日向坂46が国民的アイドルグループになるためには

大層なタイトルをつけていますが、ただ思ったこと、考えていることをダラダラと書き起こしている駄文ですので軽い気持ちで読んでください。


YouTubeで公開されているMVの初動24時間での再生回数(日向坂46・5th以降)
YouTubeで公開されているMVの初動24時間での再生回数(2021年以降)

この2つの画像を見てどのように感じますか?

「こんなのはただの数字だ」とか「そんな数字ばかり気にして楽しいの?」と思った方、正解です。こんなデータはただの数字ですし、こんなことを気にしている奴が日向坂46を心の底から楽しんでいるとは思えませんよね。ただ、私は小さいころから数字が好きで、こんな気持ち悪いデータも実はウキウキしながら作っています。(日向坂の指標が落ちていることに対しては落ち込んでいる)
今回はこのデータ(先日公開された『Am I ready?』を含む)なども活用しながら、今後、日向坂46が国民的アイドルグループになるためにはどうすればいいのかを自分の考えをダラダラと話していけたらなと思います。


1.日向坂46のファンが減少!?


まずはじめに、つい先日公式YouTubeにて公開された日向坂46の10th Single 表題曲『Am I ready?』のミュージックビデオはご覧になりましたでしょうか。まだ見ていない方々は下のリンクからすぐにチェックだ!


今作は韓国の製作陣の皆様が多く関わってくださったみたいです。(ありがとうございます 감사합니다)


さて、なぜ私が日向坂46のファンが減少したと考えるのか、理由は3つあります。

(1)「#日向坂で会いましょう」のツイート数が減少している

「日向坂で会いましょう」、通称「ひなあい」(ひなまし、ひなましょう派閥は帰れ)は言わずと知れたテレビ東京様で毎週日曜日25:05~25:35に放送されている日向坂46の冠番組です。ファンの方々はTwitterで毎週のように「#日向坂で会いましょう」のタグをつけて、番組を見て楽しんでいると思いますが、そのハッシュタグをつけたツイート数が減少しているのです。証拠がないのが本当に申し訳ないのですが、一番「ひなあい」を見ていた人が多かったであろう2020年頃は放送終了してから少し経った後に見たら3万件を超えていたことがよくあったのに対し、最近は1~2万件であることがほとんどです。「ひなあい」はコア層だけでなく、ライト層もよく見るコンテンツ、ひいてはこの番組がきっかけでファンになったというひとも多いコンテンツであるので、ファン数をはかるのに十分な指標と言えます。この指標が減少しているということはファン数も減少していると言えるのではないでしょうか。

これは2019年12月30日のトレンド
この日は「ひなあい」が放送されていないにも関わらず、放送されているというていで多くのファンがツイート。結果、放送されていないのにトレンド入りするという珍事が起きた。

(2)「Googleトレンド」

ファン数を正確に把握できるような指標というものはありませんが、世間の人たちが特定の物事に対してどれだけ関心を持っているかをある程度把握できる指標として「Googleトレンド」というものがあります。


Googleトレンド(「日向坂46」で検索 ひらがな時代も反映されている)
数値を可視化

この指標を見る限り、2019年3月のデビュー以降、初の紅白出場を果たした2019年12月から一気に勢いに乗り、2020年2月に4th Single「ソンナコトナイヨ」を発売、ここで現時点まででの絶頂を迎えます。その後、コロナ禍に突入し、CDリリースが極端に減少するも「アザトカワイイ」「君しか勝たん」期で高水準を維持。しかし、ここから徐々に減少していき、念願の東京ドームライブがあった2022年3月でも絶頂期の約6割、2023年に突入してからは一度も絶頂期の5割を超える月が現れないほどに落ち込みました。

