3回目の逮捕の日とその翌日

この日から人生が変わりました。
捕まれば、奥さんと子どもに会えなくなる、そうなる前に絶対にやめなきゃ、と思っていたのに
いつでもやめれる、と思っていて逮捕されるまでやり続けました。

逮捕当日の警察署での取調べで考えていたのは
・今までの、奥さんと子どもとの3人の生活をこれからもなんとか続けていきたい
・少しでも罪が軽くならないか
あらためて思うと身勝手な保身でしかないけど、そうして噓の供述を重ねてしまいました。

留置場に入り、翌日の午後に父親が身元引受人として来てくれて釈放され、ネットニュースで実名報道されていて住所まで書かれていると知らされました。

自分の携帯電話は押収されていたので、
父に携帯電話を借りて、奥さんに電話をさせてくれ、と言ったら
「弁護士への依頼が先だ」
と、言われ
弁護士事務所に向かうことになり
結局その日、奥さんと電話ができたのは弁護士事務所に向かう電車に乗る駅のホーム、弁護士事務所で順番を待っている間、その後実家に向かうバスを待つ間、
細切れの限られた時間で、落ち着いて話すことはできませんでした。

自分もずっと気が動転している状態だったものの、
「留置場から出てすぐ、奥さんとちゃんと話せなかった。ちゃんと謝ることもできなかった。」
このことを、ずっと悔やんでいます。
携帯を貸してくれなかった父を恨んだりはしないけど、どう考えてもその時点で優先すべきは弁護士の依頼では無く、奥さんへの連絡でした。

奥さんとこの日に話した(言われた)のは、
「自分は子どもを連れて実家に行くから、家に帰って来ても、いないよ」
「 あなた、携帯無いんだから、私と連絡取るためには家に帰ってこず、迎えに来てくれた父親と実家に帰るしかないよ。私と連絡取れなくても良いんなら、家に帰ってくれば」
「あなたは病気なの。窃視障害っていう、それも重症」
主にこの3つだったと思います。

前科があり、それでも問題行動を繰り返していたにも関わらず、自分では病気という自覚がありませんでした。
性依存症という言葉は知っていたものの、自分もそれかも、とはうっすら思っていた程度です。

このブログは、自分がしたことを忘れないための記録ですが、
もしかしたら今実際に、
自分は性依存症かもしれないと思っている人や
問題行動をしている人の目に触れて、
その人が病院に行って治療を受けるきっかけになれば幸いです。

断言しますが、自分の意思でやめることは不可能です。
一刻も早く病気であることを自覚し、受診してください。
・毎回、問題行動によって被害者がいること
・自分が大切なものを全て失う可能性があること
きっとわかっているはずです。



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