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愛情不足に打ち勝たないといい恋愛はできない(自論)

こんにちは、看護師Aです。

ちょっと前に、Twitterで15才の女の子と50代の男性カップルのアカウントを見て衝撃を受けました。
しかも結婚予定で、女の子の親も同意済みだと。
私の独断と偏見ですが、親子ほど年の離れたカップルって色々と闇深いなと思いました。

そして10代の思春期の頃の自分も似たような思想があったので他人ごとではなかったなと思いました。

なんで年上っていうだけで魅力を感じるんでしょうね。
中には年上じゃないと無理っていう女性もいますよね。

 実体験を交えて書きますが、例えばシングルマザーに育てられた場合、父親は当然いません。父親の愛情を知らないのです。そして母親が父親の分まで頑張らなくてはいけないので、父親の愛情が足りないだけでなく母親の愛情も不足してしまうのです。そんな環境で育つと父親がいたらな…と考えるのは必然でしょう。愛情不足を補いたいですから。

親からの愛情は無償の愛や見返りを求めない愛情、安心感の源、安全基地などと言われますが、何らかの理由で与えられないと愛情不足(愛されたい!!!)になります。愛情は親兄弟だけではなくカップル・夫婦間でも育まれます。

単純に年の離れた男性は、若い男女や年の離れた女性よりは一番“理想の父親像”と近いのです。

では、なぜ理想の父親像と恋人になってしまうのでしょうか?

愛情を補給しようと恋人を作るわけなのですが、父親の愛情も不足しているので父性のようなものも年の離れた男性で補おうとしてしまいます。

でも恋人なのでセックスをしますよね。この時点で理想の父親に求めることと、実際に年の離れた男性との間でしていることは矛盾してます。

おかしい話かもしれないですが父性と恋人からの愛情を重ねて考えてしまうんです。男性も恋人の女性に母性を求めることがあるかもしれませんが、それ同じようなものだと思います。

ただその相手がどうであれ“父親を知らない私達”は愛情に飢えているので、手っ取り早く愛情を補給したいのです。その時は満たされたと思っていても本当に欲しかったものーー父親から得られるはずの愛情とは違うんですけどね。だから常にその偽の愛情を補給し続けなければ愛情不足になってしまい、恋愛依存やセックス依存になってしまいます。

ちなみに、なんでセックス依存に?と思う人もいるかもしれないけど、愛情と性的満足感は似ています。そのことについてはもう少しあとに書きます。

年の離れた男性と性的関係をもった後に、その“ただの年の離れた男性”は父性なんて持ち合わせてない、いやもしあったとしても自分に父性など向けてないと気づくんです。良くて恋愛感情、そうでなければただの下心です。

そして“理想の父親像”はただの自分の願望で、それを年の離れた男性に当てはめるのは押し付けだと自覚しなければいけません。

その人が自分に相応しくなかったわけでも、自分が悪かった訳でもなく、恋人には恋人の愛情を求めるしかないのかもしれません。父性とパートナーの愛情は両立しないのかもしれません。

恋人や配偶者などのパートナーはやっぱりパートナーでしかなくて、父性(もちろん母性も)を求めるのは筋違いです。どうしてもパートナーとの愛情以外に父親からの愛情も補給するなら、きちんと父親の役割をしてくれる人を見つけるしかありません。かなり難しいと思いますが。

私は実の父親は生きているし今でも会えますが、結局父親の愛情問題は解決できていません。

普通の父親ってどんな人なんでしょうね?
自分の父親がまともだったらどんな家庭になっていたんでしょうか?

もしかしたら自分の思い描く“理想の父親像”は実の父親と似ているかもしれないし、もしかしたら“理想の父親”など存在しないのかもしれません。

考えても考えても結局実の父親は決まっているし、もしもはないんですよね。受け入れるしかないこともあるなと思い至りました。

どこかで理想の父親像を追い求めるのを諦めないと、いつまでも存在しない理想の父親像を追い求め続けてしまうでしょう。

少し似ている内容ですが、親からの愛情と性的満足感についても書いていこう思います。
この二つはすごく似ていて、性的満足感は手っ取り早く親からの愛情のようなものを体験できます。

ユニコーンの血と賢者の石の違いのような…(笑)

色々な愛情表現がありますが、パートナーとの愛情表現の一つにセックスがあります。

セックスをするとふたりの関係はよりは親密になるので、自分に目を向けてくれている、興味を持ってくれる、理解してくれる、愛してくれる、注目してくれる、心配してくれる…興奮してくれる。親からの関心が低いとそのどれもが無関心よりは嬉しく、まるで愛されていると錯覚できるのです。

なのでセックスをすることで心が満たされたり寂しさが紛れます。

どんなことでも愛情不足な人は自分を特別扱いしてくれる人を求めやすいです。愛情を満たしてくれる人が欲しいので愛情不足じゃない人に比べて、他人を受け入れるハードルが下がってしまいます。なので愛情に飢えている女性は手っ取り早く愛情を補給しようとして、クズ男に引っかる確率が上がります。

クズ男とやっと別れても根本的な愛情不足は解決していないので、やっぱりまた手っ取り早く愛情を補給しようとして、クズ男と付き合ってしまうのです。
クズ男の薄っぺらい愛情では愛情に飢えている女性の心は満たされません。

最低限の愛情補給をしながら少しずつ自分が成長して、いつかはクズ男を卒業しないといけません。つまり孤独と戦わなければいけないのです。

趣味でも仕事でも一人でも友達とでも構いませんが、
質を問わず常に愛情を求め続けることを一度やめなければいけません。そして、自分の本当に求めてるもの、質の高い愛情を探す時間にあてたほうがいいでしょう。

すごくネガティブな内容を書いてしまいましたが、もちろん魅力を感じた相手が年上だった方や、父親の愛情不足があってもしっかりしている方もたくさんいると思います。
もちろんこれが全てではなく一例ですが、少なくないのも事実です。

愛情って目には見えませんが人間の成長にとても重要な栄養素なんです。

世界中が愛に包まれたらいいのに。

love&peiceって実はめっちゃ深いな~としみじみ思います。

愛情不足について細かくわかりやすく書いている本をおすすめしたいと思います。

岡田尊司さんの

『母親という病』https://www.amazon.co.jp/母という病-岡田-尊司/dp/4591131467

『父親という病』https://www.amazon.co.jp/051-父という病-ポプラ新書-岡田-尊司/dp/4591142809/ref=pd_sbs_14_img_1/357-0079066-4195247?_encoding=UTF8&pd_rd_i=4591142809&pd_rd_r=8405c4fc-6126-4f21-886b-5395cbbf80a8&pd_rd_w=q4Suq&pd_rd_wg=wbm6T&pf_rd_p=ca22fd73-0f1e-4b39-9917-c84a20b3f3a8&pf_rd_r=N5W5HRJ1ZEWY7FQ7SB5W&psc=1&refRID=N5W5HRJ1ZEWY7FQ7SB5W

他にも愛着障害について色々な本を出していて私もまだまだ読み切れていませんが、興味がある方はぜひ調べてみてください。

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