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さよなら!黄金の3日間

もうすぐ新学期が始まりますね。

新年度、何をしよう?
どんなことしよう?
先生たちは新しいクラスをどうするか考えているかもしれません。

そして、この言葉をあちこちで見かけます。

「黄金の3日間」

教員の業界用語的な感じです笑
一般の方は知らないと思います。

ちなみに、黄金の3日間とは、始業式からの最初の3日間を指しています。この3日間が1年間の学級経営を左右する、とか言われています。

なので、この時期、あちこちにこの「黄金の3日間」という言葉が踊ります。なんなら、「学級開き!黄金の3日間をどう過ごすか」みたいなセミナーもたくさん開催されます。

「黄金の3日間」のやることリストを作って配る先生もいるようです。
ブログに「黄金の3日間の過ごし方」を投稿する人もいます。
興味本位で調べてみたけど、もう、総理大臣のスケジュール並みに、分刻みでやること書いてあるのも見かけました。

「黄金の3日間は寝てる場合じゃない」なんて声も聞こえてきました。無理無理。寝ようよ。最初は笑

結論を言います。

「黄金の3日間…なんだそりゃ?」

じゃ、4日目はなんて言うんだ?
3日間、誰かの言ってる「やること」ができないとだめなのか?
そもそも、黄金は3日間だけなのか?

もうやめようぜ。

そうやって、マニュアルとかリストをこなそうとするの。

子どもたちと出会って、一緒に作ればいい
それは何日目だっていいじゃん。
最初の3日間でできないからって、ダメなわけじゃない。
最初の3日間、やることリストに追われてヘロヘロになってる先生見てて、子どもは楽しいかな?

言い換えたら、最初の3日間、完全に教師主導で次から次にやることが繰り出される。子どもと信頼関係を構築するため、子ども同士の信頼関係を構築するためにやるんだろうけど、ほんとにそれって効果的なのか?

黄金の3日間を「乗り切った」先生は、必ずうまくいってるの?
そこだけ頑張ってあとはどうなの?
先生が「やりきった!」と思っても、子どもはどうなの?
ただの前のめりじゃないの?

きっとそういう人は、恋人と別れ話が出ると
「オレがんばるから、やり直そう!」とか言いそう笑
無理だよ。一生は頑張れない。
最初の3日頑張れても、それは1年続かない。
オープンキャンペーンを続けたらお店は潰れちゃうでしょ。
付き合い始めラブラブキャンペーンは一生は続かないでしょ笑

だから
もう1度言う。
黄金の3日間?はぁ?
もうやめようぜ。
1年間トータルで黄金にしようよ。

代わりに、提案します。
黄金の3日間より、はるかに昔から言い伝えられたいい言葉がある。
「一日一善」
1日に1つできればいいんだよ。
そう、1つできたら優秀。1つもできない日もあるのだ。
「一日ゼロ善」だって
先生がニコニコしてたら最強よ。

っていう講演会するので、来てください。
オンラインもアーカイブもあるんで、先約があっても大丈夫です笑
https://peatix.com/event/3843730

ボクが学級開きのときに決めてるのは、3つだけ。

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ありがとうございます!このコーヒーは新しいアイディアの香りがします!