この指標(グラフ)は正確に言うと「ウェブ検索」がもとになっているため、「日向坂46を最近知ったよ~」「日向坂46ってなんだ?」といった、いわゆる新規層の方々が検索した結果が反映されやすく、既存ファンの方々はあまり「日向坂46」とは検索しないため(パソコンで公式サイトを見るときには検索するのかな?)、完全に「ファン数」を把握できるかと言ったら少し怪しいものの、新規層が取り込めているかどうかの指標には確実になるので、間接的に「ファン数」の増減も把握できると考えています。

(3)MVの再生回数が減少している

冒頭の画像にもあるようにMVの再生回数が減少しています。

もう一度陽世

この画像では初動24時間の再生回数しか分かりません。ではなぜこのデータしか示していないのか。初動の再生回数は「曲の人気」というよりは「グループの人気・勢い」がより反映されるように思います。大体のファンは公開されたらすぐに、もしくはその日中には視聴します。一方で曲が世間的に広まり始めるのは公開して少し経った後からです。もちろん、ファンの中でも「今回の曲めっちゃ好き!」「今回の曲はあまりハマらないな」などでリピートする回数が変わるので、「曲の人気は関係しない」ということではないのですが、やはり初動24時間に関しては「グループの人気・勢い」がより濃く反映されるように思えます。

そのような仮説のもと、このグラフを見てみると、2021年発表曲がどちらも100万回を超えているのに対し、2022年発表曲はどちらも80万回を少し超えたくらい、2023年(今年)の発表曲に関しては50万回を超えるのがやっとです。年が経つたびに段階的に下がり続けており、「グループの人気・勢い」が下がり続けていると言えます。また、先ほど示した「Googleトレンド」と照らし合わせてみると、この仮説があながち間違いではないことが分かります。

(ちなみに補足としてひとつ皆さんに伝えておきたいことがあります。YouTubeで公開されたMVの再生回数は重要な指標の一つではあるのですが、それが全てではないこと、また、YouTubeではMVを広告として打つことができるので、再生回数だけを見て「曲の人気」「歌手・グループの人気」をはかるのは危険です。坂道グループはMVで広告を打っていないのでそこは安心ですが(?)、一つ、例としてJ〇1はかなり広告を打っています。広告を打つことが"悪"ではありませんからね!)


2.ファンが減少した理由


ここまでは日向坂46のファンが減少したのではないかと考える理由に関して話してきました。次は「なぜファンが減少したの?(確定ではないから気をつけてね)」ということについて考えていければと思います。

実際、低迷し始めていると考えられる2022年の東京ドーム2daysはしっかり埋まっていますし、その後のツアーでも空席が出るということはなかったので致命傷とまではいきませんが、今後いつそのような状況になってもおかしくない状態にまで追い込まれていると考えています。

なぜこうなってしまったのか、理由は3つあります。

(1)リリース間隔の長期化

新型コロナウイルスが猛威を振るい始めた2020年、日向坂としては2年目という年からリリース間隔が長くなり始めました。

このワレ(なの)のツイートを見る限り、1st~4th Singleまでは3~4ヶ月のペースで新作をリリースしていたのですが、それ以降はかなりリリース間隔が長いことが分かります。もちろん、2020年はコロナ禍初期で「ステイホーム」が叫ばれており、他のアーティストも発売予定だったCDを続々と延期したことからも仕方のない部分があります。しかし、2021年以降は依然コロナ禍ではありつつも、他のアーティストは普通に新作を出しており、2020年に改名し再出発した姉妹グループの「櫻坂46」もデビューした2020年12月から1年で3枚シングルを出しています。一方、日向坂はというと1st Album「ひなたざか」から5th Single「君しか勝たん」までで245日(約8ヶ月)、6th Single「ってか」から7th Single「僕なんか」までで217日(約7ヶ月)の間隔が空いています(「僕なんか」はコロナ集団感染の影響で発売延期しているから仕方がない部分もある)。

ここまで空白の期間が多くなると、離れてしまうのがライト層です。最近ではOfficial髭男dismやKing Gnu、YOASOBI、米津玄師など、実力のある歌手が次々に出てくるので音楽業界の移り変わりが激しく、ふらっと立ち寄ったライト層はいつの間にかふらっといなくなってしまうのです。

