走るときの感覚

久々に思い出した。

風を感じる心地良さ(冬は寒いし、無風のときは暑いけど)。

飛ぶように流れていく景色(実際はそんなに速くないんだろうけど、あくまで主観なので)。

色々な雑念や煩悩を置き去りにして、自分の脚の動きや息遣いに集中する。

走ること以外の余計なことを考えられなくなり、意識できる領域が徐々に狭まっていく。

身の回りの色々な事象に振り回され、意識があっちこっちにいってしまう状態から、何も考えられない状態に没入していく感覚。

徐々に重たくなってくる脚。荒くなる息遣い。”走る”ことに集中している自分。

忘れかけていたな、この感覚。

ランナーズハイとも違う、様々な感情を一旦忘れて、ただただ気持ちをリセットするための時間。

忙しさと心の余裕の無さを理由に走るのを避けていたけれど、やっぱり走るのが心地良い。

単純にタイムが上がるのが嬉しかったり、大会に出るのが楽しかったりというのもあるけれど、走るときの”この感覚”が好きだ。

”この感覚”を忘れないように、ちょっとずつ、また走り続けよう。


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