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つかいやすさ、つくりやすさ

電子煙管の設計開発いたしました沼田茶舗 電子タバコ店の沼田と申します。
クリエイター気取りのエンジニアのようなマーケッターのような人です。
どうぞよろしくお願いします。

長くなるので簡潔に申し上げますと

■欲しい物:お客様が望むもの、とその相違
穴とドリルの話の例えでは、なぜ穴が要るか?にはあまり着目されません。

■使いやすさ:アクセシビリティー、利便性
■作りやすさ:コストです。悶着してる工場へのグチです。

■欲しい物

なぜそれが欲しいか、と心の声聞いた事ございますか?
物欲は基本的に大きなカテゴリの五欲(食欲、色欲、睡眠欲、財欲、権力欲)のいずれかを満たすための手段で経済を回すものです。
今回は「欲しいものに対して良いものが提供できているか」というお話です。
なんせ、いままで小売を営んだ者が、商品企画から開発まで行ってしまったわけです。何でも言える気がします。

冒頭に穴とドリルの例えを記載しましたが、なぜ穴をあけるの、というお話は耳にしませんよね。
穴は開けるも塞ぐも労力がいるのです。

その穴は絶対に必要な行為かどうか、
開ける前にヒアリングは行っているのか、

いままので物売りは、
「ドリルを売るには穴を売れ」でしたが、
これからは「なぜ穴をあけるの?」に着目すべきです。

仮にドリルが売れなくても信用を得ることが出来ます。

売店の本音は、これまで「どんな手を使っても売れ」でしたが、
買手の「欲しい」の先にある「問題への解決」、
または「五欲の解消」にスポットを当てられるか、
customer staffから、対案代案を提案できるコンシェルジュになれるか、
これが次の時代の販売店の条件だと私は考えます。

ここまで、意識を高くして書いてみました。

その次のステップに行くと、「問題への解決」「五欲の解消」に対して、既存品が無ければ作っちゃえ。です。
解消解決できる「良いもの」が無ければ作っちゃえばいいのです。

メーカー都合の「良いもの」と、皆さんの欲しい「良いもの」異なる場合があります。小売とかメーカーとか、もう気にしなくて良い時代ですよ。

電子煙管を作ったのも、「欲しい」とお問い合わせ頂いたからです。
複数のサイトのfavを合計すると1万件を超えておりました。
ありがとうございます。
前回、「キセルはアイデンティティ」と大口を叩きました。
インバウンドと絡めますと、これは「日本が好きという承認欲求」と考察しております。

作るからには良い物を。
みなさんの欲しいに対して真摯に向き合いたく尽力しております。
もう少々お待ちください。

■作り易さ、使い易さ

コストとユーザビリティです。
以前、2年掛かりで作りやすさを優先された挙句、使い勝手が悪いためデザイン更新の必要性が出てきた話をしました。おかげさまでバージョンアップが滞りました。ここまではグチです。

1.コストのお話です。
・使い難くて、作り易い物
から
・使い易くて、作り難い物
この悶着、相当な労力を費やしております。
使いやすさと、つくりやすさ、反比例しないはずなのですが、算出された製造原価が大変な事になっていました。

製造原価は、
・材料費(直接材料費、間接材料費)
・労務費(直接労務費、間接労務費)
・経費(直接経費、間接経費)
に分かれます。

パーツ1つ減らすと原価が改善します。各費用がそれぞれ減るためです。
分りやすい製品では、プレステが挙げられます。
初期型と後記型で、パーツ数と工程が減るため価格が違います。
個人的な感想として初期型のほうが高級感、高機能感あふれます。

最終版では鉄リング1個、マグネット1個追加。
設定していた単価から大幅に膨れ上がったため、パーツ単価含めて、話し合いして参ります。最近のワイヤレスイヤホンの充電方式と似た構造なので、単価は増えないはずなのですが、、

初版に限りお値打ち価格で頑張りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2.使いやすさのお話です。
実はISO(国際標準化機構)の  9241-11 で定義されております。

ISO 9241-11
ユーザビリティ (usability):
特定の利用状況において、特定のユーザによって、ある製品が、指定された目標を達成するために用いられる際の、有効さ、効率、ユーザの満足度の度合い。
有効さ (effectiveness):
ユーザが指定された目標を達成する上での正確さ、完全性。
効率 (efficiency):
ユーザが目標を達成する際に、正確さと完全性に費やした資源。
満足度 (satisfaction):
製品を使用する際の、不快感のなさ、および肯定的な態度。
利用状況 (context of use):
ユーザ、仕事、装置(ハードウェア、ソフトウェア及び資材)、並びに製品が使用される物理的及び社会的環境。

大企業が品質保証のために認証を取得する規格になります。

まだ駆け出しなのでISO認証とるほどの規模ではありません。
「解消解決できる「良いもの」が無ければ作っちゃえばいいのです。
なんて大層な事を上の方に記載しました。
「それなら自分も何か作る」とお考えの場合、ユーザビリティだけは、しっかり考えて作るほうがよいです。
というお話でした。

※医療機器に該当するものは製造販売が規制されますのでご注意ください。

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