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ぐt、総括!シンシナティ・レッズ

1,どうして、どうしてこうなった……?

前半、あれほど期待されたのに結果ショボーン(´・ω・`)という結末になってしまったシンシナティ・レッズ。
7月にとてつもない輝きを見せ、エリー・デラクルーズもメジャーデビュー、ユニフォームへの長名も話題になったクリスチャン・エンカーシナオン・ストランドも加入した、というのにもかかわらず気付けば82勝80敗。シカゴ・カブスにまさかの1ゲーム差で3位に落ちてしまった。
どうして……どうして……。
どうしてこんなことに……。

いや、わかっている。
わかっているのだ。
グレアム・アシュクラフトハンター・グリーン辺りが怪我で離脱したタイミングだ。二人とも何度怪我したのか。
そこにジェイク・フレイリーも怪我ときたもんだ。7月の姿と9月の姿は全く違うものになっていた。
このチーム、とにかく怪我が多い。この前活躍していたあいつやこいつが気付けばDLリスト入りしている。それも60日だ。10日ならまだましだ。60日、60日だ。おまんら、おまんら……。

カート・カサリの離脱もでかかった。
元々ルーク・メイル、カート・カサリ、タイラー・スティーブンソンといった捕手陣で回すことで誰が代打に出されてもよければ、そうでなくても疲れる捕手ゆえに休みをきちんととれる仕組みをつくれたからこそ安定した投手陣を形成できたのだ。
やはり捕手なくしていいピッチングはできない。今年のシンシナティ・レッズをみて改めてそう思ったものだった。
しまいにゃカート・カサリ怪我してるし。おみゃー去年タイラー・スティーブンソンがいなくなって投手陣崩壊したことからなーにを学んだってーよ

捕手陣が崩壊したからそれに準じて扱った中継ぎ陣が崩壊。
アレクシス・ディアスイアン・ギバウトルーカス・シムズはよーやった。
この三人に隠れがちだけどバック・ファーマーアレックス・ヤング、途中加入のサム・モールもよくやった。デレク・ローは途中崩れたけどよーやった。ティジェイ・アントンははよ怪我なおそうな。
それゆえに先発のふがいなさが気になる。力はあるけど怪我をするアシュクラフト、グリーン。それ以外は安定感に欠ける。今年出てきたばかりのアンドリュー・アボットにエース取られるってどういうこったおみゃーら。
それ以上にチーム最多勝がディアス、その次がギバウトってどーいうこったべさ。彼らの才能を天下に示したことにはなったけどこれいいかえれば先発が完全崩壊してブルペンが必死になって抑えたってことやんか。世間はQSが大切、っていってるけどな。それは勝利に貢献したことが重要やねん。どれだけQSが素晴らしくてもここぞの場面で降りてたらあかんねん。それは先発である必要ないねん。勝利投手の価値は下がった、って言われるけどそれは点の取り合いゆえに不確定要素が絡むから相対的に下がったってことであって、6回3失点以内でマウンド下りたらなんでんかんでんセーフってわけやないねん。結果チームが負けてたらアウトやねん。

そのうちマット・マクレーンも怪我して消えてずだぼろになったシンシナティ・レッズ。
どぼじでごんなごどに

2,不可解な補強、采配

いや、わかんねん。
ハンター・レンフロー、取らないよりとったほうがええのはわかんねん。特に打点の要たるジェイク・フレイリーを失ったからな途中。
でもな、それは本来ならばエリー・デラクルーズやクリスチャン・エンカーシナオン・ストランドが担うことやし、そうでなくてもスペンサー・ステアーウィル・ベンソン達が埋めていかなあかんねんな。
でもお前、今年の課題はあからさまに先発投手やったろ。
今年のレンフローみてみ?ホームラン打つけど打率ボロボロやったで。日本に住んでるからよくわかる。エンゼルスが大谷翔平とマイク・トラウト以外頼りにならんてため息ついてるの。
結局レンフローを最初三番に置いてたのに、あんま打てんとどこに置けばいいか分からなくなって、レンフローもどう打てばいいか分からなくなって打線ぐちゃぐちゃ。
結果リリースってなんやねん。アキーノみたいになってるやんか。

