多々味

マンガ読んだり、考えたりした記録など。

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マガジン

  • 多々味の随想類

    自分にとって大切なことを飾らずに書いておきます。毎週月曜更新(最低週2回)を目標に、「何を今更」かもしれないけど、誰もが悩んだかもしれないことを悩んでいるかもしれないし、悩んでいないかもしれません。

  • 多々見の感想類

    芸術作品などの感想を書いたエントリをまとめてます。更新頻度は低め。

  • 多々見の創作物

    多々見が創作したものをまとめてます。

最近の記事

身から出た言葉

 自身の身から出た言葉というものを使えないと僕らは大変苦労する。理論や言葉は衣類みたいなものでもあるから案外簡単に着替えられると言えばいえるが、そんな言葉はどうしてもその人の言葉でなく「誰か」の言葉な気がしてならない。掛け替えのあるってことでしょう? 「誰か」の言葉なんて、マス・メディアが発達した今の世の中では、無くて困らないどころか、あり過ぎて困るようなもんだろう。

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    • 得意料理はクックドゥ

       料理することは楽しい。勿論面倒とか嫌いだと思う人もいると思う。正直いうと面倒だ。下準備が長いんよな。とは言っても、何かを作るという行為は楽しいし、プラモデルでも作る延長線上にあると思えば、料理をするのも悪くはない。作った後に場所を取るプラモを捨てられない性分の私は、もう最近はプラモを買うよりも料理にペイしているが、作った後に腹に入るし、栄養状態も改善されているような気がするし案外気に入っている。  だからといってヒトのプラモを勝手に捨てたりは許せないけどね。場所があるならプ

      • 桜と幹と葉桜と

         サクラが満開だ。人は立ち止まり写真を撮る。そんな光景をみていたつもりが、気がつけば近くの桜並木が道までさくら色になり始め、もはや葉桜になりつつある。関東ではこの前咲き始めたような気がしていたのに驚くべき速さだ。地元では桜並木を通って通学していたがこのようなスピードだっただろうか。歳をとったといって解決すればいいような気もするけど、あの時のように毎日見ていないからギャップに驚いているだけのようにも思う。ただ、散るサクラの花吹雪に感じ入るのは昔と変わらないと思っている。変わって

        • ビルドダイバーズシリーズの雑感

           『ガンダムビルドダイバーズ』と『ガンダムビルドダイバーズリライズ』の2作品が主軸となる「ガンダムビルドダイバーズシリーズ」は私のお気に入りの作品だ。これらの作品については読めないくらいの感想が語られているし、当時追っていなかったから分からないけれど今では入手に手間がかかる紙媒体での対談やインタビューなどもあると思う。あと私は実は外伝コミックスに手を出しそびれている。  それら全部は追えていないので、まぁ何か大それたことは言えないなと思いつつ、めっちゃ面白かったので「雑感」で

        身から出た言葉

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          2本
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        記事

          「当然だ。だから……」

           「当然」のことをした自分はえらいはずだ。幼稚な言葉だが、私はそう思う。頑張った際は、他の人が何と言おうと、自分の尊厳のために自分を褒めていいと思う。

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          「当然だ。だから……」

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          迷いの東京

           用事があって月の初めに池袋に足を向けた。初売りには興味がないタイプの人間なのだけれど、福袋でも売っていたのだろうか、なかなかの数の人がいたように思う。とは言っても疫病禍の人での少なさに慣れていたのと、そもそも通常の東京の様子に詳しくないということもあり、もしかしたら以前の様子と比べればまだ序の口だったりするのかもしれない。嗚呼! 恐ろしき哉、東京!!  東京の街を歩くと田舎者の私は大体道に迷う。大体は何となく合っていることも多いが、偶に本当に分からなくなることもある。今回

          迷いの東京

          正月の散歩

           正月、東京の郊外を散歩した。「閑静な」という形容が身をもって理解されるような、のどかで静かな空気を帯びていた。一方で風の冷たさも相まってどこか寂しさをも感じる。  少し大きめの公園の周りをぐるりと回る。公園の中には人がいるが、風の音で枝木が鳴り、それをかき消す程の人や車がこの外縁には居ない。風が強いこともあったのだろうが、いつもはどれほど静かなのだろうか。  暫く歩くと人が公園内に多くの人が集まっていた。空を見ると何枚ものカイトが空を飛んでいた。その内2枚は木の2倍にも見

          正月の散歩

          プラネタリウムの星空は怖い

           先月の某日、人生で初めてプラネタリウムという施設に足を運ぶ機会に恵まれた。鑑賞したのは『To the GRAND UNIVERSE 大宇宙へ music by 久石譲』という作品だ。音がよく、映像もよかったので、もしも余裕があったら観て欲しいと思った。  それにしてもプラネタリウムとは不思議な文化施設であると、行く前の私は思っていた。なぜなら星空は常に上を見上げればあるものであったからだ。  小学生の頃の私は田舎に住んでいた。図書館すら行動範囲内にない田舎で、車で40分

