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CL福岡7-2&シティリーグS4優勝!こくばバドレックスvmax

 初めまして、ぬまを(@numawo_pokemon)です。普段は栃木県で猛者に揉まれながらポケモンカードを楽しんでいる21歳です。
 今回は11月3日に行われたCL福岡で7-2の80位、11月28日のシティリーグ(バトロコ小山)シーズン4にて全勝優勝したこくばバドレックスvmaxについて書いていこうと思います。画期的な構築の記事というものではなく、自身のプレイング、各対面における考え方を整理し、振り返るためのものでもあるので悪しからず。
(この記事ではポケモンや大会の名前に略称を用います。ご了承ください。こくばバドレックスvmax→黒馬vmaxなど)

本文に入る前にこれまでの戦績をまとめます。
2021シーズンから本格的に公式大会に出場するようになりCLは毎回抽選に応募し、シティリーグは毎シーズン欠かさずに出場しています。

※開催された順番になっています


実力もまだまだで強い!というわけではありませんが少しずつ勝てるようになり地力がついてきているのではないかなと思っています。

また本文は全文無料で読めますが、投げ銭ボタンを設置させていただいています。参考になったよ!シティリーグお疲れ様!と思っていただけたら投げ銭していただけると嬉しいです。

CL福岡について振り返ります。

CL福岡での使用リスト
CL福岡でのマッチング

負けてしまった試合のなかでもとても印象に残っている1戦を見ていきます。
②ミュウvmax 後 3-6
先攻からミュウに手張り、ミュウ、ゲノセクトを2枚ベンチに展開される。
↑この時点で先攻の2ターン目にサイドを取られることはほぼ確定です。(追加効果なしのゲンミミのホラーハウスGXは動きとしては弱いと思っているので使わないため)

こちらは後攻1ターン目にこくばvを3体ベンチに置いてシャドーミストを宣言。
↑クイックボールが引けず、デデンネやクロバットに触ることが出来なかった&サポートもなかったのでやや苦しい展開です。

先攻2ターン目には予想通りクロスフュージョンからテクノバスターでバトル場のこくばvを取られます。

後攻2ターン目にめいかいのとびらでベンチのゲンミミに貼って2枚ドロー。ここでかなり迷いました。手札にあなぬけのひもと特性で引けた博士の研究があったため、あなぬけ→博士の研究で追加効果ありのホラーハウスGXは使えそうでしたが、あなぬけでミュウvを前に出されると返しの番でミュウvが逃げてゲンミミにテクノバスターを当てられるからです。悩んだ末にあなぬけによる入れ替えは行わず博士の研究でふうせんorポケモンいれかえを引きにいく選択をしました。デデンネGXとめいかいのとびらを使いましたが引けず… とりあえずこくばvをもう1体ベンチに置けたのでそのまま終了。
↑ここでおおかた勝負が決まっていたように思えます。終わったあとに振り返るとここでゲンミミに210当てられるのはサイドをその番に取られていないためそれほどの痛手ではないのかなと思います。(もちろん後々のオドリドリのじょうねつのしずくで取られるリスクはありますが…)

ここでの出遅れが響き順当にサイドレースを進められ、3ターン目に盤面に10枚のエネルギーがつきベンチにはマホイップvmaxが構えてダイガイストでミュウvmaxを一撃で倒すもそのまま返しのターンでサイドを取られ押し切られてしまいました。

CL福岡での反省点として

①入れ替えるためのカードが少ない
ふうせん、いれかえが2枚ずつであなぬけのひもが1枚の計5枚の構築でしたが練習段階でもたびたび入れ替え札が引けずに止まる試合があり増やすかどうか迷っていたところであの敗戦はこころにくるものがありました。
②中盤以降手札にサポートが溜まることが多い
9戦を通してサポートが手札に溜まることが多く、マリィで博士を2枚下に送ったり、博士でサポートを複数枚捨てるといったシーンが多かったです。9戦を戦うなかで少しでも安定感を高めるためにサポートの枚数は削らずに臨みましたが大事なところで引けなかったので変わらなさそうです。

CL福岡での反省を活かして月末に控えているシティリーグでも形は違えど黒馬を使用しようと考えていました。雪道を入れたリスト、ガラルサンダー、ウィークガードエネルギーを入れて悪に少しでも勝率を上げるリストも試しましたがうまく噛み合わず黒馬本来の強い動きを制約してしまうようなものでした。バトルVIPパスを入れた構築も試してはみましたがいまいち自分には合わなかったので、結局CL福岡で使用したリストを少し変えてシティリーグには臨みました。

シティリーグについて

ここからはシティリーグについての詳細になります。簡単な採用カード、不採用カードとその理由、簡易的なマッチレポート、各対面で意識していたことを載せていますのでぜひ引き続きお読みいただけると嬉しいです!

