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日記:夏の輝き

奥多摩に行ってきた。外でBBQをする予定だったのだが、土日ともに途中で雨が降ってきたので屋根のある場所に引っ込んで肉やカレーを食べていた。スイカも食べた。朝食にパンも焼いた。満足。

思えば今年は夏らしいイベントを経ていない気がする。ビアガーデンに行ったくらいか。しかし幼少の砌に抱いた夏への憧憬を、大人になってからも漠然と抱いていて、それが叶えられるのはやっぱり海とか山とか、そういう自分にとっての非日常を味わえる場所なのだと思う。ビルの屋上で飲むビールも美味しいのだが、時間をかけて山奥に足を運んで、利便性が比較的制限された環境下で味わう興奮はいつまでも特別な輝きを持っているのだという気がする。まあビールは飲むのだけれど。

持っていないものに憧れる。小さい頃もきっとそうで、自分にない才能とか物とかそういうものばかり欲しいと思っていた。それをただ指を咥えて見ていただけの自分。いまもそのスタンスは変わっていないようだ。欲しいものはたくさんあるけれど、手に入れるための努力をするわけではない。惰性で生きているから、いつもなんとなく満足で、なんとなく不満。楽しくないわけではないのだ。でも、もっと楽しいことがこの世にはあって、それが自分の手には入らないと思ってしまった瞬間、たまらなく不機嫌になってしまう。こういう精神性が、いつか自分を怪物にしてしまうような気がして恐ろしい。もうすでになっているのかもしれないが。


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