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SixTONES ってメディアミックスがうまいアイドルだよね


 前回の街並み照らすヤツらの note みたら察するかもしれないですが、最近その主演の森本慎太郎が所属するアイドルグループ SixTONES にどっぷりハマってます。
歌唱力のあるメンバーぞろいで音楽性が高かったり、メンバー同士の仲が良くてYouTube が面白いとか魅力はたくさんあるんですが、今回は SixTONES を一つのコンテ
ンツとして、追うのがすごく楽しいグループだということを書いていこうと思います。
 


それで今回「コンテンツとして追う」という言葉を使いましたが、これはどう言う意味かというと、歌って踊ってバラエティーをするという芸能活動の主軸とは外れた部分を見ていこうという意味です。つまりファンサービス(もちろんライブで彼らがファンにするファンサービスとは違います)や一部のプライベートを含むパーソナリティな部分にフォーカスをあてるということです。
まあめんどくさい言葉はここまでにして簡潔に言うとSixTONES という人間たちの人間模様をテレビやラジオや SNS や雑誌でリアルタイムで見ていくのが楽しいってことです。
 
3次元全般に言えることですし当たり前と言えば当たり前なんですが、3次元の人間はリアルを生きています。作られた完璧なものではないので予想外のハプニングが起こることもあり、筋書はありません。それと同時に小さな物事それぞれにメンバーの思いがありエピソードがあります。
音楽番組に出ればオフショットがあり楽屋エピソードがあります。ドラマに出れば共演者との関りや役作りなどの裏話があります。リアルなんだから当たり前かと思うかもしれませんが、3次元よりも圧倒的に 2次元モノを追っている時間が長い人間からするとこの細かいエピソードが膨大なことに新鮮味を感じました。いわゆる供給が多いというやつです。 (2 次元のキャラクターは裏話があってもそれも作り物なので限度があります)

そして SixTONES はこうした裏話やエピソード、言い換えるなら「小ネタ」を追っていくのが特に楽しいアイドルグループなのではないかなと感じます。それが色濃く出ているのが SixTONESANN という生放送ラジオだと感じます。
アイドルに関わらず、歌手でも芸人でも声優でもラジオや雑誌でなにかの裏話やエピソードが大きく尺をとることは多々あります。
それでも SixTONESANN の場合、週1 回の生放送ということでその裏話のリアルタイム性がとても高く、鮮度があります。そして何より、意識してか意識せずか、そのメンバー間のエピソードがラジオ以外でも続いていて、「小ネタ」になっていくんですよね。 (多分ただ彼らは楽しいから続けているだけだと思いますが。 )


わかりやすく具体例を挙げましょう。

最近でいうと「M ステの階段降り事件」ですね。
簡単にこの事件を説明すると、M ステの階段降りでとあるポーズをするとリスナーに約束したジェシー・田中樹が、M ステ本番でそれを忘れ、リスナーに謝罪。次の M ステ登場回でリベンジをすると約束した(←今ココ)というものです。


この事件、時間を細かく分けると

2024/04/13 M ステ放送 4 年半ぶりに階段降りが復活。
2024/04/14 ANN 放送 階段降りが話題に。次回出演時のポーズを約束。
2024/05/10 M ステ放送 SixTONES 出演。階段降り時、ポーズを忘れる。
2024/05/18 ANN 放送 ポーズを忘れたことを謝罪、リベンジを約束

…今に至る


という訳です。
(正確に言うとポーズの話は 2022 年大晦日の紅白歌合戦あたりまで遡るので長くなるため止めておきます。)

Mステという長寿番組の階段降りが話題として上がるのはどんなラジオでもありえるでしょう。しかし彼らはそれを話題にした上で視聴者の約束をします。すると 4月 14日放送の ANN を聞いた視聴者は次回のSixTONES の M ステ出演回に大いに興味を持つのです。
そして迎えた M ステ当日、テレビに釘付けになって彼らを見ます。しかし、すっかり忘れている模様。どういうことかとその階段降りの裏側が気になって次はANN を首を長くして待つのです。そしてそれに対し、彼らは冗談で片付けずに再びラジオで触れ謝罪するのです。この一連の流れは本当にリアルタイム性を感じられて楽しい限りです。そしてまた次の M ステ出演回がどうなるの
か、(7/12のMステ出演が決まりました!)(パフォーマンスももちろんですが)ソワソワしながら待っています。


もう一つ例を挙げると「髙地優吾年齢非公開騒動」ですかね。
これも簡単に説明すると、髙地優吾の30 回目の誕生日である 2024 年 3 月 8 日、0 時を回った瞬間に突如として彼のすべてのプロフィール欄からそれまで公開していた生まれ年が消え去りいきなり年齢非公開になったという(謎の)出来事です。
こちらは ANN ではそこまで触れられていませんでしたが、雑誌やテレビ、 SNS やYouTube、ライブ MC など様々な場所で本人による年齢非公開への意気込みやメンバーの反応・いじり・不満(!?)などなど、さらには思わぬ反響が見られました。リアルタイム性というよりかはファンだけが分かる内輪ノリが満載でした。
(内輪ノリって批判されがちですが、私はいいものだと思います。内輪=ファンにしかわからないってつまりはファンサービスなので。TPO は踏まえるべきですが。)

階段降りにしても年齢非公開にしても、他のことも、彼らは気に入ったもの(ウケのいいもの)は一回で終わらせずに何回も話題に出すんですよね。そしてものによっては(ノリも含めて)この先こういうことをするよ!と発信してくれます。だから次、その話題がどうなるのか行方が気になって色んな媒体で SixTONES を追いたくなるのかなと思います。

で、その色んな媒体にエサがまかれているから全部追っていきたくなるっていうのがまさに題に書いた「メディアミックス」です。この考え方自体かなり 2次元コンテンツ寄りですし、リアルのアイドルは色んな露出をするのが芸能人として当たり前です。
それでもライブだけ曲だけバラエティーだけ、と活動を全て追わず断片的にアイドルというコンテンツを楽しむ人も少なくないと思います。その人たちにも向けて、SixTONES は全ての活動を(動向を)追いたくなるよと呼びかけることができる、正に「メディアミックスが得意」なアイドルだなと感じます。


そして何より彼らの本業とは外れた部分、つまり正直言うとどうでもいい部分でも本人たちが楽しんでいるのは彼らが仕事上の関係だけでなくても仲良しの証拠だと思いますし、それが結果的にファンを楽しませることにも繋がっているのは SixTONES の大きな魅力だなと感じます。

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