかのぼること3年4か月前、2018年4月2日にのらきゃっとの配信切り抜きをニコニコ動画で見たところから始まります。そこからのらきゃっとさんやロボ子さん、3Dを持ってるVTuberを中心に個人から企業勢まで追いかけていたのが私の原点です。詳しい話は以前書いた「2021年3月21日のこと」に書いているのですが、VRCに来たきっかけの一つに

この配信の影響があることは確かです。
今では当たり前のように個人も企業も3Dを持ってるけど2018年1月末の時点で3Dを持ってるVTuberって本当にすごくて、そんな時代にこれだけ多くの3D持ちVTuberがコラボして配信やってるってむっちゃ夢じゃないですか。そんな夢に憧れて2019年2月2日にVRCのアカウントを作るわけですが、今となってみると配信の出演者様の何名かは毎週のように会うフレンドになっていたりしています。そしてここでこのnoteの舞台「V-kitazawa AWAKE」のYAMADA氏や「Club Reflain」のOz氏を知りました。2年半前に見た夢の向こう側の人たちで、私がVRCを始めたきっかけの人で、私がVRCを始める前から知ってるフレンドで、私が勝手に尊敬しているすごい人たちです。そんなすごい人たちとフレンドになれると思っていなかったので、YAMADA氏があのYAMADA氏で、OzさんがあのOzさんだと気づくのに数か月を要したくらいです。

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ここでV-kitazawa AWAKEの紹介を。ポピー横丁やVket4「Worldend Utopia」Vket5「メテコレプカ」、「素描部駅(Skeb)」等のワールド作者で知られるコクリコさんがワールドを制作し、Johnny HenryのYAMADAさんがオーナーをされているVRChat上のライブハウスです。よしたか先生のTopazchatによる低遅延高音質の音響設備、Tylorshineさんが開発しスタッフがリアルタイムで操作する多様な照明ギミック、配信者向けのドローンカメラ、Voxelkei氏による他インスタンスへの3Dリアルタイム配信、VRCアカウントを持っていなくてもステージ上に立てる透過スクリーンなどなど…
V-kitazawaの最寄り駅「V-kitazawa STATION」というワールドがあったり、駅からライブ会場まで期待を高めながら歩いて行けたり、現実のライブハウスに準じた導線・設備が確保されていたりするところも私は好きだったりするんですけど、とにかくこのVRライブハウスにはいろんな魅力が詰まっています。
そんなV-kitazwa AWAKEでは月に数回イベントが開かれ、バンドだけでなく弾き語りや歌、ラップバトルにDJ、ダンスや漫才によるステージがあります。AWAKEには様々な表情があって、それに魅了された人々が遊びに行き、ライブ後は楽しかった~と言いながら駅まで歩いて別のワールドへ移動していくのです。そんな雰囲気が私は好きです。

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そうそう、私はVRCで暇になったときにPublicにも行くのですが、基本的にはポピー横丁であることが多いです。深夜~早朝にかけての時間帯、左の路地で舞い踊りながらDJを聞いたり、突き当り奥で弾き語りを聞いたり、右奥のバーでフレンド達と酒を吞んだり、雑踏の音を聞きながら寝たり、いろんな人とポピー横丁でフレンドになりました。日常としてポピー横丁を過ごすことが多いから時間のわりにあまり思い出は残ってないけど、それくらい多くの時間をすごしたワールドです。私がワールドを作るときに少しばかりポピー横丁やVRC音楽勢のことを考えながら作っているのもあるのですが、ポピ横・AWAKEを作られたコクリコさんはすごいなぁとよく思います。

だからこそSLTでYAMADA氏に「nusaちゃんAWAKEのスタッフやらない…?」と言われた時、嬉しかったです。そしてこれが私が初めてスタッフとなったイベントになりました。

そう、私がVRCのアカウントを作って2年半弱、スタッフをやったことはありませんでした。

VRCのイベントには主催のほかにスタッフ・キャストと呼ばれる方たちがいることがあります。イベントにやってきた方々にイベントの趣旨を説明をしたり誘導したり集合写真の呼びかけをしたり接客したり、ゲストのサポートをしたり、人気イベントとなればインスタンスが複数に分かれるためインスタンスの管理人として他インスタンスの様子をDiscord通話で連絡しながら…等の様々な事務的な作業があります。私自身はそういったスタッフをしたことはありませんでしたが、自分自身が楽しむのももちろん、人に楽しんでもらうことも考えながらイベントの進行を円滑に進めるサポートをする役割を担っている方たちだと認識しています。所詮VRCがゲームの中の話とはいえ、責任を感じることも多そうだし、私自身まだ未熟であるため、私が求められるまではそういったスタッフ・キャストに自ら立候補することはありませんでした。