シティリーグ使用リスト

色々と試していった結果CL福岡で使用したものからマリィ→ふうせんと1枚だけ変更したものを使用しました。

採用カード解説

・ポケモン

こくばバドレックスV、VAMX 4-4
対面によりますが基本的に3体vmaxをたてることを目標にしています。ハイクラスパックで再録されるので組みやすくなるかもしれません。

マホイップV、VAMX 1-1
全く使わない対面はあるもののあると楽になるマッチやなくてはいけないマッチアップもあるためこの枚数の採用。サイド落ちしていても別のルートで勝ちにいけるためこの枚数がちょうどいいと思いました。2エネつけたマホイップvをベンチに置いておくと相手は意識的に倒しにくるので黒馬vmaxが無傷のまま攻撃し続けることができます。余談ですが、シティリーグ全7戦で1回もマホイップラインはサイドに落ちなかったです。

ミュウツー&ミュウGX 1枚
このデッキのアタッカーになりうるポケモンの中で唯一の悪弱点ではないポケモンです。特性のパーフェクションによってオロヨノ、ゲンミミの技を使え、自身のもつGX技によってポケモンのHPを全回復させることができる優秀なカードです。ミュウvmax対面や黒馬ミラーでスタートしてしまったらとても残念なカードでもあります…

オーロット&ヨノワールGX 1枚
技ナイトウォッチャーによって相手の手札を細くすることができます。マリィやリセットスタンプと合わせて使うことができるとさらに強力なカードになります。GX技も終盤にワンチャンスを作ることができるので非常に優秀な1枚です。

ゲンガー&ミミッキュGX 1枚
ホラーハウスGXをメインに使うことが多いです。相手の対面、盤面によりますが、基本的には追加効果ありで使うことをおすすめします。終盤においても相手の手札が多ければポルターガイストを宣言することもあり黒馬バドレックスを相手にするときは無視できない1枚です。

デデンネGX、クロバットV 各1枚ずつ
ドローできるポケモンは2枚入れておいた方がいいと思います。デデンネの方が基本的に引ける枚数は多くなると思いますが、デッキに1枚しか入っていないカードが多いため、安易にトラッシュしたくないカードがあるときはクロバットを使います。また1枚ずつにすることで同じターンにどちらも使うことが可能なためより山札を引くことができ、引きたいカードにアクセスできる可能性が高くなるので個人的には1枚ずつがおすすめです。

ガラルフリーザー 1枚
特性によって場に超エネルギーを2枚増やすことができます。これによりダイガイストの打点が60、キョダイホイッパーの打点が120も伸びるためとても奇襲性が高いと思います。(最近は入っている構築がスタンダードなため奇襲性は低くなっているかもしれません…)また、ナイトウォッチャーなどで倒しきれずベンチに下がったポケモンに対してもサイド1のアタッカーを押しつけつつ技サイコレーザーで120ダメージ与えることができます。黒馬を使うなら必須級のカードだと思います。おそらく影が薄いカードですので一応お伝えしておくと「摩天パーフェクト」に収録されています。

マーシャドー
相手のスタジアム(主に頂きへの雪道、混沌のうねり)を割ることが主な目的ですが、終盤でトレーニングコートを使用→マーシャドーの特性→トレーニングコートを貼り直すという動きをすることで2枚トラッシュからエネルギーを回収できるのでとても使いやすい1枚です。また基本的にベンチに置いておいても退場が自由にできるカードなのでやまびこホーンのケアなどもでき、特性でベンチを空けてデデチェンジなどもします。

