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自殺を人生のゴールに据える

自殺で生を終えること。これは人生における僕の唯一の目標です。

理由は大きく2つ、無駄に長生きして他人に迷惑をかけたくない、そもそも生きる理由がない。

どうせ生きていたところで現実的な幸福……例えば一般的に言われる『友達と馬鹿騒ぎして、仕事で成功して、恋人と愛し合い、子育てに勤しみ、孫の成長を見届けながら死んでいく人生』……を得られる可能性はゼロです。そもそも僕のようなゴミ人間にその死に方は、億が一あり得たとしても許されはしません。

僕はこれから先、ゴミのように死んでいくでしょう。無能なクズ。社会性喪失置物。吃りコミュ障。仕事できないアホ。友達ゼロ。恋人ゼロ童貞キモオタク。妬みの感情しか知らないスクラップロボット。そうして死んでいくのでしょう。

そんな未来が待っていることを悟ってしまえば、僕みたいなズルい人間はその未来を享受する前に自殺という手段で逃げることを選びます。

真剣に自殺のみを人生のゴールだと信じられれば、恐らくその人は刹那主義になれるはずです。刹那の幸福にのみ目を向けて、どうにもならなくなった瞬間に迷いなく自殺する。それは実際僕の理想の生き方ではあるのですが……

真剣にそう向き合えず、未来に未練を持った人間が自殺を人生のゴールとしてしまうと不都合が起こります。そう、灰色が襲ってきます。それは緩やかな絶望なんです。

確かに楽しいんです。動画を見るのも、音楽を聴くのも、ゲームを遊ぶのも。ですがその裏には常に自殺の観念があって、それから目を背ける為に酒やインターネットや空想に逃げる。死ぬしかないのに本当は死にたくないという思いから逃げたいが為に自分から逃げる。逃げるために動画を見て音楽を聴いてゲームを遊ぶ。

バイトをしていても(死ぬんだ死ぬどうせ死ぬ死ねばいいその内死ぬんだ死ぬ死ぬ死ぬ……)と無意識に考えています。メンタルにダメージを負えば負うほど露骨に。まぁこれは僕がメンヘラだからということもあるとは思いますが。

全ての日常生活の裏に「どうせ死ぬんだしな……」という緩やかな絶望と緩やかなニヒリズムが横たわっていて、それを誤魔化すために脳内麻薬を大量に分泌させたがる。酒、自慰行為、OD、現実逃避トリップ……

未来が無色であることが確定しているので、今が未来に向かい色を失っていく。虹色の輝きが一色に染まっていく。つまらない人生になっていく。何も楽しくない。

激烈な自殺衝動がある訳ではない。世界の全てに絶望している訳ではない。ただ薄っすらと全てを諦めていて、その中を生きるのはとてもつまらない。そんなつまらない生に寄り添ってくれるのはやはり依存性のある物質です。依存は現実を濁らせてくれますから。インターネット最高!

それは逃げているだけです。現実から逃避しているだけです。苦痛から逃れているだけです。まぁ、ですが、辛いことから逃れること、辛いをなくして幸せだけを求めることが悪いこと、だとは僕は思わないのですが。

と、いった感じになりかねないので自殺を人生のゴールに据えるのは気をつけた方がいいです。やるなら真剣に真面目に本気でやりましょう。やりきれればそれは間違いなく幸福な一生を送れるはずですから。

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