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綿/コットンについて徒然てみる

こんにちは。ちみです。

生地を生産する中で一番使用することの多い綿(コットン)についてまとめてみたいと思います。

繊維製品を生産する中で必ずと言っていいほど使用する天然繊維といえば綿(コットン)です。

弊社の生産する生地の8割ぐらいを占めているのではないかと思います。

8割の生産量を占めているぐらいなので100%毎日触れますし、綿について考えていることも多いです。

が、案外知らないことも多くとても深みのある原料であること間違いないと思います。

今回は概要をまとめましてもっと詳細を別のノートにまとめていければと考えています。

まずは綿・コットンって何?というところですが、皆さんは日常的に着ている服は大抵は綿・コットンであることが多いです。

最近では通気性や撥水性・保温性などの機能を求められていたりすることが多いのでポリエステルやナイロンなどの化学繊維と呼ばれる素材を着ることも多いですが、まだまだ綿・コットンの影響力は絶大です。

気になる方は左のすそについている品質表示に書いてあるパーセントを確認ください。

冒頭から綿・コットンと分けて記載しておりますが、綿の漢字はワタとメンの2つ呼び方がありメンと呼ぶことがほとんどで、たまにワタと漢字を書く必要があるときに「綿」この漢字であってたかなーと不安なることもあります。

この「ワタ」の呼称ですがメンに限らずウールやシルクなどほかの原料にももちろん使用されておりカタマリになっている繊維をさすものです。布団の中身やクリスマスツリーに乗っける白いやつはまさにワタです。

ワタについて薄っすら理解できたので次はメンについてです。

メンはおおよそ8000年前にメキシコで栽培されていたことが分かっているようでそこからまさに連綿と現在まで生産されています。

私たちが取り扱っているメンは

アメリカ、インド、中国、トルコ、ウズベキスタン、オーストラリア、ブラジル、ペルー、エジプト、ウガンダ、ジンバブエと生産地を上げればまだまだありますし、同じ国の中でも生産している地方によってもメンの特徴は変わってきます。

ざっと見てもイギリスの植民地であった国が生産国として多くあり産業革命以降のイギリスがいかに繊維業を仕切っていたかわかります。

生産地によって生育されるメンの大まかな特徴があります。アメリカでは大規模な農場で機械を使用し品質の安定化と国からの助成金によって高い国際競争力を保っております。COTTON USというかっこいいブランディングもされており、安心安全です。USA!!と思わず言っちゃいそうです。実際にNYのデザイナーと話をしていてもUS産のメンにかなりの信頼を置いており白い綿最高だぜーと所々で伝えてきます。安定感と値段では敵なしかと思います。

トルコやインドにおいても国の支援を受けながら大規模な繊維製品を一環で生産する工場が新設されており国をあげて繊維をグイグイ作っています。

現在では紡績技術の発達によって糸の毛羽を少なくすることができる紡績機なども登場しており糸の品質も上がってきておりますし、従来の品種を掛け合わせた品種改良をどんどん行っているためシルキータッチで光沢の強いメンが多くできていてメンとは思えない生地が作れます。

いかんせん、アメリカのように機械を使用した生産を行っておらず人海戦術で生産されるためワタの収穫を人の手によって行っているためゴミの混入が問題になることが多く発生してしまうのが改善できればなーと強く感じています。

最後にメンの最近の話題となっていることを箇条書きいたします。

1.オーガニックコットン

2.綿価格の高騰

3.日本国内在庫の枯渇

4.ワタ染めをできる工場の減少

5.紡績各社様の企業努力による品質の工場

6.サスティナブル関連

これらの内容に関しては追ってnoteで書いていけたらと考えております。

今回はこれで終わります。









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