日記:隣の人の生
知人の結婚式に参加するため遠くまで来ていた。行きの電車でずっとシャニソン(デモ版のテストが当選した)をプレイしていたらスマホの充電がなくなった。会場は日帰りできる距離だが、式のあとの二次会で粘ってしまったので、いま新幹線の中にいる。新幹線にはなかなか乗ることがないので楽しい。
知人の結婚式に出席するのは初めてだったがとても感慨深かった。育ってきた家庭があり、学校での交流があり、社会人としての活動を経てひとつの節目に至る。それぞれのシーンにおいて関係性を持った人が式場には参列していて、人生というものの重層性を思い知る。さまざまな人間の営みが交差して、特定の人生に影響を与えていく。当たり前だが、この世の誰もが己の人生を生きていて、しかし普段はなかなか意識することのない他者の人生に衝撃を覚えるのは、それがなかなか見えにくいものであるからなのかもしれない。近くにいる知人の人生を、私はほとんど知らない気がする。
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