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裸眼信者

あなたたち人間は、人と比べることで例えば肌が汚いとか、薄毛とか、鼻が低いとか、生まれ持った容姿が気に入らないこともありますよね。そのままの君が美しいなんて言われても、肥大化しすぎたコンプレックスが邪魔をして素直に受け止められないのはよくわかります。
医療の力で色々とカスタムすることで解決を試みるのはかっこいいと思います。文明から生まれた自己研鑽の形のひとつとしてどのように発展していくのか気になります。

それはそうと、私は一つだけどうしても気に入らないカスタマイズがあるのです。あの憎きカラーコンタクトです。

あなたたち人間には今一度、明るい場所で鏡をよく見ていただきたいのですが、瞳の色ってすごく綺麗じゃないですか?
日本人の瞳はだいたい黒っぽく見えますが、スマホのライトとかを強く当ててみると茶っぽい色をしているのがわかると思います。
瞳(虹彩)は、生まれつきのメラニン色素の量に個体差があって、誰一人として同じ色をしていないのです。なんて素敵なんだ。元々特別なオンリーワンらしい!
しかも、よっぽどのことが無い限り変わらない。加齢で肌がしおれて髪が抜けて腰が立たなくなって若い頃とまるで別人になっても、目ん玉はほとんど変わらないじゃないですか。
などと当てずっぽうで書いてから調べてみたら、

・長年にわたり紫外線、風、ほこりにさらされた結果、水晶体が黄色または褐色調になる
・結膜が薄くなる
・強膜の透明性が高まることにより、青味がかる

しらんかった

この程度の変化はあるんだ。でも単純な老化だけで別人のように瞳が変色することはないみたいなので、ほぼ不変といっても過言ではないのでは?ないと決めます。

以上を論拠に、瞳は人体の中でも非常にユニークな部位であり、カラーコンタクトなんてして隠すのはもったいなさすぎると言いたい。

確かに、顔にお化粧するように瞳の色を着替えるのだってお洒落のひとつだというのもわかります。わかるんですけど、それはそれで有りなんですけど。
カラコンしないと恥ずかしくて外出れない、みたいな人いるじゃないですか。黒目が小さいと目全体が小さく見えるし、三白眼では睨んでいるような印象になるから避けたいというのは私も三白眼なのでよくわかる。
そんなデメリットに勝る唯一無二の価値が、瞳の色にはあると思うのです。
きったねぇ目の色って見たことありますか?目なんか何色でも綺麗ですよね。目の色がキモすぎていじめられた。美容整形で目の色を変えなければ、なんて状況には誰もなったことが無いでしょう。もしかして、あなたの瞳に宿る天から与えられた個性的で素晴らしい魅力に、あなた自身はもう気付いているのでは?

会話するとき人の目を直視できない私が言うことではないのかもしれません。
自信がなくなってきたので文字の入力をやめますが、あなたたち人間はもっと自らの目に自信を持ってください。カラコンをやめてください。さようなら

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