(2)東京ドーム燃え尽き症候群

ひらがなけやき時代からの夢であり、コロナ禍によって二度の延期を経てようやく行われた念願の東京ドーム2days。2018年からオタクにはなったものの、大学受験やら浪人やらコロナやらで思ったよりもライブ経験が浅い私ですら、「これを超えるライブはそうそう現れないだろう」(ライブ経験多いオタクのセリフだろ)と感じたくらい、感動的なライブであり、皆さんの中にもそのように感じた方は少なくないと思います。ただ、それゆえにここで区切りをつけるファン(特にひらがな時代からのコア層)が意外と多かったのではないかと推測されます。これに関しては私の肌感覚でしかないのですが、少なくとも私の周りのオタクども(口が悪い)は引退、もしくは半引退というような方は少なくなかったと思います。

(3)方向性の違い(笑)

前章の「Googleトレンド」を見ると分かる通り、デビューした2019年に一気に認知され、そのまま1年で一気に駆け上がった日向坂46。ここでついたファンは大半が「キュン」「ドレミソラシド」といった系統の曲で興味を持った層だと考えられます。今作の「Am I ready?」MVの公開後にも少し見られましたが、「キュン」や「ドレミソラシド」といった正統派アイドル感全開、夏感全開を求めている層はかなりいて、日向坂46のファン層の大方を占めていたにも関わらず、その系統の表題曲が一切来ないことからファンが離れていったのではないかと考えました。

日向坂46デビュー時のキャプテン・佐々木久美さんのコメントにこのようなものがあります。

「日向坂46はグループカラーが空色で、空色は青や水色が一般的だと思うんですけど、時間帯とかで色が変わるじゃないですか。いろんな色に変わるのが空色だと思っているので、どんな色にも染まれる、そんなグループに日向坂46はなりたいと思います。」

私はこの言葉の通り、日向坂は何色にでも染まれる、つまりどのような系統の曲でも”日向坂色”に染めることができるグループだと考えているので、「『キュン』や『ドレミソラシド』こそが日向坂だ!」とは思わないのですが、実際にはそう考えている人が多いためか、「こんなの日向坂じゃない」と離れる人が多く、これも原因のひとつだと考えられます。


3.これからの日向坂46


昨年、新たに4期生12名が加入し、選抜の導入、世代交代が現実味を増してきた日向坂46。これから日向坂が国民的アイドルグループになるために「必要じゃない?」と私が考えていることについて、箇条書きにして一気に並べてみようと思います。(それぞれに理由を書くのが面倒くさくなったし疲れた)

・リリース間隔を短縮し露出力強化、配信限定シングルも視野
・TikTokの有効活用(新曲ないからって更新を途絶えさせるな)
・作詞は入れ替わりに(同じ作詞家の曲しかないって異常だよ)
・YouTubeの有効活用(日向坂ちゃんねるは神、ただ新曲を押し出せるような関連動画がもっと欲しい)
・常に新しい要素を入れ、新規開拓を忘れずに(簡単ではないと思いますが)

こんなところでしょうか。正直、忘れていることもあるので考えれば出てくるような気もするのですが、もう現時点で5,000字を超えそうでさすがに疲れたのでここら辺で。上村ひなのちゃんが出演する「DIY!!‐どぅー・いっと・ゆあせるふ-」が始まっちゃうよ。

最後に。

私は日向坂が大好きです。それゆえにもどかしく思うことも多々あります。「こんなに可愛いのに」「こんなに面白い子がいるのに」「こんなにガチな子がいるのに」と常に思っています。何かきっかけがあれば大きく羽ばたけるはずなのに。でもそのきっかけは自分たちで作らないといけないんですよね。それができていないからこその現状なのだと思います。


絶対にこの困難を乗り越えて世界一のアイドルグループになろうね。








結局、5000字超えたし、「DIY!!‐どぅー・いっと・ゆあせるふ-」始まっちゃったな。というか終盤だ。

あ、終わった。


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