・トレーナーズ

クイックボール、霧の水晶、ポケモン通信、しんかのおこう 4-4-2-1枚
ポケモンを展開するためのグッズたちです。クイックボールは黒馬vをはじめとしたたねポケモン全てにアクセスでき、霧の水晶は超タイプ限定にはなるものの、超エネルギーも手札に加えることができるので序盤、中盤、終盤隙のない1枚になっておりそれぞれ4枚ずつ採用しています。
ポケモン通信、しんかおこうの枚数の割り振り方は1-2、0-3など人それぞれ違うと思いますが私は2-1の採用となりました。ポケモン通信を多く入れた理由としては初動で引いたvmaxポケモンを山札に戻しつつたねポケモンを展開できたり、デデンネ、博士の研究を使う際にマホイップラインやフリーザー、黒馬vmaxなどの1枚ずつしか入っていないカードやこの後の展開で必ず使うカードを温存できるのが大きいと思ったからです。ただ、ポケモンの数がものすごく多いというわけではないためしんかのおこうを増やした方がいいという方の意見も納得でき、個人の感覚によるところが大きいと思いますので色々試してみてみると自分にとっての最適な枚数がわかってくると思います。

ポケモンいれかえ、あなぬけのヒモ、ふうせん2-1-3枚
いれかえ3枚ではなくあなぬけのヒモを入れている理由はサイドを取りたいターンに使えると相手のvmaxなどを避けてサイドを取れる可能性が高いためです。またスイクンvなどの連続で攻撃できるアタッカーが前の状態からあなぬけを使い、ホラーハウスGXを宣言すると攻撃されないターンが生まれるのも魅力の1つです。CL福岡の反省として入れ替えるためのカードを増やすことを挙げましたが、その観点からいくとふうせんの枚数を増やすのが1番効果的だなと判断して3枚採用に増やしました。実際に増やしたことで引ける可能性がぐんと上がったように感じます。気持ちの問題かもしれませんが…

リセットスタンプ
今のポケモンカードにおいては必須級のカードだと考えています。後攻を取ったときは大体最初に2枚サイドを取られてからゲームが始まるので2-3というサイドレースを押し付けやすく終盤まで残っていれば非常に強力な1枚となります。後述しますが、悪タイプが主軸のデッキ(ムゲンダイナ、ゲンガー)と戦う際はこのサイドレースが非常に重要になります。2枚採用したかったカードになりますが枠の都合上1枚のみの採用です。

ふつうのつりざお
ポケモン通信があるため比較的捨てたくないカードをトラッシュしてしまうというケースは避けられますが、それでも場を展開するために切らざるを得ないというシーンは存在します。その時に役に立つ1枚です。またマホイップの技を使った後や、博士、デデンネで巻き込んでしまいエネルギーがトラッシュに多くなってしまった場合にも役に立ちます。序盤に手札に抱えてしまった場合には出来るだけ捨てたくないカードになりますので温存できるプレイを心がけてください。

博士の研究、マリィ、ボスの指令 各3枚ずつ
比較的スタンダードなサポート構成だと思います。CL福岡の時には安定感を高くしたい、マリィ+ナイトウォッチャーで相手を止めたい、めいかいのとびらでドローできる分相手の手札にも干渉したいといった理由でマリィを4枚にしていましたが、前述の通りサポートが溜まることが多く他に枚数を割きたいという考えから3枚に減りました。ボスの指令に関しては中盤以降毎ターンサイドを取り続けるためです。現在のポケモンカードは展開が早いため1ターンでも遅れるとそのまま勝負が決まってしまうという可能性がとても高くそれを防ぐためにはサイドレースで引き離されないことが重要です。また相手の場に1体しかいない進化前のvポケモンを呼んで倒していくことでテンポを取れるので、使いたい時に使えない可能性がある2枚以下は怪しいと思います。4枚の構築も短期間ながら試したものの過剰だと判断し、3枚に落ち着きました。

・スタジアム

トレーニングコート 2枚
混沌のうねり、トキワの森、頂きへの雪道が候補に入ってくると思いますが、マホイップを採用しているためトラッシュからエネルギーを回収し続けることができるトレーニングコートに落ち着きました。雪道を採用することでムゲンダイナ対面で有効に働くと考えはしましたが自身の動きもかなり制限されてしまうため今回は見送りました。

・エネルギー

基本超エネルギー 13枚
大体の構築は13〜14枚になると思います。
13枚にした理由としては
・他に入れたいカードが多かった
・サイド落ちを考慮しても場に11枚はエネルギー  を確保できるようにしておきたい
などが挙げられます。
個人的な最低ラインは13枚だと思っています。

