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IQOSを切りました。

■全国たばこ販売協同組合連合会よりタバコ新聞というものが毎月発刊されております。
たまたま拝読したところ、
「副流煙」ばかり問題視されるが「香料公害」はどうなんだ?
という記事を目にしまして、それならば、と切り込ませていただきます。

■タバコカートリッジを切る

実はタバコカートリッジの中にございます、ポリマーフィルムフィルターに仕掛けがございます。
ここに香料のしみ込んだウィック(wick)がありまして、この違いなどを皆様レビューされております。
新聞記事に「香害」の文字がございますので、ここの「香料」はいかがでしょうか?という皮肉でございます。
このウィックの違いで多種多様なカートリッジが製作できます。
地域限定フレーバー、というのもおそらく販売プランにあるのでは、と勝手ながら勘繰らせて頂きました。

■本体を切ってみる
知人の壊したものを頂戴し、分解してございます。
頂戴した品の壊れた原因は、ヒートプレートの断線でございます。
この商品、故障原因の多くは断線の模様、アタッチメント化すべきでは、と思う所存です。

電池や基盤をカバーしてございますこのグリップ部、実は相当な設備投資と開発費がかかっているとお見受けしております。
分りやすい射出成型はこちらの図解をご覧いただくとして、内部上部にプラスチックの射出跡がございます。また本体が抜け落ちないよう内側に突起と仕掛けがいくつもございます。
この内部突起を作る場合、スライドコアという金型の部品を多用せねばならず、金型屋さんの見立てでは2000万ほどでした。


バッテリーは10350、オリジナル規格を使用しております。

カートリッジと本体を切ってみましたが、アイデアや設備投資、技術面で面白い製品でございます。重さも60gに抑えるため、スティック脱着型で開発進行されたと推測いたしました。

設備投資が回収できたのでしょうか?価格を下げる報道があり、売上が頭打ちの記事も拝見しました。加熱式もレッドオーシャンですね。
しかし、この内部構造は一見の価値がございます。
互換品はすべて「IQOS互換」と比較されるだけありまして、

流石は、加熱式タバコといえば、「IQOS」でございます。

余談ではございますが、当店の火皿は、より複雑でございます。
2017年はコストダウンに動いていた話を、火皿の回にでも掲載いたしますのでお付き合い頂けれ幸いです。

#IQOS , #加熱式タバコ  

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