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ヘラクレスオオカブトが生息するグアドループ島の気候について


こんにちわ。

気温、湿度ともに低い日が続く冬は、昆虫飼育にとって厳しい時期ですね。

温度管理にはエアコンを使用していますが、どうしても空気が乾燥し、
それによりマットも乾燥してしまうため、対策として加湿器を設置しました。

そんな中、ヘラクレスオオカブトにベストな湿度が気になったため、生息地であるグアドループ島の湿度など気候を調べてみました。


グアドループにおける年間の平均的な気候

湿度

気温は年間21〜31℃の間、
湿度は年間を通じて非常に高く、85%〜100%となっています。

この数値だけみると、日本の冬の気温、湿度はヘラクレスオオカブトにとって、かなり厳しい環境といえます。少なくとも温度管理は必須ですね。

ただ、ヘラクレスオオカブトは標高1,000m付近に生息しているため、上記で記載した気温よりも低いです。

標高が100メートル上がると気温は約0.65度下がるとされていますので、
0.65×10=6.5℃
平地よりも約6.5℃低いことになります。
そのため、飼育する際には少なくとも15℃以上が求められます。

ただし、飼育していて20℃を下回ると活動が鈍くなり、♀の産卵数も減少する傾向にあると思います。

湿度については、グアドループ島が熱帯地域であることから、
標高が上がったとしても生い茂る木々や葉により、地表に太陽光が届きにくく、風も通りづらいため、地表の水分が蒸発しにくいと考えられます。
また、島国ということで周りを海に囲まれているため、低地からの湿った空気が入ってきます。
これらが年間を通じて湿度が高い要因の一部と考えられます。

個人的にはヘラクレスオオカブトの前翅部分が黄褐色になっている方が好きなので、
この色は乾燥している時に見られるため、乾燥気味で飼育したいのですが、

マットの乾燥は幼虫の生育への影響が大きいため、湿度60%ぐらいを目標に加湿し管理していこうと思います。

一つの部屋で成虫と幼虫を飼育するジレンマです。笑

それではまた。

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