そしてAWAKEの場合、もちろんワールドや雰囲気が好きだったり、VRC音楽勢に何かしら恩返しがしたかったりというのもありましたが、YAMADA氏の誘いだし、そしてVRCで流れてる音楽が好きな私だからこそできること、やってみたいことがあるかなと思ったりもしました。

AWAKEのスタッフに思ったことはそれだけじゃなくて、例えば場の雰囲気に合わせて音をつなぐのがDJ(Disc Jockey)、映像を映すのがVJ(Video Jockey)ならば、演者のイメージや曲に合わせて照明の色や光り方を調節するのはWJ(World Jockey)ともいえるのでは…とか。
これに関してはトネボクのVoxelKeiさんやらくとあいす先生、キヌさんのライブや煉獄丸先生といったパーティクルライブ作家、リアルワールドでそれを行っていたKu_Ambientflowさんなど様々な先駆者がいると思いますが、Audio ReactiveやParticle Live、ProjectionMappingといった単語が似たようなところになるのかもしれません。だいふくさんのMAGENTAにおいては光に加えてコントローラーの振動まで加えたより次元の高いWorld Jockeyが行われていますが、AWAKEはYAMADA氏のこだわりでリアリティがあるからこそ複雑な照明ギミックになり、そして人力リアルタイム照明による臨場感があります。これらはVRCのライブハウスとしてよく挙げられるClub ReflainとSpotLightTalks、CLUB RUINS(Fes)にも共通していて、どれもよく考えられているなぁ~と思っていたりします。このWJという概念は私が勝手に名付けていたりするのですが、VRCならではの演出も、よりリアリティを求めた演出もVJ以上に効果を感じると思ったりするので、DJ,VJに次ぐWJ、流行りませんかね。

そんな色々な感情が混ざり合って私はAWAKEのスタッフになりました。


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誘っていただいたのは6/27の未明?早朝…?だったのですが、6/27の夜には早速V-kitazawa AWAKEで「VRJUNCTION」という、文化と次元と音楽の混ざり合う面白いイベントがありました。このイベントもむっちゃくちゃ面白かったのでいずれまたnoteに書いてみたいとは思っていますが、このイベントの終了後に初めてAWAKEの照明ブースを案内してもらいました。この時はVRの調子が悪かったのでデスクトップでログインしていて、アバターもいつも通りの量産型のらきゃっとアバターだったのですが、照明ブースを案内してもらっているうちに思ったことが、照明の操作盤がますきゃっとには低いな…というところでした。んで、私なりの解決策が「アバターを買う」ということでした。

私がVRCを始めてから2年5か月、無料アバターも何体かありますが、ちゃんと購入したアバターはますきゃっとヴィオラを演奏できるファルカスの2体のみでした。前者は言わずもがな、後者はヴィオラ経験者ということでアバターのテスターをさせていただいたことから購入しましたが、ときどきおとあそびでヴィオラを演奏するとき以外は基本的にますきゃっとのみ、私といえばますきゃっとという期間が2年以上続いてました。これには量産型のらきゃっとのアバターとしての完成度とかのらきゃっとへの愛とか色々な理由がありますが、それくらい私が「アバターを買う」ということは特別なことだったりします。


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そしてAWAKEには色々な思いがあるので、「アバターを買う」という決断をしました。選んだアバターは「のらきゃっと」「量産型のらきゃっと」のアバター作者、長兎路こよりさんの販売アバターから「フィリナ」になりました。レイニィでは身長が高い、マロン・ファジーよりはフィリナの方が使用しているフレンドが多い、サンプルアバターを着てみてますきゃっとと似たシンクロを感じたため、ショートヘアなので揺れ物が少なく軽量化がしやすそう、などの理由です。そして購入してまずやることは軽量化でした。あくまでAWAKEスタッフ用で、ステージ上の演者や観客に楽しんでいただくときの妨げにならないように、辺りの観点からまず軽量化をしました。あと、AWAKEで私がやりたいことの一つに「ライブカメラマン」があったので、VirtualLens2を組み込む前提でVery Poorにならないようにと、まずBlenderを通して不要なボーンとメッシュの削除、衣装の着せ替え、GIMPでテクスチャも統合して、DynamicBone抜きでExcellent、DynamicBoneあり/VirtualLens2組み込みでMediumのフィリナちゃんができました。


そして7/10のGrenade_vol3が私の初めてのスタッフイベントとなり、そして7/18にはフルトラで参加する初めてのイベントがAWAKEのAccosticNightとなりました。私がVRCに来るまで、そして来た後、いろいろな節目にYAMADA氏とAWAKEがありました。これからも楽しみにしています。そしてよろしくお願いします。以上、AWAKEのスタッフになったことについて色々書いてみました。AWAKEのスタッフになったということ、AWAKEだからこそスタッフになりたかったということ。それがこの記事で伝えたかったことかもしれません。


※私が勝手にYAMADA氏やAWAKEに抱いてる感情なのであって、AWAKE公式の見解ではありませんのでご了承ください。

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