しかし正直今年の後半苦しんだのもわかる。
目立ちたがり屋のデラクルーズがメジャーに昇格したからな。
考えてみたらデラクルーズが上がってから歯車が狂い始めた。
あいつすごいプレーするけど身勝手なプレーが多いからチームプレーでけへんのよな。あいつが活躍する試合はあいつだけが目立つ。チームでの勝利にデラクルーズは全くかみ合わんねんな。
あいつは派手に活躍すると勝つけど、目立たないとこれっぽっちも活躍セえへん。それが打率.235、144三振という数字に出てるわ。そら後先考えず力任せのプレーしてたらそうなるわな。
その結果、ついにデラクルーズを固定できんかったな。最初は二番やったな。今の流行に合わせたんやろな。次は三番、一番、四番。どこも収まりがつかん上に活躍度合いがどんどん落ち着いていって、ついに八番打っとったな。

前半のシンシナティ・レッズが強かったのは各々がチームプレーに徹したからや。
T.J.フリードルやジェイク・フレイリーが中心となって、目立ちはしないけどここぞできちんと点を取る、ホームランに頼らず連打で勝負するチームやったから強かったんや。

それがみてみい。
いつの間にかデラクルーズ、レンフロー中心にフルスイングのオンパレードや。ハリソン・ベイダーはT.J.フリードルやスタアー・フェアチャイルドとキャラがかぶっとる。無駄な補強やったやんか。
今年の後半は去年の再現にだいぶ近かったぞ。

あと、なんでそんなフェアチャイルドとジョーイ・ボットを使いたがるねん。
フェアチャイルドは足と守備はええけど打撃がどうにもならんやろ。本来なら代走守備固めや。それこそフレイリーやステアーを休ませるような意味も含む、いわば第四の外野手的存在や。
なんでそんなにそいつをスタメンにしたがる。
T.J.フリードルが怪我しているならまだわかる。でもお前後半フェアチャイルドばっかやったやんけ。
フリードルがチームの潤滑剤やったから強かったところあるのに、なんでそんなフェアチャイルド使いたかったねん。打率.228、69三振の彼に何を期待したのか。理解できんかったで。

あとボットや。
レジェンドやけどな。レジェンドなんはわかっとる。
でもな。でも。
もう、もう無理やろ。彼は。
なんで打率.200切った選手がDHやねん。代打なら期待もするけど、その、もうスタメンとして使うのは無理ちゃいますか?使うなら3試合に1試合とかやないと、どう考えても活躍しとりませんやん。あんな扱い方晩節汚してるだけやで。
X公式でも「なんでボットやねん」ってコメントつきまくってたやん。彼の偉大さはみんなようわかってるけど、それにしたってもうええやろ、って思ってるんちゃうんか。
もう、ええ潮時ちゃうんか?

なによりな、先発足りてないんちゃうん?
確かにルーク・ウィーバーひどかったよ。ブランドン・ウィリアムソンがもう少し安定してくれたら。ベン・ライブリーがもうちょっと持ってくれたら。って感じやったよ。
でもリリースする余裕はなくない?
ニック・ロドロ
も目途が立たん状況で、ライブリーよりはなんとかできてたやんウィーバー。ライブリーとウィーバーを併用したらもうちょっと違った結末あったんちゃうん?コナー・オーバートンどこに消えたんや。
そうでなくても怪我がちのグリーンやで。才能あるけど気が付けばケガでどこかに消えているのがハンター・グリーンってやつや。そしてめっちゃ三振とるけど気付いたらめったくそに打たれてるのがハンター・グリーンや。みてみ?今年の防御率。4.82ってなんやねん。去年よりだいぶましになっただけや。
そういう意味ではアシュクラフトの離脱が大きすぎた。もはやこのチームはアシュクラフトとアボットのチームや。そこに付随してロドロやグリーンがいる、ってのが理想や。
アボットだけでは支えられんよ。さすがに。

