Cs41 Color 2-Bath kitでカラー現像

フィルムのカラー現像を店にお願いするとお金と時間がかかるので、自家現像をやってみることにした。ネットで色々調べると、昔は「ナニワカラーキットN」という現像液が売っていたらしいが、現在は生産されていないみたい。現在、国内で普通に販売されているのはオリエンタルカラーのカラー現像液(BAPシリーズ)だけど、どうも業務用らしく、量が多すぎる。しこたま写真を撮影する人、周りにカメラ仲間がたくさんいる人はいいんだろうけど、あいにく自分はどちらでもないので、手が出せなかった。他にはコダックの印画紙用のカラー現像液があって、これは普通にビックカメラとかで売ってるんだけど、調べてみると、フィルムにはちょっと作用が強すぎる薬品らしく、あんまり上手く現像できないみたい。


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で、先日購入したLAB-BOXを販売しているCinestill Filmっていう会社のホームページを見てたら、Cs41 Color 2-Bath kitというカラー現像液が売ってることに気づいた。1リットル用で3000円しないくらい。

説明は英語で良くわかんないけど、何となく処理は簡単そう。ということで、海外から購入してみることにした。こういう薬品って輸入できるのか心配だったけど、粉末は問題無いみたい。ちなみに、粉末から処理液を作るのが面倒な人は液体でも買えるけど、どういう経路で運ぶつもりなのか、送料が12,000,000ドル掛かります。まあ、液体での国外発送はしないってことなんだろう。

自分が購入したときはちょうど品切れで、到着まで1ヶ月くらい掛かった。到着した頃は仕事がちょっと忙しくて、そのままさらに1ヶ月くらい寝かせて、ようやく最近、現像に着手した。説明書は当然英語だけど、まあグーグル先生に翻訳してもらえば、意味は分かる。やってみると、処理液の作成から現像処理まで、素人の自分でも思ったより簡単。興味がある方はトライしてみてください。 

でも最大の問題は、廃液の処理か・・・。個人の場合、産廃扱いにはならないので、自治体によって定められた処理法(紙などに吸い取らせて燃えるゴミで捨てるか、希釈して下水に流すか)で処分しないといけないらしい。さて、札幌はどちらでしょう(未確認)。


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二眼の方のローライフレックスにて。奥さんの実家の庭に生えてる大きな木。Photoshopで色調整はしているものの、普通に発色してる。


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会社のお昼休みに。それほど寒くない、冬の一日。空が綺麗。Arax60。アーセナルの魚眼は開放だと流石に結像が甘くなるけど、絞ればきちんと映る。重たいけど好きなレンズ。でもやっぱり重たい。

あ、フィルムはどっちもEktar100。


現像代が浮くというのもあるけど、自家現像はやっぱり楽しい。温度がやや高温になるだけで、白黒よりカラーの方が作業自体は楽。

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