不採用カードとその理由

・こくばバドレックスV(ジャンボパック収録)
サイド2のアタッカーとして非常に優秀ではあると思いますが、エレキブラスターのクワガノン対面においてシャドーミストのバドレックスvでスタートする確率を可能なまで引き上げたかったので4枚になり、こちらのバドレックスvは不採用となりました。Cマークのカードが落ちたらクワガノンが環境からいなくなることもあり採用する可能性があると思います。

・ザシアンV(25thアニバーサリーパック収録)
自分の番が終わる代わりにデッキから超エネルギーを1枚好きなポケモンにつけることができるカードになります。悪対面やミラーでは役割があるもののその他の対面ではベンチを圧迫することにもなるので今回は採用しませんでした。

・ソルガレオ&ルナアーラGX
コズミックバーンという技で相手のガラルファイヤーをはじめとしたvポケモンを1撃で倒せるようになるものの特に使わなくても勝敗には影響しないため採用しませんでした。このカードを採用するならリーリエの全力も厚めに採用しGX技を強く使える構築に寄せると思います。

・バトルVIPパス
最近流行りの1枚だと思います。採用した構築も試していたのですが、どうしても自分には合ってないなと感じてしまい採用はしませんでした。主観的な理由になってしまいすみません。

・冒険家の発見
縦引きができないのが非常にネックです。またこのカードを使わなくてもボールは多めに入れているので黒馬が並ばずに負けてしまうということはほとんどないので採用を見送りました。

めぼしいカードに絞ったので他にもなんでこのカード採用してないんだよ!といったカードがある場合は気軽にお尋ねください。可能な限り答えさせていただきたいと思います。

簡易マッチレポート

予選

①ミュウVMAX 先攻 6-0
お相手が後攻1ターン目にエネルギーを貼れなかったため先2ホラーハウスから黒馬を3体立ててボスでミュウv、ゲノセクトを呼び続け2-2-2と順当に押しきることができました。

②こくばバドレックスVMAX 後攻 6-0
こちらが後攻で1体しか黒馬を置けなかったのに対しお相手が先攻2ターン目までに黒馬vを4体並べたのでやや苦しい展開になると思いましたが、こちらが打ったマリィで手札が悪かったのか2ターンドローゴーが続きその間にこちらが盤面を作ることができ逃げきることができました。

③こくばバドレックスVMAX 先攻 6-3
当日はチラホラ悪タイプのデッキが見受けられ、ほとんどが勝ち上がっていたので、引き直しで2戦連続ミラーということがわかりホッとしたのを覚えています。1ターン目はゲンミミを前にして番を返しホラーハウスから入られてもやり返そうと考えていましたが、あなぬけのヒモから避けられてしまい、かつvipパスから黒馬を展開してきて苦しかったのです。しかしお相手もうまくvmaxを作ることができなかったよう助かりました。お相手のゲンミミをこちらのポルターガイストで倒し、先にサイドを先行できたのが大きかったと思います。最後は1手差でボスを引き勝つことができました。

④クワガノン 後攻 1-0
普段から一緒にポケモンカードをやっていただいている方でかつ3連勝した後だったのでかなり気持ちが楽でした。1ターン目に場がアゴジムシだけで番が返ってきたので無理やりゲンミミを引きにいき、ホラーハウスから勝つことができました。

ここで予選が終了し、階段が発生していたために全勝&1位で通過できました。周りの知り合いの方の情報や自分が周りを見渡してたため予選を抜けた8名の使用デッキが分かっていて
黒馬2、ムゲンダイナ2、ミュウ、クワガノン、三神ファイヤー、ゲンガー1ずつという分布でした。
正直悪タイプにはほとんど勝てないと思っていためそれ以外の4デッキと対戦し、逆の山で悪タイプ同士が潰しあってくれると最高でしたが、トーナメント初戦の相手はムゲンダイナでした…

決勝トーナメント


①ムゲンダイナ 先攻 6-3
マホイップvmaxのかざりつけから入ることができサイドを先行することができましたが、キバナからムゲンダイナvmaxを起動され苦しい展開になりました。ベンチのポケモンを呼んでナイトウォッチャーを当てつつ、次のターンにボスでエネルギーがついていないムゲンダイナを呼び、フリーザーのサイコレーザーでサイド1のポケモンを押し付けながらナイトウォッチャーを当てたポケモンを倒しサイドを取ります。最後はお相手がボスで何もついていない黒馬を呼びますが入れ替えてダイガイストを宣言して勝ちました。

