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サマーミューザ2020: 読売日本交響楽団

2020年7月29日(水) 19:00- (アーカイブ視聴)

普段なら聴くチャンスが殆どない読売日本交響楽団。記録を紐解いてみたら、2014年12月に岐阜で仲道郁代さんとのベートーヴェン 皇帝、年末の東京芸術劇場で第9。いかにチャンスが無いか(笑)

プログラムはモーツァルト 交響曲第32番、プーランク 2台のピアノのための協奏曲、サンサーンス 動物の謝肉祭、モーツァルト 交響曲第31番「パリ」。序曲に続いて、様々なフランスのエスプリを楽しもうという趣向か?指揮は下野達也、ピアノは反田恭平、務川慧悟。反田さんの名前は聞いたことあったが、若手の中では成長株か。

まずはモーツァルト 交響曲第32番。過去に一度聴いたか聴かないか、記憶にない。改めて聴いてみて「あっ、単一楽章の曲だった!」って思いだすぐらい。Wikiで見てみたら通称「序曲」と呼ばれてるらしい。うん、確かに演奏会の最初に10分弱で演奏されるのだから序曲だ。細かい点を言うと、しばらくぶりのコンサートで皆さん緊張気味なのか、ちょっとキズが目立ち気味?でも、自分のフィールドを広げられるから満足。

プーランクの2台のピアノのための協奏曲。初めての楽曲。2台のピアノの掛け合いが物凄い。それらをサラッと弾いている二人も凄い。第2楽章はうって変わって歌心満載。第3楽章。この奏法はあまり見かけないけど、弾き方も独特?もともとフランス系は苦手だが、もう少し勉強する必要がある。

ソリストアンコールは、モーツァルト ピアノソナタハ長調K.545 第1楽章。編曲はグリーグの2台ピアノ版。掛け合いが楽しい、華を感じるモーツァルト。知らない編曲も沢山あるのだ。

サンサーンス 動物の謝肉祭。言わずと知れた名曲。今回は下野さんのトークで、ソリストとなる団員を紹介しながらという趣向。やはり「白鳥」が一番聴き慣れてる。他も「あー、これあったな!」で楽しめた。

最後はモーツァルト 交響曲第31番『パリ』。形式よりも雰囲気がある。フランス風な香りがする佳曲。こうしてプログラムの構成を考えながら聴くと新たな発見があって面白い。

ソーシャルディスタンスのせいで、オケも小編成。しかしながら、コンパクトな編成から想像を超えるハーモニーが聴けるのはオケのいいところ。やっぱり、早いとこ直接聴きたい!

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