日記:踊る、踊る

Music Unity 2023に行ってきた!

DJイベント的なものはずっと気になっていて、いつか足を運びたいと思っていたのだけれど、どのような雰囲気なのかよくわからなかったので二の足を踏んでいた。流れる曲にもそこまで明るいわけではない。予定もあるし……今回はやめておくか……と水曜日までは思っていたのだけれど、木曜日に追加のDJが発表になった。

謎のDJ「DJ NOT PORTER ROBINSON」が一体誰なのかはわからないが、数年前にDJイベントの配信で聴いたPorter Robinsonの「Sad Machine」がとても記憶に残っていたのだった。そのまま勢いでチケットを確保してしまった。

思えばDJという存在が本格的に気になりだしたのはその頃だったと思う。それ以前にもニコニコ超会議でボカロ曲のDJを聞いたり、アイカツの曲がDJでよくかかっているらしいことを知ったり、そういうことが重なって、いつか現場に行ってみたいなと思っていた。

たぶん郷愁なんだろうなと思う。自分が好きだった曲を誰かと共有できる楽しさ。その楽しさが誰かの心の中にもあって消えていないことを確かめる喜び。

「DJ NOT PORTER ROBINSON」のDJには、自分がDJに求めていたそういう感情があったと思う。マッシュアップされた楽曲では、両者の中に感じていた思いが重ね合わされていく感覚がとても心地よい。楽曲の連なりの中で、音楽を通して感じていた憧憬が呼び起こされていく気がする。kzさんのDJは以前も聴いたことがあって、変わらず素晴らしかった。自分はそこまで楽曲に明るいわけではなくて、会場で聴いた音楽も知らない曲がほとんどなのだけれど、不思議と身体を揺さぶられるような快楽がある。あとは以前の記憶が残っている曲もあって、とても楽しく聴いていた。

Day1は都合で最後の2人のDJしか聴けなかったのだけれど、Day2は15時ごろのPhoton maidenから聴いていた。Photon maidenはブシロードフェスに行く際に予習で聴いていて好きだったので楽しかった。Aiobahnさんの曲はあまり聴いたことがなかったものの、とりあえずやるであろう「INTERNET OVERDOSE」と「INTERNET YAMERO」を予習して行った。「インターネットやめろ!」を叫ぶことができてとても楽しかった。あと知らない中で気になったのはD-YAMAさんのDJだった。あとでMOGRAの代表だと知って驚いた(知らなかった)。トリのイノタクさんは知っている曲も多くて楽しかった。知らなくても楽しいけど、知ってたほうがやっぱり楽しい! 今回は割と衝動的に来てしまったので予習もそぞろだったが、次はちゃんと予習をしていこうと思った。

あと、お酒を飲んだ状態で好きな音楽を聴くのは個人的にとても楽しい。音楽に浸るという体験は陶酔や酩酊にも似ている気がして、アルコールとの相性は高いのかもしれない。友人ともたまに飲んだあとにカラオケに行ったりするのだけれど、根っこにあるのは同じ欲求かもしれない。今度は知り合いのオタクも連れて楽しめたらいいな……(ライブに人と行くようになって感じたのだけれど、感情の語る先が存在してくれるのでとてもありがたい)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?