スタンプナイトウォッチャーでお相手が止まってくれたのでそこからなんとか勝てました。

ちなみにベスト4は黒馬2、クワガノン、ムゲンダイナ1ずつでした。

準決勝 クワガノン 後攻 1-0
予選4戦目の方と再戦でしたがメッソンのみで番が返ってきたのでホラーハウスからポルターガイストで勝ちました。クワガノン対面は後述するプランで戦うことを決めていたのでここも運が良かったかもしれないです。

決勝 ムゲンダイナ 後攻 6-3
お互い初予選抜けで初めての決勝でしたが、直前のジムバトルで対戦しており黒馬vsムゲンダイナで1勝1敗だっのでお互いの顔はよく知っており、穏やかな雰囲気でした。
お相手が先攻でエネルギーを手張りできなかったもののこちらもミュウミュウ、リセットスタンプがサイドに落ちてしまっていて、やむを得ずゲンミミを出してホラーハウスGX。黒馬vは展開できていたものの進化させずにそのままポルターガイストでクロバットに100ダメージ。マリィを打ったおかげか動かずに番が返ってきたので一気に黒馬を進化させてエネルギーを増やしていきムゲンダイナvをダイガイストで倒しました。返しの番でオーラバーンで落とされるものの、盤面にはファイヤーにしかエネルギーがついていなかったためそのまま黒馬でダイガイストを打ちサイドは4-3。予想通り技を打たれずダークシグナルで何もついていないクロバットを呼び、リセットスタンプを打って番が返ってきますが、手札がものすごく弱かったです。マホイップvmaxかボスの指令、エネルギー、入れ替え系カード、ドローできるサポートなど当たりが広かったので、そのままめいかいのとびらを使いふうせんとボスの指令が引けたので序盤に100ダメージ乗せておいたクロバットを倒して勝ちました。

1日を通して予選で悪タイプと当たらずマッチングにも恵まれ、運が良かったと思います。しかしほとんどの対面で事前に用意していたプラン通りに戦えたと思うので練習してきて良かったです。


各対面における立ち回り


ここでは私が考えていた各対面での立ち回り、意識していた点を書いていきます。必ずしも正解の立ち回りとは限らないのでご了承ください。

・ミュウVMAX

意識する点は
①テクノバスター後の立ち回り
②ダイナバリアのケア

になります。
①テクノバスター後の立ち回り
主に後攻を取った時の話になります。ミュウ相手に先攻を取られるとほぼ確実に2ターン目にクロスフュージョンでテクノバスターをコピーしサイドを先行されますが、大切なのはその後の立ち回りです。テクノバスターを打った直後は技が使えないのでそこを利用してゲンミミの追加効果ありのホラーハウスGXを使っていきます。CL福岡の時はこの動きを取ることに失敗してしまい負けてしまいましたが、大体は可能だと思います。
②ダイナバリアのケア
ラティアスの技ダイナバリアによって次のターンvmaxから技のダメージを受けないというものですが、これはケアすれば全く怖いものではありません。ボスの指令、あなぬけのヒモを使って後ろのポケモンを倒しに行くことは容易であり、それらのカードを温存しておくことも十分可能なためです。またガラルフリーザーの技サイコレーザーでラティアスを直接狙い連続でダイナバリアを使わせないという方法も練習段階ではやっていました。

先攻なら8割、後攻でも6割近くは勝てるのではないかと思っているぐらい練習を重ねた対面であり、自信のある対面でした。マホイップも大活躍してくれる対面にもなります。ミュウミュウスタートしてしまったらドンマイです…

