日記:あげられるもの
昨夜はアーマード・コアのミッションがなかなかクリアできずに寝てしまった。今日は13時から予定があって、まあそれくらいの時間なら目覚ましをかけずとも起きられるだろうと思っていたのだが、目覚めてポケモンスリープの睡眠カウントを止めようとしたら、時計の表示は12時半を指していた。普段は休日でも9時ごろには一度目を覚ますのに、目覚めることなく熟睡していたみたいだ。アーマード・コアでの戦闘が思いの外疲労を蓄積させていたのかもしれない。あと今週は割と仕事で疲れていたしな。
謝罪の連絡を入れつつ目的地へと向かう。所属している社会人サークルの何人かでカラオケをして軽くご飯を食べる予定だったのだが、私はとにかくカラオケに苦手意識があったのでなんとなく心が重かった。「寝起きで声が出なくて……」みたいな言い訳で体よく断るシミュレーションを頭の中で何度か繰り返したものの、実際に無垢な表情で「歌ってないから歌いなよ〜〜」とデンモクを差し出されると無碍に断るわけにもいかず、なんとか歌える曲を入れて誤魔化した。
カラオケが苦手なのは、音域が狭くてなかなか自然に歌える曲がないのと、キー調整できるほどの音域に対する感覚が鋭くないこと、そして最近の曲を歌えるほど聴き込んでいるわけでもなくて、昔の曲もそこまで知っているわけではない……みたいに、ひとつひとつの理由がいろんな道を塞いでいる状態だ。じゃあカラオケの練習すればいいじゃん、とも思うのだが、練習してまでどうにかしようとすると、なんだか「お前の歌は仕事かよ」みたいに思う自分が心の中に湧いてきてしまって、途端に足が動かなくなる。努力が必要な局面になると無気力に襲われてしまう。もう何もできない気がする。
金曜日の夜に電話で友人と話していて、そのときになんとなく仕事の話になった。「仕事、頑張れないんだよな」みたいな話を自分がすると、友人は「そこは頑張るしかないんじゃない」というスタンスのようだった。自分にはそれが無理なのだと思う。がんばれない。仕事だと思ってしまうと途端に疲れてしまう。仕事だから仕方ないと言い訳して自分を丸め込んでしまうことが、自分の心に不誠実を働いているような気がしてしまう。みんなそういう不条理を抱えていて、それでも仕事をして生きているのだと思うと、凄すぎる、自分には到底できないと思ってしまう。誰かの仕事でこの世界は回っている。誰かの仕事の恩恵を自分は受け取っている。自分には何もあげられるものがない。歌も歌えない。
でも人に誘われて遊びに行くのは楽しいので行ってしまう。誰かを誘う勇気もないのに恩恵だけ受け取っているな。歌が上手い人の歌を聴くのは楽しいし、知らない曲を知れるのも楽しい。そのあとサイゼリヤでカルボナーラを食べてワインを飲んだ。サイゼリヤのワインは安い。
帰宅して、オモコロのラジオイベントを視聴していた。
すべてのラジオを聴いてるわけではないが、「匿名ラジオ」と「ニュース!オモコロウォッチ!」は聴いていて、最近「音声放送」も最新のほうの回まで追いついたので、せっかくなので観ることにした。オモコロのイベントは最近予定が合わず見ていなかったので久々に視聴したのだけれど、とても面白かった。別にラジオのことを知らなくても、なんとなくオモコロを見ていてメンバーのことを知っていたら楽しめるイベントだと思う。特に2戦目の演技対決がとても素晴らしくて、ほかのラジオも聴いてみようかなと思うイベントだった。今後の更新も楽しみ……
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