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10/22(日) 京都11R 菊花賞

ぬらの競馬部屋へようこそ!🍵
ちょっと時間が取れるようになってきたので、1年以上ぶり?に競馬予想の記事を書いてみました!菊花賞、久々の京都開催ですね🔥3歳馬にとっては未知の3000mと予想が難しいレースですが、ゆえに妙味があるとも言えます。競馬予想は、能力比較を正確に行うこと、展開や馬場等の恩恵の補正を考慮すること、追切、パドック等の調子面の評価をすること。様々な重要な要素が絡み合って、結果が出て来るものだと思っています。様々な予想家さんが、見解を出してくれていると思うので、このぬらの競馬部屋も一つの見解として参考にどうぞ、ご覧ください<(_ _)>

〔最近の競馬と言えば…〕
なんと言ってもリバティアイランドの三冠達成ですよね。リバティおめでとう!!私は展開を読み違え、馬券を外してしまいました(´;ω;`)
その他のレースとしては、京都記念◎ボッケリーニ(2着)、毎日王冠◎シュネルマイスター(3着)と頭は取れなかったものの、個人的に行っている予想としては悪くない流れで来ていると思いますので、今回こそは、びしっと的中🎯を狙っていきたいです。(でも、競馬は楽しむことが大事です🌈)
またもしよかったら記事の感想などのコメントも頂けたら非常に嬉しいです。


(1)菊花賞のレース分析🌈

(本項目の解説)
過去5年のレースをコース形態、ラップ、上り時計等の要素で分析し、好走馬に必要な条件を確認する。

コース図
京都開催のラップ、上り等の情報

✓過去5年の平均ラップ(2017年重馬場除く)は36.7-35.2(3F)のスローペース。今回も逃げたいリビアングラスがペースの鍵を握ると思いますが、おそらく例年通りのスローペースだと思います。忙しくなりにくいので、これまで位置取り、操作性に難があった馬には向くレースだと思いますし、トップスピード(TS)が無い馬には厳しいレースかと思います。

✓京都の外回りコースなので、4コーナーから一気に広がる競馬が主流で、あまり前が詰まって進路がなくなるというような場面が少ないコースです。菊花賞は最も強い馬が勝つなんて言いますが、こういう地力(TS)が求められるコースだからこそ馬自体の能力評価が重視されるレースかなと思います。

✓ただし、長距離である以上スタミナも重要なので、ダービーの距離に相当する2400mを走ってきた後でもなお、必要分の上りを使えるポテンシャルを秘めているかかが鍵になりそうです。過去レースの傾向から、最低でも35秒以下の上りは求められると思います。
また、過去のレース映像から跳びが大きい大跳びフォームの馬が好走する傾向にあると思います。

(2)各馬分析🐎

(本項目の解説)
これまで各馬が歩んできたレース結果を評価し、各馬の分析を行う。

①日本ダービーの評価

✓今年の日本ダービーは時計が遅めだったので低レベルだったとささやかれていますが、私は各馬の参考レースの中で、最も質が高かったのは日本ダービーだと感じました。この理由は後の方で記載します。
また、近年は、セントライト記念組が菊花賞の馬券に絡みやすいというような声もよく耳にしますが、これもまたデータ上の罠だと思っています。実際はイクイノックス、エフフォーリア等の本当にクラシックで結果を出してきた馬が、天皇賞秋など別レースに出ているからというのが真理で、それだけでクラシック組を軽視できる理由にはなり得ません。ただし、これまでのダービーと今年の傾向がどうか、本当に今年のクラシック好走馬が強いのか?ということについては考える必要があると思います。

過去の日本ダービーのラップデータ

✓赤線で表示しているのが、今年のダービーです。前半から早めペースで推移した消耗戦だったことが分かります。そうした前半35.3-後半35.3のミドルペースとなった2400m戦でもなお33秒前半を記録していたダービー組についてはスローペースの3000m戦でも十分なTSがあると言えるのではないでしょうか?

