日記:触れられぬ世界

日付が変わるまであと10分しかない中で書きはじめる日記はスリルがあるぜ。そのうち更新を逃しそうなのでスケジュールを検討します。

昼、ラーメンを食べたら店員さんが新人の方だったらしく、先輩にキッチンの仕事をいろいろ教わっていた。客席には自分ひとりしかいなかったので、数的不利を感じていささか緊張感を覚えながらも、普段なかなか見ることのない店員さん同士の会話の風景をなんとなく物珍しく思っていた。自分は飲食のバイトを経験したことがなく、触れてこなかった世界を思っては少し寂しさを覚える。自分の知らないところでたくさんの営みがあって、それをすべて経験することはできないことを思うと、この世の途方もなさに圧倒されるような気がする。世界のすべてを知ることはできないのだなあ。それは絶望でもあるし、だからこそ自分だけの世界を生きていくための希望ともなりうる。

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