ユニークレクタングル(とBUG)を考える

参考になる問題を紹介します。

問題1

  問題 ⇒ 問題はYahoo! 知恵袋の質問から
 右側 中央と下のブロックにまたがって ユニークレクタングルがあります。それで1が決まって あとは簡単に解けますが、この解き方がとにかく眩しくて、他の解き方が全く浮かびません。

問題2

 Yahoo! 知恵袋の質問 の問題です。
 数字候補の対称性を2回使って解ける とても面白い問題です。

とても特徴的な数字候補の並びになっています。

・・・|・・・|・・・
・・・|・・a|・・d
・・・|・・b|・・c
---+---+---
・・・|・・・|・・・
・・・|・・・|・・・
・・・|・・・|・・・
---+---+---
・・・|・・・|・・・
・・・|・・・|・・・
・・・|・・・|・・・

abとcdはどちらも どちらか9 で、bとdはどちらも 79どちら です。
すると、
a9なら b7 c9 d7 となり、abcdが 79の確定できない矩形 となります。
なので、acは9になりません。

すると、

・・・|・・・|・・・
・・・|・・・|・・・
・・・|・・・|・・☆
---+---+---
・・・|・・・|・・・
・・・|・・・|・★・
・・・|・・・|・・・
---+---+---
・・・|・・・|・・・
・・・|・・・|・・・
・・・|・・・|・・・

☆★だけが数字候補が3つで、それ以外は数字候補は2つ となります。
なので、☆2でなければ★2となり、★2でなければ☆2となります(BUG)。
☆★のどちらが2とは決められませんが、どちらか(あるいは 両方)が2なら ★の右(☆の下にもなっています)には2が入らないとわかり、ここを7と確定できます。

補足

BUGについては同じような問題が 次のページに公開されていました。
Bivalue Universal Grave Or BUG:
 Working Methodology, Types, Examples & Everything You Need to Know

r3c2=2 (if r7c2=7) or r5c3=2(if r8c3=8) → r4c2=8

問題3

 Yahoo! 知恵袋の質問 の問題です。
 ユニークレクタングルが2つ重なっている面白い問題です。

・・・|・・・|・・・
・・・|・・・|・・・
・・・|・・・|・・2
---+---+---
・・・|・・・|・・・
・・・|・h・|・d・
・・・|ai・|・e・
---+---+---
・・・|・・・|・・・
・・・|b・・|・f・
・・・|c・・|・g・

a1なら g2(∵Unique Rectangles bcfg)で e8、
a1でなければ e8(∵Unique Rectangles hide) 、
e8を確定できます。

問題4

 問題 ⇒ 問題はYahoo! 知恵袋の質問から
 
ユニークレクタングルではありませんが、同じ考え方で解きます。
 ユニークセルとでもいうべき解き方です。

問題5

 問題 ⇒ 問題はYahoo! 知恵袋の質問から
 
ユニークレクタングルではありませんが、同じ考え方で解きます。
 ダブル・ユニークレクタングルとでもいうべき問題です。

問題6

 問題 ⇒ ナンプレ京 次の一手ナンプレ から
 
ユニークレクタングルは こんな風に使うこともできる -
 なるほどのアイデアです。

問題7

 Yahoo! 知恵袋の質問 の問題です。

一見すると BUGの問題ですが、よく見るとBUGの問題ではありません。
しかし BUGの考え方が使えます。

左側3ブロックの上段・中段以外は 候補数字がすべて2つ組です。
なので 左側上段・中段の2ブロックで答えが決まります。
そして ブロック内に候補が3つある数字のみが重要で、
ここでは 左上段の2と 左中段の5がそれに該当しますが、
左上段の2は全部2つ組になっているので除外できます。
考えるべき数字は 左中段の5です。

ーbc ーーー ーーー
ーーー ーーー ーーー
ーーー ーーー ーーー

ーーー ーーー ーーー
ーda ーーー ーーー
ーーー ーーー ーーー

ーーー ーーー ーーー
ーーー ーーー ーーー
ーーー ーーー ーーー

a8とすると、b8から cは16どちらか dは57どちらか となって 候補数字がすべて2つ組となり、答えは一意に決まらないとわかります。
それで a8ではなくa5と決まって 残りすべても決まります。


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