日記:刺激
週が終わる。短いながらも忙しい平日を超えて、休日はゆっくりと休める……と思いきや、明日(もう今日)の予定の準備がまだ終わっていないのでこれから取り掛からなければならない。なぜこんなに慌ただしいのか? それは自分にもわからない。よくわからないまま趣味の予定を入れ過ぎてしまった。
趣味、別に隠すわけではないのだけれどあまり日記には書いてこなかった。アカペラです。社会人になってからはじめた趣味。でも普通の歌は音域的に上手くないのでカラオケに連れられるときに苦しんでいる。そもそもは学生時代に合唱をやっていて、そのときの先輩に声をかけられて社会人サークルの門を叩いた。誘われるままだったのでアカペラのこともよく知らなかったのだけれど、なんとなく続けて現在に至る。というかサークルの活動が本格化したのが今年からで(それまでは集まって歌うことが難しい状況だったので)、だから自分の休日がここ最近慌ただしいのはそういう理由があるのだった。ペースもわからないまま練習の予定を入れていたら首がまわらなくなってきた。なので少ししたら抑えめにはしようと思うけれど……どうだろう。
社会人になると新しい出会いは少なくなる、という。それは自分も最初の1、2年を過ごしたところで体感していて、それもあって刺激を求めていたのだと思う。サークルの人と会うのは楽しいし、どこか心が落ち着く側面もある。家でも仕事でもないサードプレイス……というやつだろうか。学生時代の友人と遊ぶこともないではなかったのだが、そうではない休日はどこか心が重かった。仕事のための勉強をするわけでもないし、かといって打ち込めるほどの趣味があるわけでもなかったし……。
アカペラがその空虚を埋める趣味になったのかというと、正直なところまだわからない。でも練習して音を合わせるという営みは、学生時代の合唱で経験した感覚と似ている部分も違う部分もあって、それが楽しい。気分的には学生の延長線上にいるみたいで、だからお前は大人になれていないんだよと言われれば否定はできないししないけれど、それでもいまのところは幸福である。それがずっと続きはしないものだったとしても。どうせこの世に永遠はないのだし。
じゃあ、これから音取りするね……
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