日記:昨日の日記を覚えていない
日記を書きはじめた頃は、昨日書いた日記のことをなんとなく覚えていて、じゃあ今日は少し違うことを書こうかなと思い立ったりしていた。
いまではそれがない。昨日書いた日記を覚えていない。だから毎日同じようなことを書いている。
それは日々散逸していく思考を留めるという日記の目的としてはある意味正しい。覚えていることを記録しておく意味は薄いからだ。しかし忘却の果てが同じ場所を延々と回り続けるループなら、それを前へと進めるために、しばし過去を振り返るということは大切なのかもしれない。日々の日記が現在の自分との対話なら、過去の自分はそのアーカイブにこそ眠っているのではないかと思える。
そういう思いから、自分の日記を振り返る時間を作りたいなと思ってはいるのだが、なかなかうまくいかない。ポケモンの新作が出る前に少しでも取りかかれたらいいのだけれど……。
というか昨日の分の日記は、今日の朝に書いたはずだけれど、その内容がすぐには思い出せない。自分的には結構いい感じのものだったという感触があったのだけれど、そんな手応えとは無関係に記憶が曖昧。
眠い……。自分は睡眠時間が長い方で、何もなければ9時間くらい寝ていることもある。それでも眠気はおさまらず、午睡に落ちることもある。これは睡眠の質だったりを改善すれば変わるのだろうか。
寝る前は液晶の画面を見ない方がいいということがよく言われる気がする。ブルーライトやら何やらを目にすると、身体が日中だと勘違いしてしまうからだとか。
しかしこの日記は寝る前に書くのがルーティーンになってしまったので、それを変えるのは少し決断に力を要する。それに平日は帰宅して食事と入浴をすませたらもう寝る時間ということも多いので、寝る前の時間以外に日記を書く隙間がない。朝に日記を書こうにも、出掛ける直前まで少しでも長く寝ていたいということを考えると、それも難しい気もしてくる。朝型生活にシフトしてもいいのだけれど……。どうせ日記を書くのを忘れて惰眠を貪る未来が見える。怠惰な自分が信用できない。
しかしむしろ、そんな自分を矯正するために朝のタスクを増やすのもいいかもしれない。日記の習慣はもはやそれなりに強固なものといっても差し支えないような気がするから、その習慣の強制力を利用して「朝起きて日記を書かねばならない」という心境に自らを持っていく。これはよいのではないだろうか。今日はもう日記を書いてしまったが、明日からそうしてもいいかもしれない。いよいよ日記がどの日付にリンクしているのかわからなくなってしまうが……。
この日記のことを明日も覚えていたら、そういう取組みをしてみてもいいかもしれない……。
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