✓では、実際にダービーで好走した馬が菊花賞で好走した例について見ていきます。2020年(灰線)はコントレイルが三冠を達成した時のダービーです。この時は前半36.8-後半34.3のスロー展開だったことが分かります。こういった年はダービーでの適正がそのまま菊花賞の適性と重なった年だと思います。
次にダービーで凡走した馬が菊花賞で好走した例について見ていきます。2015年(青線)は菊花賞馬のキタサンブラックがダービーでは13着に敗れた時のレースです。今年以上に前半ペースが速かった消耗戦だったことが分かります。こういった年はダービーと菊花賞の適性が重ならない傾向にあると思います。つまり、ダービーで奮わなかった馬にもスローからの差し脚(TS)さえあればチャンスがあると言えると思います。

話を戻します。
・今年のダービーはレベルが高かったし、上位馬は十分なTSを持っている馬が多かった。
・今年はダービーの成績が菊花賞での成績に重ならない年。安易に人気になるであろうダービー上位馬を選んでしまうのは危険。

上記、矛盾しているような話をしてそうですが、矛盾はしていないと思います。要はダービーでの成績を着順だけで評価せず、しっかりと脚を伸ばして走れていたか、TSは十分かを見ていく必要があるということです。

✓まずは、ゴール前の映像から見ていきます。上位3着馬の脚の余力を見てみるとソールオリエンス>ハーツコンチェルト>タスティエーラかと思いました。これは上がりタイムから見ても同様ですね。(上記と同じ並びで33.3→33.4→33.5)
シンプルに上位3着馬の菊花賞での評価としては、この順番(ソールオリエンス>ハーツコンチェルト>タスティエーラ)でいいのかなと今は考えています。ダービー自体の質は高いと評価しているものの、この3着で決まるようなレースでは馬券の妙味もないですし、今回はダービーに向かなかった隠れ能力馬を買うべきレースだと思います。
以上のことから、実力が試される菊花賞。展開面に恵まれてきたタスティエーラは今回軽視すべき一頭かと思います。逆に3着には敗れましたが、ずっと外を回してまだ脚に余力がありそうなハーツコンチェルトの方が菊花賞では能力上位に取れると思いますし、出脚が悪いこの馬にスローペースは向くと思います。

✓次に展開面やレース質等に恵まれず、着順を落としていた馬を見ていきます。シンプルに上がりタイムからともに上り2位(33.1)のサトノグランツ(11着)とトップナイフ(14着)ですが、この2頭は後方からの競馬で脚を溜めての末脚なのでこれだけで評価はし難いです。一方で、同じ33.1でも2枠で内を回して脚を溜めたトップナイフと8枠でサトノグランツでは大きな差があるのでそれについて少し触れます。
サトノグランツは基本的に4コーナーを回してから大きく外に出す距離ロス、さらに直線での追い比べでもシャザーンが斜めに被せてきて脚を伸ばしきれなかった中での33.1秒なので人気馬ですが、ダービーでは展開が向かなかっただけでこの結果は全然度外視で大丈夫です。菊花賞での好走も全然期待できる1頭だと思います。

✓続いて、ノッキングポイント、シーズンリッチ、ファントムシーフについて見ていきます。まずシーズンリッチですが、この馬は内前で有利に進められた中での7着上り34.1はG1だと能力が足りてないと思います。ノッキングポイント、ファントムシーフは枠の並びが隣でしたが、ややファントムシーフが終始1頭分外を走るロスがありました。一方、ノッキングポイントは直線で進路を探す場面でのロスがあったのでここでのレースでこの2頭に能力差をつけるのは難しそうです。そうした中でノッキングポイントは次走に新潟記念を選んでの1着ですね。さすがにこれは斤量に恵まれた感が強いですが、勝ったプラダリアが次走で京都大賞典を制してますし、人気しなさそうなら押さえておきたい1頭かと思います。ファントムシーフの評価はその後のレースで見ていきます。

