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俺、つまらない人間なんじゃないか?という話。あるいは『優しさ/藤井 風』への勝手な共感。

面白い人間になりたい訳じゃない。
でも何も与えられない人間にはなりたくない。
強くそう思います。

温もりに触れたとき
わたしは冷たくて
優しさに触れたとき
わたしは小さくて
この広い世界の中じゃ収まらない
あなたの心 わたし泳ぐだけ
ちっぽけでからっぽで
何にも持ってない
優しさに触れるたび
わたしは恥ずかしい

優しさ/藤井 風

同い年の人間が書く歌詞とは思えない……
藤井風さんの歌詞を字面そのまま受け取っていいべきなのか否かはともかく、もし受け取っていいなら暴力的なまでに僕に突き刺さる歌詞です。

僕は優しい人間に囲まれています。
その優しさの一滴ぐらいは僕以外の人に向けて欲しい。溺れてしまう。

好きな物は(あんまり)ない、語れる物はない、特技はない、自分の意志がない、自分の主張がない、会話のキャッチボールができない、そもそも碌なコミュニケーションが取れない、何にも持ってない……

優しくされても返す物がない。
それがあまりにも苦しい。
自分の未熟さを実感させられて恥ずかしい。
最初から優しさなんて与えないで欲しい。

何も与えられない。
普通の人は成長と共に与えられる物が増えていくはずなのですが、僕は成長していないので、何も与えられないんですね。

だから優しくされると困ってしまう。
何も返せないから申し訳ないし、そんな自分が今まで以上に嫌いになります。

面白い人間になりたいなんて馬鹿デカい願いは言わないですが、つまらない人間のままではいたくないと本当に思います。ほんまに。

でもきっと僕はつまらない人間のままです。
変わろうとする努力が、僕は出来ないからです。

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