日記:まだ決められない
そういえば、ポケモンをはじめるにあたって、もうひとつ決めなければならないことがあった。
ダイヤモンドとパール、どちらを選ぶのか…………。
完全に勢いでダブルパック(両方のバージョンが同梱されたもの)を予約してしまったものだから、いざプレイするという段になってどちらをはじめるのか決めていないことに気がついた。人生は選択の連続だ。ポケモンもまた然り。
ポケモンは、一番最初に発売されたときからそうなのだが、基本的に2つのバージョンが同時に発売される。赤と緑、金と銀、ルビーとサファイア、そしてダイヤモンドとパール……。答えのない選択は、昔も今もプレイヤーを悩ませてきた。
僕はというと、最初にプレイしたのがルビーで、それから1つのバージョンのみのマイナーチェンジを除くと、ファイアレッド、パール、ハートゴールド、ブラック、ブラック2、Y、オメガルビー、ムーン、ウルトラムーン、ソードという選択の遍歴を辿っている(ピカブイはプレイしていない。やりたいな……)。
これはイメージなのだが、2つのバージョンのうち最初に名を列せられる方が売り上げは良いのではないだろうか?何も考えずに買うとしたら、とりあえず先に聞こえた方がメインであるように認識してしまうような気がする。順番は大事だ。早慶戦か慶早戦かで対立が起こるように(これは本当にそうなのか知らないけれど)。
とりあえずWikipediaで情報を拾ってみる。以下は日本での売り上げを拾ったもので、各バージョンの数字が出ていないものは省いている。括弧内は売り上げが小さい方から見たパーセンテージ。
赤:約418万本、緑:約404万本 (103.47%)
ルビー:約255万本、サファイア:約261万本 (102.35%)
ダイヤモンド:約318万本、パール:約262万本 (121.37%)
ブラック:約288万本、ホワイト:約262万本 (109.92%)
ブラック2:約154万本、ホワイト2:約137万本 (112.41%)
Ωルビー:136万2,220本、αサファイア:156万6,180本 (114.97%)
これはなかなか面白い。数字を拾うことができた中では、唯一ルビー・サファイア(とそのリメイクであるオメガルビー・アルファサファイア)だけが、後に名前が来ているバージョンの数字が勝っている。とりあえず傾向としては、先に名前が来ている方が優勢であるということは言えるかもしれない(数字を調べられていないシリーズ次第ではあるけれど)。
ルビー・サファイアにおいて逆転現象が起きている原因としては、パッケージに描かれている伝説のポケモン同士の相性が関係しているかもしれない。ポケモンにはそれぞれタイプというものがあり、それらは互いに相性という特異不得意の関係が存在している。ほのおタイプのポケモンはみずタイプには弱いが、くさタイプには強いといった関係だ。
そして、ルビーのパッケージに描かれている「グラードン」はじめんタイプ、サファイアの「カイオーガ」はみずタイプである。そして、みずタイプはじめんタイプに強い。もしかしたら、この逆転現象はこのことを反映しているのではないだろうか。単純にそれぞれの人気なのかもしれないけれど…………。
2つのバージョンの数字で最も乖離が大きいのはダイヤモンド・パールとなっている。ダイヤモンドのパッケージに描かれている「ディアルガ」とパールの「パルキア」の間には。相性の明確な優劣はない。だから挙げられるとすれば、単に両者の人気の差であろうか。自分も子供の頃はディアルガの方がかっこいいと思っていたかもしれない。パールを選んだのは、弟がダイヤモンドを選んだからである。そういう都合。いや、パルキアも結構好きなんだけども…………。
金・銀以降にパッケージに描かれているポケモンは、伝説のポケモンと呼ばれる存在で、特別な力を持っている。ディアルガは時間を司るといわれ、パルキアは空間を司るといわれている。こうした性質の差から見ると、どうだろうか。なんとなく、時間を操る方がかっこいいような気がしてくる。空間を操るのはどうにもイメージが湧きづらいというか…………いや凄いことなんだけれど…………。専用技はパルキアが好きだよ!!(ディアルガが「ときのほうこう」、パルキアが「あくうせつだん」。この2つだと、亜空を切断する方がなんとなく凄そうじゃないですか?)
そんなこんなで、ポケモンはまだはじめることができていない。どうしようかな…………。主人公の名前も決めていないし…………。
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