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日記:本と甘味

そういえばnoteのUIが変わって、それぞれの記事の冒頭の文章が一覧で表示されなくなったので、今まで「冒頭の文章が気になるので読んでみよう」と思って記事を開いていたのが不可能になってしまった。なのでサムネイルとタイトル、あとはLikeの数くらいが所与の情報となったわけで、要するに自分のようなサムネイルの画像を滅多につけない人間の日記なぞクリックされることもないのではないかと思ってしまう。いや別にたくさんの人に読まれたいわけではないのだけれど、それにしたって誰に読まれることもないというのは少し寂しくて、そしてできるだけ多くリアクションを貰えるようにするためには人の目に触れるような状況を作るほうがよいわけで、だからサムネイル画像を設定したほうがいいのかなあと思って設定したのが上記の画像です。

「梟書茶房」というカフェのパンケーキです。季節限定、いちごパンケーキ。僕は限定という言葉に弱いので容易にそちらに流される。

このお店がどのようなコンセプトであるのかは上のページを見てもらえばわかるのですが、簡単に言うとブックカフェというやつで、店頭に並んでいる本を購入して店内で読むことができる。ただ1つ特徴的なのが、並んでいる本はすべてブックカバーで覆い隠されていて、中が何の本なのかを事前に知ることはできない。与えられる情報は、選書した人による推薦文のみ。そこから気になる本を探して手に取っていく。

これでは、どんな本なのかわからないではないか。もちろんその通り。しかし本に限らず出会いというのは偶然によってもたらされるもので、そして普段書店で本を選ぶような形では決して出会うことのできない本に出会うことができるのが、この梟書茶房のよいところなのではないかと思う。我々は知らずのうちに、いつも同じような本を手に取ってはいないだろうか? それでいて、どこか新しい出会いを求めてはいないだろうか? そんな人にとてもおすすめなお店です。本が並んでいるエリアはカフェの外側にあって、本の購入はカフェの代金とは別途行うので、カフェを利用せずに本を選ぶことも可能(おそらく)。

そして、特徴的な本の販売スタイルにばかり目が行ってしまうかもしれないけれど、カフェとしてのメニューも見逃せない。自分が注文したパンケーキのほかにも、シフォンケーキやフルーツサンドなど、目移りしてしまうものばかり。コーヒーもおいしい(こちらは自分があまり詳しくないのでうまくひょうげんできないのだけれど、おいしかったです)。実際、本を購入するのではなくカフェとして利用している人も見受けられた。だから、パンケーキだけ食べたいけれど本は買わないとか、本だけ選びたいけれどカフェは利用しないとか、そういう場合でもまったく問題はない。そしてどちらの目的でも、きっとその欲求を満たしてくれるのでないかと思います。自分は本も甘いものも好きなので最高でした。


2冊ほど買って読んでいる。どちらも自分では辿り着けなかったであろう本で、とても面白い。しかしこのことを書いてしまうと日記で感想が書けなくなるのが難点……(どんな本があるのかというネタバレになってしまうので)。

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