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DeepChord Presents Echospace/Liumin(2CD)その1

2010年リリース

レーベル:Modern Love

視聴方法:音楽プレイヤー(日本盤所有)

国:UK

ジャンル:Ambient,Dub Techno/Field Recording

評価:10/10

文句の付けようが一切見つからない最高級品アルバム
といっても、本編のLiuminだけなら最高!で終わるところ
2枚目のアンビエント作品が素晴らしすぎて一時期この世界から抜け出せなくなった
怖い怖い

☆Liumin編

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・In Echospace
非常に灰色な空気感を持ったアンビエントから作品は始まる
曲名がIn〜なので世界観に入り込むための導入曲では無いのか?(催眠みたいなもん)

・Summer Haze
キックが入る
非常に透明さがなく、それでいて清涼感がある
キックとシンセ、というより後ろで鳴っているパーカッションの役目が大きい
緩やかに曲は進んでいく

・ Sub-Marine
一時休憩
空間シンセはなりを潜め、パーカッション主体で展開
ただ、裏で鳴ってるアンビエントシンセのおかげで空気感がさほど変わらないのが良い

・Burnt Sage
フィールドレコーディング開始
コンビニ?の入店音とレジの音
そこから悲しくも優しいシンセが加わる
遠い世界へ向かう準備みたいな
キックも下げられ、より世界へ没入していく

・BCN Dub
ベーチャンみたい
混ざりけ無しのダブテクノ
若干民族っぽい
曲は当然の如く長い

・Firefly
都会の喧騒からスタート
非常に力強いシンセ音、ベースの役割を担うような
デトロイトテクノ感がある
浮遊シンセと硬いハイハット、重低音ベース
キックが弱め
普通に踊れそうなアッパー曲(アルバムの中では)

・Maglev
女性の喋り声からスタート
過剰なフランジャー音が印象に残る

・Float
再び前半のようなアンビエントシンセが鳴り響く
すごいざっくりした例えなんだけど、UnderworldのPearl's Girlのあのシンセ部分がだいたい鳴り響いている感じ
音は違うけど
アンビエント作品、キックは鳴るが耳には残らない

・Warm
神々しく灰色なアンビエント
街頭広告の音や、足音、小銭を落とした音
その他環境音が随所に練り込まれている
日本語音声で、シンセが沈みこんでいくような音なので非常にディストピア感がある
だけれどもとてもとても安心する曲、堕ちる

長くなったし、2枚目の方が文章多くなりそうなのでその2へ




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