でも全滅したんや。
残念ながらアボット以外は皆消えてもうたんや。
だからこそみんな補強は先発言うてたろ?
余裕のある外野手ではなかったろ?
なんで、なんで投手やなかったんや。お前、お前。

そらジョナサン・インディアをトレードに出して先発って話も出てた。
正直インディアのトレードは反対や。
マット・マクレーン出てきたからセカンド安泰みたいな雰囲気あったけど、それはデラクルーズが来る前のマクレーン、ケビン・ニューマンホセ・バレロの激しいレギュラー争いで彼らを抜いたからこそ出たものなんや。
正直この三人がショート争いしてるほうがデラクルーズ来る前よりよっぽど魅力的やったで。ホンマデラクルーズが来てからチーム狂ったわ。
でもインディアがセカンドにいる安心感はすごかったで。なんだかんだ若いのが多いチームで長年スタメンにいた男や。活躍はできてなかったものの、彼中心にチームできてたんちゃうんか?
元々怪我してもベンチに入って声を出すような男や。ジョナサン・インディアという選手は。そんな選手を気軽に手放してええんか?
野球ってのはどれだけ統計学が伸びあがってもしょせんは人間がやるもんや。むしろ人間のさまざまな面が成績として表れる。それが野球における成績の魅力や。
そのあたり、無視しすぎてない?
それで活躍できんし、マクレーンおるからトレード?
で、リーダー誰やるんや?打率.200切ったボットか。
それが低迷の理由やないんか。君ら2019年のヤシエル・プイグやマット・ケンプ、2020のトレバー・バウアーからなに学んだんや。過去の栄光や目先の成績だけではチームは優勝できんってもう嫌というほど学んだやろ。

本当に8月、9月は別のチームやった。
統制のとれたチームだったのに、いつのまにか選手がぐでんぐでんのやりたい放題、みたいなチームになってもうた。ひどいわこんなん。

3、それでも来年は……

それ差し引いてもT.J.フリードルやジェイク・フレイリー、スペンサー・ステアはよう頑張ったよ。今年は不調やったけどスーパーサブ、ニック・センゼルも存在感大きい。
なによりブルペンが本当によう頑張った。みんなどこかから「いらん」と言われてやってきた無頼の戦士。それをアレクシス・ディアスが頂点として彼につなぐために放り投げられた戦士たちが死に物狂いで投げた。
そのスピリッツが今年躍進の原動力だったと思うよ。
ギバウトもシムズもヤングもモールもファーマーも。ここで咲かなければおしまいというところがあったから勝てたんちゃうんか。
そして成り上がろうと必死な若手がチームでできることをやろうとしたから7月は勝てたんちゃうんか。
俺はデラクルーズが来る前のレッズに期待を寄せたで。地味ではあるけど本当に強いチームが出来上がると。あの目立ちたがり屋が来てから完全に崩壊した。
インディアよりデラクルーズをトレードに出したほうがよっぽど未来のためよ。なんやねん自分の身体能力だけをとにかく見せびらかしたい目立ちたがり屋のワンマンプレーヤー。そんなにワンマンプレーしたいならテニスでもやりゃええねん。

とりあえず、そういうわけで今後の課題が出てきたわけです

1,ボットの花道を作る。脱ボット
2,目立ちたがり屋のデラクルーズにテニスではなく野球をやらせる
3,先発投手が年間働ける状態を作る

この三つや。ホンマにボットとデラクルーズにめちゃくちゃにされたって感じや。そこにレンフロー、ベイダーときてもう止まらなくなったって印象しかない。
これができたら来年はWSやで。
野球はチームやねん。個人プレーは今夜の肴にはなるけど翌日の朝食にはだせんのや。だからこそ、朝食のような、きっちりしたプレーを求め続けたらいける。

来年は期待してるでおま。

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