・はくばバドレックス

スイクンv、クロススイッチャーが採用されているものとします。意識していた点は
①サイドの取り方
②タフネスマントがついたスイクンVの処理

③頂きへの雪道のケア
となります。
①サイドの取り方
基本的にスイクンvから入ってくるケースが多く、白馬vmaxはなかなか進化させてこないです。もし早々に進化してダイランスを打ちサイドを先行されてもミュウミュウからホラーハウスを打ち落ち着いて盤面を整えていきます。スイクンv→白馬vmaxと倒してしまうとサイドが1枚になり、リセットスタンプ&頂への雪道で完全に止まってしまうのでスイクン→ベンチのメッソンorジメレオンとサイドを取り最後に白馬vmaxを取ることを意識していました。1を取るタイミングでナイトウォッチャーを使うことができれば完璧です。
②タフネスマントがついたスイクンVの処理
タフネスマントがつくことによりスイクンvのHPが260になりこれはダイガイストで場にエネルギーが9枚ないと倒せません。2ターン目に9枚つくことは不可能であり、3ターン目につくこともハードルが高いです。ここでスイクンvに中打点を与えることは攻撃回数の観点からあまり好ましくないと考えていて、ボスの指令を使いベンチのサイド1のポケモンを倒すことを意識していました。
③頂きへの雪道のケア
これは比較的簡単で安易にスタジアムを貼らない、マーシャドーをベンチに待機させておくことを意識すれば大丈夫だと思います。マーシャドーを呼び出し雪道を貼ってサイドを進めるという動きをされてしまうとケアできないですが、そこにボスやクロススイッチャーを使うことは、あまり強い動きではなく後々楽になると思います。

先攻なら6割、後攻だと5割といった相性だと思います。デッキパワーには差がないのでお互いのプレイングで決まるといっても過言ではないです。

・三神ファイヤー

意識すべき点
①サイド2のポケモンを極力置かない
②ガラルファイヤーを積極的に倒す
③ミュウミュウで技を使う
となります。
①サイド2のポケモンを極力置かない
これは黒馬に限らずどのデッキにも共通していますが、オルタージェネシス→アルティメットレイでサイドを取られるとほとんどの場合押しきられてしまいます。サイド2のポケモンであるデデンネ、クロバットを展開してしまうとどんなに強い盤面を作っても3-3とサイドを取りきられ負けてしまうので意識しています。
②ガラルファイヤーを積極的に倒す
①のことが意識できていれば相手が1回の攻撃でサイドを取ることができるのはガラルファイヤーのオーラバーンで黒馬vmaxを倒すことだけです。
なので積極的に狙っていきます。
③ミュウミュウで技を使う
ゲンミミ、オロヨノだと使える技がそれぞれ限られており、一方でミュウミュウで技を使うことでさまざまな技を使うことができます。先攻ならナイトウォッチャーorホラーハウスGXから入ることで相手がアルティメットレイを宣言しないまま三神を倒すことも可能です。後攻でもホラーハウスから入ることで相手の展開を1ターン遅らせることができ、盤面を整えてることができます。

①〜③を意識しているとサイド6-0で勝つことも多いので非常に有利なマッチアップと考えています

・クワガノン


意識すべき点は
①余計なポケモンを出さない
②トラッシュにポケモンを置かないorベンチを埋める
③ミュウミュウ&オロヨノで戦う
となります。
①余計なポケモンを出さない
クワガノンは低い要求で200ダメージを出すことができ、デデンネやクロバットを出してしまうとサイドを簡単に取られてしまいます。そのため多少は展開が遅れても黒馬vのシャドーミストを打ち続け盤面が整うまで時間を稼ぎます。
②トラッシュにポケモンを置かないorベンチを埋める
いくら盤面を意識して作ることができたとしてもやまびこホーンが採用されているクワガノン相手にトラッシュにポケモンを送ることは危険です。マホイップv、ゲンミミなどは出来るだけトラッシュには送らずポケモン通信で山札に置いておきたいです。もしやむを得ずトラッシュしてしまったらふつうのつりざおを使って山札に戻すかベンチを黒馬で埋めてしまうことでやまびこホーンをケアします。
③ミュウミュウ&オロヨノで戦う
割と知られている方法だと思いますが、とても重要です。ナイトウォッチャーで相手の要求を上げつつ200ダメージ乗ったらミラクルツインGXで回復しつつサイドを取るということはとてもシンプルですが1番効果的です。いち早くナイトウォッチャーを打ち始められるかが勝負を決めると思います。シャドーミストで時間を稼ぐといってもきとうしが採用されているリストが多く先に攻撃されてしまう可能性が高いため急いで準備します。