✓その他、ショウナンバシットは内を走って脚を溜めての上り34.3ですし、パクスオトマニカは逃げバテして上り36.1の結果でこのレースに求められる35秒の脚が無いので、さすがに能力不足と思います。

②その他参考レースの評価

参考レースのラップデータ

✓赤線で示しているのがダービーのレースラップです。先述した通り、菊花賞はよりスローなレースラップになることが予想されており、これに近いレースラップでのレースは特に参考になりますし、しっかりとした末脚を持っていることの証明になります。

✓まず、共にドスロー展開だった神戸新聞杯、京都新聞杯ですが、後半が33.6秒のハイペースとなった神戸新聞杯のレース質は特に高く評価できると思います。もっと言えば、1800mからのペースアップにしっかりと適応し、そこでも脚を伸ばすことが出来ていた馬は高く能力を評価出来ると思います。シンプルに上り順位で見ていくとサトノグランツ(33.1)>ショウナンバシット(33.2)>ハーツコンチェルト(33.3)>サヴォーナ=マイネルラウレラ(33.4)>ファントムシーフ(33.7)>シーズンリッチ(34.6)となりますが、スローで前に行った馬に展開が向いたレースの中、しっかりと差し切ったサトノグランツはまず評価出来る1頭になります。ただし、レース動画を見てもやはり促してからTSに辿り着くまでの加速力に難があるタイプではありそうですね。フォーム自体は長距離向きに見えないので、内枠を引ければジャパンカップが理想と思える一頭です。そして、これまたハーツコンチェルトはこの中で一頭外を走っての勝ち馬と0.1秒差の5着なのでここも評価したいポイントとなります。

✓次に、前に行ったファントムシーフ、サヴォーナの評価ですが、ファントムシーフは逃げを打ったとは言え、ラスト3ハロンの脚の決め手勝負が求められる菊花賞では切れ味不足が露見した結果だったように思います。サヴォーナについてもファントムシーフの後ろ(最内)をずっと走っての結果なので、この馬に本当に力があれば最も勝ちに近い競馬をしたのはこの馬だったんだと思います。着差以上の評価はしづらいところです。また、マイネルラウレアも切れ不足な印象です。
※ただし、ファントムシーフについては、ラスト1000mを自分から早めに仕掛けて刺された展開なので、今度は中団から仕掛ける競馬になればまたこの馬の脚も生きてくる可能性があります。今回の菊花賞では外枠に入ったことで逃げの一手はないと思うので、外枠で人気が下がるようなら印を回しておきたいと思います。

✓続いて日本海Sですが、このレースは2200m戦とは言え、ダービーに近いペースで進んだレースであり、非重賞とは言え、参考に出来るレース質だと思います。また、ダービーよりも中間がしまったペースになっており、勝ち馬のドウレッツァを除くと、全馬の上がりが約35秒以上かかっているレースで、厳しい消耗戦だったことが分かります。とはいえ、他馬のレベルがダービーとは比べ物にならないので、勝ち馬のドウレッツァの34.4秒をどう評価するかが考察の鍵になると思います。私の見解としては、よりスローペースとなったホンコンJTでは32.7秒の脚を見せていますし、消耗戦でも最低ラインの35秒以上の脚を持っています。跳びの大きなフォームも良いですし、菊花賞でも見せ場がありそうな一頭かなと思います。

✓最後に、札幌記念ですが、レースラップと上りタイムからメンバーの割にこのレースは他レースよりもレベルが低かったと判断しますので、そこでの好走したトップナイフはあまり評価は上げられないと思います。

③唯一のハイペース戦を勝利したリビアングラスのスタミナはどうか?

