見出し画像

「やりたいことが見つからない」ときの対処法

「やりたいことが見つからない」

そう考えてしまうこと、ありませんか?そのような時、どう行動したら良いのでしょうか?これから、私が体験したエピソードを2つご紹介します。

何かを始める動機は「何でも良い」

子どもの頃、“少しリッチなお菓子をもらえる“というご褒美をきっかけに、学習塾に通いはじめました。

小学6年生になると、その学力は中学3年生レベルに達することになりました。学んだ教科は算数のみでしたが、学校での成績は他を圧倒しました。友達からも一目置かれるようになりました。

スポーツも苦手で、何の取り得もなかった私にとっては、これが大きな自信になりました。

始めの頃は、お菓子をもらえることが嬉しくて塾に通っていたのです。それは、小学生とはいえ、いま思えばとても些細な動機です。

しだいに時がたつにつれ、いつの間にかお菓子のことはどうでも良くなっていました。成績が伸びること、周りから認められることが嬉しくて、塾に通うようになっていたからです。

塾で得た知識や、やればできるという自信は、高校や大学受験をはじめ、その後の人生にも大きく活きることになりました。きっかけは、小さなことでも良いのです。深く悩みすぎず、まずは行動してみることが大切だと感じています。

まず始めてみること

看護師としての専門や得意分野が見つからず、私は悩んでいました。看護には「心電図」という科目があります。私はこの心電図が理解できず、勉強する意欲もありませんでした。

あるときyoutubeで、心電図を解説している動画が目に止まりました。ふと、興味本位で45分程、最後まで見てみたのです。

内容は、とても分かりやすかった。難しい言葉は極力省かれ、伝え方がとてもシンプルでした。要点のみを学ぶことができ、全てを奥深く理解する必要はない、ということも分かりました。

また、動画の中での練習問題を通して「波形を読む」という実践と答え合わせをすることもできました。この体験によって、「心電図は難しくない」と、思うことができたのです。

苦手意識は、沢山の知らない言葉やイメージから生じる先入観であったことがわかりました。心電図に対する苦手意識が消えて、興味に変わりました。

嬉しくて、自ら進んで学ぶようになりました。敬遠していたものが、得意なものになりました。周りから、頼りにされることも増えました。今では心電図が好き、と言えます

やりたいことが見つからない時は「動機は何でも良い」、興味本位でも良いから「まず始めてみる」ことが大切だと思っています。できることが得意分野になり、やがては好きなこと、やりたいことに発展することだってあるのです。

紹介した体験は、私の分岐点ともいえるものでした。まず一歩を踏み出しましょう。

~この記事を書いたのは~

画像1

高橋大輝<たかはし・たいき>
1982年10月19日生まれ、岩手県花巻市出身の看護師。看護師歴4年目。
大学を卒業後6年、営業職を経験。
その後、もともと持っていた看護師への憧れがきっかけとなり31歳で一念発起し看護の道へ。
現在は内科の看護師として働きながら大好きな心電図を勉強中。
夢は、看護師ライターとして心電図が苦手な人向けに発信し、分かる喜びを共有すること。

ナースライフバランスでは、 SNSを活用したオンラインサロン、各種イベント、情報など通して 看護師としてのいろんな働き方やプライベートを充実させるための情報や活動を通して1人でも多くの看護師が「自分らしさを」大切に、 自由で面白いナースライフを過ごせる世の中を目指します。