日記:そういうもの

転がるように日々を生きていたらいつの間にか平日が終わっていた。そんな日々をただ繰り返して終わっていく人生。そういうものなのかな。

眠い&朝が早いので手短にしたいぜ! 自分は仕事が割と朝遅いほうなので、休日のほうが早起きという逆転現象が容易に起こりうる。先週は映画を朝一で観に行ってそのあと昼寝したら17時だった。そうやって終わっていく休日。そういうものなのかもしれない。人生って。

いま、天井に虫のような影がとまっているのに気がついた。しかし部屋の外へと追い払う元気も出ないので、気づかなかったふりをして寝よう。恐怖というものは案外近くに潜んでいるものだ。いつも隣り合わせにある。見ないようにして生きている。こうして人生の話にすりかえることで虫への恐怖を紛らせている。

開け放した窓から流れ込む夜の空気が冷たく、夏の前の猶予期間を思わせる。もうすぐエアコンなしでは寝られない日々がやってくるのだろう。しかし1週間が過ぎるのがあっという間のように、夏という季節もまた瞬きのうちに終わっていくのだろう。もう少しで2023年も半年が終わる。ずいぶんと長く、たくさんの日々を過ごした気もするし、光陰矢の如く何もないまま終わっていったような気もする。次の季節を私は覚えていられるだろうか。人生の中で過ごせる夏は次第に消えていって、その中の1つがこれからはじまろうとしている。喪失の覚悟はできているだろうか。私はまた1つ夏を失う。それがよい思い出になるように、せめて前向きに生きていたいと思う。

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