✓唯一ハイペースとなった阿賀野川特別の勝ち馬リビアングラスにはスタミナがあるのか、ここも気になると思います。ある程度穴人気しそうですし、ここの判断も重要になると思いますが、私の見解としては、3000mで勝てるタイトルホルダーのような性能は無いと判断しました。当レースの終盤では2段階で加速する能力があり、持続力のある脚を見せていたとはいえ、ゴール前の映像を見る限り、これ以上の余力は感じられませんでした。かと言ってペースをキープして進めるようなことがあれば先行勢に食われるだろうと感じてます。

④菊花賞へ繋がるレース?朝日杯セントライト記念の評価

✓ここからの出走馬は以外と少ないですが、ソールオリエンスとウインオーディンの2頭です。ソールオリエンスはあえてペースに流されることなく、ゆったり後方で脚を溜めて1発差し切りの競馬をしていたので、明らかに菊花賞を見据えての競馬で2着なのはやはりこの馬の強さかなと思います。
ウインオーディンも外を回す競馬でソールオリエンスの後方をマークしてついていく競馬をしましたが、6着。中距離だとソールオリエンスや他の馬に勝てる脚は無いですが、まだ脚を余している様子だったので長距離だと化ける可能性もあるかと思います。

ここまでの単純な能力評価を一度纏めます。

S評価 ソールオリエンス・ハーツコンチェルト
A評価 サトノグランツ・ドウレッツァ
B評価 ノッキングポイント・ウインオーディン•ファントムシーフ

(3)展開分析🌈

(本項目の解説)
枠順確定後に、展開に恵まれそうな馬や、騎手のコース選択等を総合的に考慮して評価を上げるべき馬をピックアップする

✓最後に枠順を考慮して展開面の補正を考慮します。やはり内枠に入った馬は脚を溜められるので有利に働くと思いますので、ウインオーディンは馬券から外せなくなりました。逆にドウレッツァ•ファントムシーフは大外枠に入りましたね。名手ルメール•武豊騎手なので、後ろで脚を溜めて程よいタイミングで進出してきそうですが、さすがにより良い枠に入った馬たちが勝ちは譲らなそうです。この2頭は抑えまでにします。

✓とは言っても、9ノッキングポイント、11サトノグランツ、12ハーツコンチェルト、14ソールオリエンスという挙げた馬たちが全員真ん中より外という結果なので、特別この馬が有利になった!もなさそうです強いて言うなら、距離的な問題を含め、促すタイミングが重要になってきそうなサトノグランツは外にソールオリエンスがいることで進出させるタイミングが難しくなったというのは言えそうです。(川田騎手なので問題無さそうですが)

(4)印📝

(本項目の解説)
ここまでの考察を踏まえて各馬に印をつける。

◎ソールオリエンス
〇ハーツコンチェルト
▲サトノグランツ
△ドウレッツァ
△ファントムシーフ
△ノッキングポイント
☆ウインオーディン

1番人気となりますが、ソールオリエンスを本命にしました。
しかし、2番人気のタスティエーラについては完全に抜いた馬券で勝負したいと思っています。🔥
中穴になると思いますが〇ハーツコンチェルトや、もうちょっと人気するかと思いますが、爆穴15番人気の☆ウインオーディンが好走することに期待しましょう!

以上が今回の菊花賞の予想になります!
拙い文章ですが、皆さまの予想の参考になれば幸いです。
(コメント等も頂ければ励みになります✨)

第16回 今週の推奨ソング🎵
ORANGE RANGE "キズナ"
故郷を離れてお仕事など頑張っている方には特に染みる歌詞になっているな~と思います。私の背中も良く押して貰っている歌です。
ぜひ、皆さんも競馬予想で疲弊した脳を音楽で休ませてあげてください。(*‘∀‘)

では久々の予想となりましたが今週の菊花賞をまず的中させて、有力馬の集まる天皇賞秋、ジャパンカップ、有馬記念へと弾みをつけていきましょう!≪ぬら≫

Twitter @nurapokez

※当日の気配等の調子面を含めて馬券の軸、紐は検討致します。

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