日記：音に呑まれる
日曜に電音部3rdライブのDay2とその前のDJイベントの電魂祭に行ってきた感想を……めっちゃよかった……
電魂祭は、3月にMusic Unity2023に参加してからDJに興味を持ちはじめていたのもあり、とても楽しかった。そもそも電音部というIPがDJを題材にしていて、ノベルを読むとDJがプレイの際に意識していることなどが描写されていて、それを踏まえた上でDJを聴くとさらに楽しい気がする。いわゆる「解像度が上がった」というやつだろうか。DÉ DÉ MOUSEさんの動きがめちゃめちゃ激しくて、それに引っ張られてこちらも腕をたくさん動かしていたら、挙げるのが大変なほど疲れてしまった。まだライブがあるのに……。
それから少し時間をおいて電音部の3rdライブへ。最初の「Hyper Bass」はとても好きな曲で、それも特別なバージョンでの披露だったのでいきなりテンションがMAXになる。2ndライブから続くハラジュクエリアの展開を織り込んだような曲調で、感情を激しく揺さぶられる。電音部の中でもここまで楽曲にストーリーを反映しているようなエリアはなくて、それゆえにノベルを追ったりキャラクターの心情に踏み込んでいくと魅力がますます増していくように思える。
続く「JUNGLE WAHHIOI」は絶対に声を出したくなる曲で、声出し解禁後のライブで叫ぶことができてとても嬉しい。ますますテンションが上がる。
序盤はエリアを跨いだパフォーマンスがあったり、それまでの電音部のナンバリングライブではまずなかったMCがあったりと、異質な空気を纏っていた。みんな仲良くしてるのに異質。ストーリー上は敵対しているカブキエリアのりむるを演じるをとはさんも混ざっていて、それはどうやら「マルチバースだから」とのことだった。
自分は知らなかったというか予習から漏れていたのだが、「Multi-Verse」を冠した楽曲シリーズがいくつかリリースされていて、その中の曲も披露された。「King A Zab」は黒鉄たまを演じる秋奈さんが猫の鳴き声パートのときだけステージ脇から登場して、すぐに掃けていくのがシュールで楽しかった。あと小宮有紗さんと澁谷梓希さんの衣装がめちゃめちゃかっこいい！！ パンツスタイルのライブ衣装は、アイカツのライブで藤城リエさんのパフォーマンスに圧倒されて以来ずっと好きなので……。剣も持っていてさらに騎士感。
「麻布アウトバーン」「PRECIOUS NIGHT」のあたりはめちゃめちゃ高まっていた。アザブが好き……激しい曲が特に……
新曲も披露された。「going…」は、曲前のライトの色と音のAiobahnさんっぽい雰囲気で「ペトリコールを渡って」が来ると身構えていたのだが、流れはじめたのは知らないイントロ。予習から漏れていたかなと思ったものの、「Aiobahnさんは電音部ではまだ1曲しか書いてなかったはずだし、もしかして新曲か……？」と思いながら聴いていた。めちゃめちゃ好きな曲だ……最後には「ペトリコールを渡って」のフレーズも使われていて、こういうのオタクなので大好き！！とさらに興奮が募る。ここまで書いておいてAiobahnさんじゃなかったらめちゃめちゃ恥ずかしいけど……リリースされたらめっちゃ聴きます。
ライブが後半に差し掛かるとカブキエリアの攻勢がはじまる。圧倒的なパフォーマンスに、ヒールとしての存在感の凄まじさを覚える。電音部のノベル第二部でもその凶悪さを存分に振るっているのだが、それをステージで体現されると説得力が段違いだ。勝てない……と思いながらも会場の熱狂の渦に巻き込まれていく心を止められない感覚。まるで甘美な悪の誘惑に魅せられているよう。新曲の「神パラサイト」は、「CHAMPION GIRL」とほぼ同じ伴奏を異なる歌詞やメロディで上書きしている凄まじい曲で、作中で最強DJである鳳凰火凛の曲すら取り込まれていくような恐ろしさがあった。
しかしその攻勢に反旗を翻したのはアザブエリアの灰島銀華を演じる澁谷梓希さんによる「Make Some Noise」。この曲はアザブというよりカブキ寄りの印象があって、相手と同じ属性で真っ向から迎え撃ち、フロアをさらに熱狂させる凄まじいパフォーマンスは、カブキエリアに対する反撃の嚆矢のようなストーリーを重ねることができるような気もして、個人的にはライブの中で一番印象的だった。
その後、カブキエリアの「禁言」でライブがいったん幕を閉じたあと、Bonus Trackとして各エリアが楽曲を披露していく。タオル曲でもある「レモン少女」で夏らしく締め括られ、総じてひたすら楽しいライブだった。ストーリーの展開も滲ませつつ、楽曲がめちゃめちゃ盛り上がるのでずっと楽しい。楽しすぎて翌日腕が重かった。また行きたい！！ バンナムフェス2ndから、バンナムが関わるコンテンツのライブにたくさん行くようになってしまって、大変さもあるがとても楽しいのでOKです。
「焼ケ鮭」でコールを打てて楽しかった！！
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