          プラネタリウムの星空は怖い

          パンはパンでも…

          たてまえ 子供の頃になぞなぞにハマる人は多い。私もそのクチだし、キャラクターやアイテムを探すタイプの絵本に夢中にもなった。懐かしい話である。 数あるなぞなぞの中で、多くのキッズハートを掴んだのは「パンはパンでも食べられないパンってなんだ?」という問題だろう。回答の振れ幅もあり、相手の回答に合わせて正解を柔軟に変えられるのだから相手を陥れたいお年頃にはクリーンヒット間違いなし。というより、パンツと答えたい心もあったような気がする。 これは間違いなく「お遊び」だが、お遊びだ

          パンはパンでも…

          【創作】あの場所

           ここに立つといつも思い出す。ここのあぜ道で遊んだ日のこと、父ちゃんと話したこと、アイツらとつるんだこと。全部が全部昔のことである。  大学がこのあたりにできたことで今や一帯は学生街となっている。少し行ったら当時の面影があるものの、行ったところで何もない。ただの茫漠とした耕作地帯だったのだ。  ここは二階建ての複合テナント施設となっており、もう出来て10年、もしかしたら20年はとうの昔に経っているかもしれない。ずっとこの地に住んでいるからこそ、こんなことは忘れてしまうので

          【創作】あの場所

          あさぎりを渡る

           今日の朝は霧が立ち込めていた。この地に住んで2年は超えているのだが、ここまで深い霧がでるとはしらず、多少の高揚感とともに走り抜けた。このような霧は小学生の頃に山頂で雲の中に入った以来だろうか。  最近は用事のおかげで、畑の広がる地帯を抜けて移動しているのだけれど、舗装されていないからこそ出会える光景だ。車の運転は正直勘弁だけれど、風景は世界の秘密を包み込んだ神秘そのものになる一方で、途中抜ける集落などでは綺麗に霧が晴れるのだから面白い。  霧が出つつも、陽の光が届いてい

          あさぎりを渡る

          【創作】エピローグばかり

           物語の前に置かれるものがプロローグで後に置かれるものがエピローグだと教えてもらっても、ひたすらに間違えていたのは言葉の雰囲気が似てるからに他ならない。世界史でローマ皇帝の名前も見分けがつかず混同したのだからきっとそうだ。教えてもらった人ゆえに習ったという過去だけを、克明に覚えているのは皮肉としかいえない。  こんなことを言うのは似たり寄ったりな顔や名前の人間を区別して覚えねばならないタイプの職種になってしまったからである。名刺と顔と好みとを思い出しておくことは職務の一環と

          【創作】エピローグばかり

          「なんで」の答え

           どうして生きるのか、なぜ生きるのかということは若い頃に考える人は考える問題だと思う。これに対して答えを出せた人、出せなかった人、今取り組んでいる人もいれば、こんなのを考えるのは厨二の戯言だと蔑む人もいるかもしれない。こんな答えのでない問題について考えても意味はないと。  これに答えることで相手の人生に責任は持てないのだから当事者本人が答えるしかない。しかし、10代でそれに対するパーフェクトな答えをできる人がいたら、素晴らしい人格者か、悲しいサガでも背負っている人だろうと思

          「なんで」の答え

          『群集心理』読書中

           書評は読み終わって書くものである。新聞で読んでいない旨をしっかり書いて「読みたい」と書いていた哲学者が居たような気がするけれど、そんなものは例外扱いでいいだろう。しかし、今回は読書「中」の記録を書いておくことが私にとって大切だという虫の知らせがあったので、これを書いている。書評ではなく、ただの記録だ。  読んでいるのは最初も最初、ほとんど読んでいないと言ってもいい。ただ、最初の群衆の諸特徴についての記述に目を通していると、とても危うい気持ちが夏の入道雲のように立ち上ってく

          『群集心理』読書中

          漢和辞典を引く

           ネット検索で表面的な調べものが大抵済んでしまう現在では、辞書を引くことは少なくなっている。と言っても、ネットが小さいころからある年代の人間なので、そもそも字引に触れることが少なかったかもしれない。そもそも面倒くさい印象さえある。  しかし、高校の勉強以降から辞書を手にすることがあって以降、辞書を使うことが未だにままある。自分が文系の学習をすることがあったからなのも要因だろう。国語、英和、和英、古文、第二外国語などの辞書は多々あれど、引いていて一番面白いのは漢和辞典だったり

          漢和辞典を引く

          基本方針とか自己紹介とか

          はじめましてではないんですが、はじめまして、多々見です。散歩が好きな人です。 このブログは、一言でいうと雑記ですが、大体は読んだ本や考えたことにつて書くことを主とするつもりです。アニメや漫画について、語ることもあるかもしれませんし、小説っぽいものを書くこともあるでしょう。まくしたてるような語調で書くブログには憧れるのですが、それは性格的に合わないので、このような落ち着いた文体でいくつもりです。 これは一番大切なことですが、どんな側面から書いていくかということについてです。

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