Wordで等号を揃える方法

バージョンとしてはMicrosoft365を使用しています. 確認はしていませんが他のバージョンでも使えるかもしれません.

数式を以下のように作った場合を考えます.

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(1)はかっこでくくったもの, (2)は番号付き数式で一つの数式にまとめたもの, (3)は式変形を想定したものです.
(1), (2)は下のAで, (3)はBで説明します.


A. (1), (2)での揃え方
1. 式を下の図の左のように/Unicodeで書いていることを確認します. 特に操作していなければこの状態がデフォルトだと思います.

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2. 次に/Unicodeの下にある{ }LaTeXをクリックします. これでLaTeX形式で数式を書くことができるようになります. 文字化けのような感じになることがありますが"元に戻す"で{ }LaTeXに変更したまま元の式に戻すことができます.
あとは各行の揃えたい文字の後ろに&を挿入すれば完了です.
下の図では=の前に&を入れています. &自体は文字として出てきません.

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B. (3)のような式変形での揃え方
1. まず図のように揃えたい数式部分を全て選択します.

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2. これを右クリックして等号揃えを選択すれば完了です.

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以上です.


(3)のような式変形を(2)のような番号付きの数式の中に入れて一つの数式としてまとめれば{ }LaTeXで揃えられます.

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参考
WordではなくLaTeXを使えば改行や数式の間隔, 式番号等のWordでは調整しづらいものも扱えるようになります. 実際上に書いた&で任意の文字を揃える方法はLaTeXのやり方です.
一方でLaTeXにはLaTeXのエラーがありますので, 時間を作って慣れておくといいと思います. 課題の提出時間までは有限なのでまずは体裁よりも完成させることを意識したほうが安全です. 実際私は大事なレポートの体裁にこだわってLaTeXで書いた結果間に合わなくなりえらい目にあいました.



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