見出し画像

シーラーとプライマーそれからフィラー


剥げないこと綺麗続くこと段差なくすこと強化すること

上塗りを塗ってしまうと見えなくなる分、軽く扱われがちな下塗り塗料。

でも一番下に塗るものですから、当然ですが超重要なわけです。

塗料が剥げないように、綺麗な状態が続くように、段差を無くすために、上塗り塗料を更に強くしてあげるために…

それがいちばん大事

下塗りの種類

下塗りの種類でよく耳にするのが
シーラー、プライマー、フィラーですが、

実はシーラーとプライマーの違いには定義が無いので、これは同じと考えてオッケーです。

人によっては溶剤か水性かで違うと言う方もいらっしゃいますが、みんな認識が違うので、同じものと考えましょう。

シーラー(プライマー)とは

シーラーとは、繋ぐことを目的としている。そして、痛んだものに浸透していく。
賞賛されずとも影で役割を全うするシーラーに、我々は感謝すべきではないのか。

とは、2010年代後半に生み出された私の名言です。

これにもある通り、シーラーは中塗りと上塗りの密着性を高める役割があります。

いくら上塗りで奮発して良い塗料を使っても、上塗りには密着性がないので、
どれだけしっかり塗装面にくっついていてくれるかは下塗り次第

また傷みが進んだ外壁は、塗料をどんどん吸い込んでしまいます。

シーラーが吸い込まれると、密着性の弱い中塗り上塗りがそのまま塗装面に当たります。

そうすると簡単に剥がれ落ちてしまう状態になるので、シーラーをたっぷり吸い込ませて、そのブラックホール状態を食い止める役割もあるのです。

なので傷みが酷い場合は下塗りを2回行うこともあるんですね~

フィラーとは

フィラーとは、均すことを目的としている。見苦しい凹凸は平滑にする。神の前では皆、平等であるべきだ。

これも同じ時期に私がPCを前に、入力した名言です。

これにもある通り、フィラーとは、
クラック(ひび割れ)補修や、下地の凹凸を平滑にならす役割があります。

凹凸を平坦にするので厚めに塗ることになります。

傷みが激しい場合はシーラーを塗ったあとにフィラーを塗ることも。

中でも大活躍なのは『微弾性フィラー』です。

これはシーラーとフィラーの役割を兼ね備えたもので、小さなヒビを埋めることが大得意な奴です。

こいつにかかればヒビが大きくなるのを防いでくれます。

外壁の傷みも心の傷みも早いうちに対処しておきましょう。

おわりに

塗装面の劣化具合などで下塗りに使うものも変わってきます。

プロの目で判断してもらうのが一番ですが、中には悪い業者さんもいます。

見えない下塗りこそ、悪い業者さんが悪いことをしやすい作業ですんで、
やはり塗装は信頼できるところにお願いしましょう。

それが一番大事

塗りかえ倶楽部にもお気軽にお問い合わせくださいね~