基本的には有利だと考えていますが、先に攻撃されてしまうと苦しい展開になってしまうので5〜6割ぐらいになってしまうと思います。

・こくばバドレックスVMAX

意識すべき点は
①ホラーハウスを安直に打たない
②サイドを先行する
③マホイップラインの有無
となります。
①ホラーハウスを安直に打たない
相手の先攻の盤面にもよりますが、後攻だし1ターン目にホラーハウスGXだ!といった気持ちでホラーハウスGXを宣言するのはあまり良いとは言えず、出来るだけホラーハウスは温存して戦うことを意識します。理由としてはホラーハウスGXを使う=有利になるとは限らないからです。2ターン目が止まったとしても黒馬はあまり痛手ではないため、たとえ序盤に少しリードを得ても中・終盤には逆転しているといったことも多いです。
ただ相手があまり盤面を展開できておらずこちらは十分に展開できている時は1ターン目にホラーハウスGXを宣言することで追いつくことのないリードを作ることができるのでその感覚を磨くためにミラーマッチは数多く練習すべきだと思います。
②サイドを先行する
かなり重要なポイントです。特に黒馬の場合だと同じデッキタイプを使う以上先にサイドを取った方が優勢になることは当然だからです。先にサイドを取られてもリセットスタンプから捲るといったプランが取りづらいのも原因となります。めいかいのとびらによってエネルギーさえあればカードを引くことができるので効きづらいです。なのでよりサイドを先行することは意識すべき点となります。
③マホイップラインの有無
黒馬+ミュウミュウという構築が一般的になっているためマホイップラインの有無はかなり重要なポイントとなってきます。相手のベンチにマホイップが見えたら積極的に倒しにいきたいです。

意識する点が当たり前のことばかりですが、これらを忘れずにプレイすることで勝利がグッと近づきますので意識してミラーに臨んでみてください。勝率は先後にかかわらず5割だと思います。


・ムゲンダイナ

意識すべき点は
①サイドを3-3で取られない
②「かざりつけ」から入るプラン
となります。
①サイドを3-3で取られない
黒馬vmaxを2回攻撃されたらサイドを取り切られてしまいます。それを避けるために序盤は出来るだけ進化せずにミュウミュウを準備していきたいです。3-3ではなく2-3と取らせてからリセットスタンプ+ペイルムーンで勝負するというのが理想の勝ち方ですが、綺麗に決まる試合は少ないです。
②「かざりつけ」から入るプラン
先攻を取った場合はかざりつけから入ることでめいかいのとびらを使用しなくても盤面にエネルギーを確保していくことができます。

勝率は先攻だと2割、後攻だと1.5割程度だと思っています。私自身もそうですが、黒馬バドレックスを使う以上はムゲンダイナは勝てないものと考えて大会に臨んだ方がいいと思います。しかし対戦する以上は最後まで勝ち筋を追う必要があります。ムゲンダイナも決して毎ターン盤面を展開してエネルギーを貼る安定感の高いデッキではないので、動きを止めるためにナイトウォッチャーを使っていきます。またミュウミュウが一撃で倒されるにはベンチが8体並べなくてはいけませんが、これも簡単に出来ることではないのでそこにワンチャンスをかけて戦っていきます。実際にシティリーグではvsムゲンダイナは全勝できており、片方はナイトウォッチャーで動きを止め、もう片方はテンポロスをつき先にサイドを取り続けることで勝つことができました。


・ゲンガー


意識することは
①黒馬を並べすぎない
②ナイトウォッチャーを中心に戦う
③不意の雪道対策
となります。
①黒馬を並べすぎない
ゲンガーvmaxの技パニックフィアーの打点がミュウミュウを一撃で倒せるところまだ伸びないようにするためです。この対面も基本的にはミュウミュウを中心にして戦っていきます。
②ナイトウォッチャーを中心に戦う
進化ラインを複数採用している以上は安定感が高いとは言えません。なのでナイトウォッチャーで相手の動きを止めるというのが基本戦術になってきます。相手の盤面にゲンガーvが1体の場合などは相手のゲンガーvをダイガイストで取り続けるといったプランもあると思います。
③不意の雪道対策
頂きへの雪道を採用したゲンガーも多く見受けられるので常にマーシャドーをベンチに待機させておく、スタジアムは安易に貼らないことを意識して戦っていくことが良いと思います。

先攻だと3割、後攻だと2割と依然勝てる可能性は高くないですが、ムゲンダイナよりは勝てるマッチングだと考えています。

最後に

私自身が考えていたことを文字に起こしたら1万字を超えてしまっていて、まとまりのない文章になってしまったかもしれません…Cマークのカードがもうすぐ落ちるということで最後に結果らしい結果を残せてたいへん嬉しく思っています!皆さんもぜひこくばを使ってみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!

質問・指摘などがありましたらお気軽にTwitter(@numawo_pokemon)の方にDMよろしくお願いします。

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