かってにももたろう 定規編

昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へしばかりに行き、おばあさんは川へ洗濯に行きました。

ある日、おばあさんが川で洗濯物を干していると、光り輝く定規が流れてきました。それはただの定規ではありませんでした。この定規は、物や場所を指すと、それを正確な形や大きさに変えることができる魔法の定規だったのです。

おじいさんは、古くなった家をもう少し広くしたいと思い、定規を使って家をきれいな形に変えました。また、畑の草取りをする時に、定規を使って正確に草だけを取り除きました。

しかし、その驚異的な能力を村の悪い者が知ることとなり、彼らはおじいさんとおばあさんから定規を奪おうと企みました。ある夜、悪者たちが家に忍び込んできたが、おばあさんが定規を使って彼らを小さな虫に変えてしまいました。

それ以降、村の人々はおじいさんとおばあさんの家を「魔法の定規の家」として敬い、二人はその力を使って村のために様々な助けをしていきました。そして、その魔法の定規の伝説は、今も村の子供たちに語り継がれているのでした。

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