日記:春と呼ぶには肌寒い

祝日。春分の日。春を分けるというには肌寒くて、特に外出したわけでもないのだけれど暖かくして過ごしたし、暖房も久々に起動した。しかし明日はさらに冷え込むらしく、三寒四温にもほどがあるのではないかということを思った。着ていく服装に気をつけることにしよう。


映画を2本ほど見た。MARVELの作品を追いかけていて、フェーズ2と呼ばれる作品群を見終わった。登場人物は増えていき設定の把握も難しくなっていくのだが、そこに錯綜する感情線も重厚さを増していくのでどんどん面白くなっていく。ただし、自分がそもそも人の顔を覚えるのが苦手で、外国の方だとそれに拍車がかかってしまうので、前の映画で出てきた人と同一人物であるかどうか判断に迷うところがあって、このまま登場人物が増えていくと自分のキャパシティを超えてしまうのではないかという恐れがある。とはいえ面白い。今のところ一番好きなのは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』かな……。


小説を2冊ほど読んだ。不定期に集まっている読書会があって(明日開催の予定)、そこで課題図書(毎回決めるわけではないのだが)として挙がっていた『武士道シックスティーン』を読み終えた。というのが昨日の話。今日はその続編となる『武士道セブンティーン』と『武士道エイティーン』を読んでいた。タイトルがわかりやすくて非常によいですね。高校生という期間限定の時間の移ろいをこれ以上なく表している。ちなみにあともう1冊、『武士道ジェネレーション』があり、これは今から読む。感想はそれを読み終わったらまとめて書くかも。剣道に打ち込む女子高校生の物語で、いわゆる部活ものの青春小説。映画化もされているらしく有名な本なので今更言うのもなんですが、めちゃめちゃ面白いです。


自分が中学生や高校生のときは武道の選択授業があり、柔道か剣道を選択することになっていた。ただ自分は柔道を選択したので、剣道のルールは一切わからず読み進めていた。ルールがわからないということはなかったのだけれど、試合の様子がどうしてもイメージできなかったので、YouTubeで動画を探して想像の支えにしようとした。

速すぎてまったく目が追いつかなかった。

試合の様子をイメージして読むのは諦めて、雰囲気で理解することにした。


映画を見たり本を読んだりすると、少しは有意義な休日を過ごせたような気がしてくる。でも実際は、YouTubeで何気ない動画を見て1日が過ぎていくのもそんなに変わらないのではないかと思う。インターネットを漂っていると、普通に生きているだけでは知るよしもない情報を得ることだって多いし、両者の違いはなんなのだろうか。情報の確らしさに差異はあるかもしれないが、映画や本だって間違うこともあるし、最終的には受け止める自分自身が判断していくしかない。

それでもやはり、YouTubeで適当な動画を流すのと、映画を見たり本を読んだりして過ごすのとでは、そこに大きな違いがあるような気がしてならない。すぐには言葉にならないが、少し考えてみてもいいかもしれない。忘れていなかったらまたいずれ考えたい。

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