日記:布教活動

ぬあああ遅い時間になってしまった……

手短に書こう……



『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』を見てきました(2回目)。

公開された週に見に行って、それからしばらくSNS上の感想とかを見ていたらまた行きたくなってしまった。TV版無料公開等の宣伝や、口コミなどが回ったのか、自分の観測範囲においてではあるものの「いままで見てなかったけどTVシリーズを履修して劇場版を見に行った」という人が散見されるようになった気がする。『響け!ユーフォニアム』の原作者である武田綾乃さんも見に行っていたようだ。

あっ!武田綾乃さんが『きっと、うまくいく』について書かれたコラムだ!この映画、めちゃめちゃ面白い……


『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』は2回見たわけだけれど、自分が初めて複数回見た映画は、『響け!ユーフォニアム』シリーズの『リズと青い鳥』だった気がする。劇場で3回見た。

1回目はただただ圧倒されて、2回目3回目でようやく自分の中で整理がついてきた。あとは、SNSで感想を眺めていると自分の気付かなかった視点があり、もう一度見に行きたくなってしまうという構造もあるかもしれない。

自分の中で『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』も同じような状態にあって、初見時の衝撃はすさまじかったものの、それが故に落ち着いて見ることができず、見落としてしまう部分もあった。そういうものを、パンフレットでスタッフの方の考えを読んだり、構造の読み解き方が上手な方の感想を読んで補完したうえでもう一度見ると、ちゃんと見えてくるものがある。そうやって自分の中に物語がしみ込んでくるような気がする。

面白かったな……何度でも見に行きたいな……。


『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』のTVシリーズを見た知人が、劇場版はまだ見に行けていないというので、それとなく薦めておいた。「舞台少女」の姿を劇場版で見るということは、個人的には少し嬉しい意味を見出してしまう。



自分の好きなものを他人に薦める、いわゆる「布教活動」のようなものについて、昔はあまり積極的になれなかった。

自分が好きだという情報を与えてしまうことで、相手に一つのバイアスをかけてしまうことになるのではないかという恐れがあったためだ。自分はその作品が好きなので、相手にもできるだけバイアスのないフラットな状態で見てほしい。そうなると、作品を薦めるという行為そのものができなくなってしまうのだ。

しかし最近は、作品の面白さというものは自分が薦めたくらいでは全然損なわれないなと思うようになった。たとえそこに幾分かの毀損があるとしても、そのリスクと、「自分が薦めたことによって相手と感想を語り合えること」のリターンを自分の中で天秤にかけ、後者の方に重きを置くようになったのだ。相手のリスクよりも自分のリターンを重視するようになった。より自己中心的になったともいえる。

上記の記事でも触れられているように、作品を薦めるという行為はそれ自体が軽度のネタバレを伴わざるをえない。「こいつが薦めてくるということは、なにかがあるのかな」というバイアスがかかってしまうかもしれない。それでも、自分がそうやってお薦めされたときのことを考えると、布教によって自分では知りえなかった作品に手を伸ばすことが、思いもしない発見を得ることもある。自分は布教されて良かったと思うことの方が多いので、相手にとってもそうでありたいと願いながら、これからも自分のエゴのためにも布教を続けると思う。


とりあえず知人に対してはシャニマスの布教を時折それとなく流してみたりしています。

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