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Points of you®︎(コーチングカード)で体験したこと


Points of you®︎とは

先日、Points of you®︎( https://points-of-you-japan.com/ja/about/ )というイスラエル生まれのコーチングゲーム体験をしました。その後、違った視点からこのワークを更に理解していく為に、違う講師の無料ワークショップと有料(対面)ワークショップ(L1)を体験してきました。

Points of you®︎自体はイスラエル人のフォトセラピストとコーチが2人で立ち上げた会社です。ツールとしては、様々な写真に言葉が添えてあるものや、写真だけのカード、言葉だけ、質問だけのカードなどがあります。

受講した目的は、ツールを使ってどんな事が出来るのかを知ることで自身のコーチングセッションやワークショップに変化や彩りを加え、自分も参加者も楽しめる選択肢のひとつになったら良いな、と考えたことです。

一番の体験

多様性という言葉を日常様々なところで見聞きするようになり、私たちは皆違っているのでそれ故に物事を見る視点がそれぞれ違うよね、という言葉をよく聞きますし、頭では分かっているものですよね。

でも、
知識として知っていることと、
体験として知っていることは違う。

このことを体感出来た時間でした。

ワーク自体はシンプルで、
1.  一枚のカード(写真に言葉が付いているもの)から、場面やストーリー、誰といるのか、周りの景色はどうか、好きか嫌いか、など自分の感覚で自由に感じる
2.  グループディスカッションで同じカードから自分が感じとった写真の状況、ストーリーを伝え合う
3.  グループから戻って全員の場でお互いのストーリーや学びをシェアする

という流れでした。

このPoints of you®︎コーチングカードは私にとっては不思議で、写真と言葉が全く一致していないように見えるものがいくつもあります。
(もちろん私の主観もあるのですが、コーチ仲間からも同じ感想がありましたので個人差はあれど、ある程度そう感じるものがあえて入っているのかもしれません)

この写真と言葉の不一致に、私は違和感と不快感を感じました。

“なぜ、その場に少なくとも2人はいて、笑っている写真に”Alone”という言葉が付いているのか?(Aloneではないし、寂しい感じもしないのに)”
“なぜ、楽しそうに泥まみれになって遊んでいる足の写真に “困難(Difficulty)”  という言葉が付いているのか?(楽しそうな写真に苦しそうな言葉が付いていることがなんだか心地良くないなぁ)”

写真と添えてある言葉に相違を感じると、気持ちが悪いような、なんとなく嫌な感覚、違和感を覚えました。

すると、同じグループの方がこんな風に仰いました。

「この女の子はブランコに乗ってカメラに向かって笑っているけれど、私には作り笑いに見えました。撮影者は親ではなく、この子の親はいつも忙しくて一緒に遊んでくれない。だから代理の大人が撮影した。女の子は本当は寂しくて、誰かと一緒にいるけれど、独りぼっち(Alone)を感じている写真に見えます」

別の方からは、こんなコメントが出ました。

「例えば、この泥まみれになって遊んでいるように見える写真に付いている“困難”という言葉。どちらの足がより泥だらけか比べるために写真を撮ったんだけど、どちらも同じくらい泥まみれになっていて、順番が付けられないから困難っていう見方もあるなっていま思いました」

このコメントで、私が感じていた違和感や不快感がすっと流れた感覚がありました。まさにこれがPoints of you (自分の視点、他者の視点)だなぁと。

日常生活でこの視点をどう活かすか

どのような視点・ストーリーを想像すると、そのカードの中で起こっている(かも知れない)状態に自分の中で心地良い接点を見つけられるだろう。

違う人間に全く同じ出来事が起こった時、それを好意的に捉える人と、そうでない人がいるように、自分の主観というのはそもそも自分の創り出したストーリーであって、全く別の解釈を同じ事実に置き換えることも出来る。一旦置き換えてしまえば、今度はそれが自分の生きるストーリー、体験になる。

主観は自分の過去体験やその時の感情が創り出しているもの。

気持ちが悪いと感じたカードと向き合って、自分が心地良いと感じるストーリーに置き換える練習をする事によって、いま起きている不快な現実を有り難い現実、感謝の対象に変換する事も可能かもしれません。

トライしてみて本当に不要と感じたものは素直に手放せば良いし、見方が変わって心地良くなり安心安全な場を自分自身で創り上げていくことがあれば、それも良い。どちらにしても自分を知る事で、より自分自身を大切にするエクササイズになるなぁと感じました。

みなさんは、この写真をどんな風に受け取り、どのようなストーリーに解釈されるでしょうか?また、好きでしょうか?嫌いでしょうか?それはなぜでしょうか?

Points of you®︎
Points of you®︎
Points of you®︎

日によって、同じ写真を違う感覚で受け取る事もあるかもしれません。

同じワークショップに参加された全員がきっとそれぞれ違う体験、気づきを手に入れているはずで、だからこそ実際にその場に飛び込んで自分自身で体験してみることで自分だけの学びを手に入れるのだろうと思います。

もうひとつ先のワークショップ(L2)に参加出来たら、次は体験講座の開催にチャレンジしてみようかな。

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