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職場内におけるポジショニングとランチェスター戦略

こんにちは、Sonnyです。

今回は、自分が今の職場内でとってきたポジショニングをランチェスター戦略という切り口から言語化してみたいと思います。というのも、木下斉さんが【ジブン株式会社ビジネススクール】をVoicyの有料放送を利用する形で開校し、その9月の企画がランチェスター戦略なのです👇

自分のキャリアを振り返り、今、職場内でとっているポジショニングをランチェスター戦略の文脈から言語化することで一度整理してみます。職場内でも特に役職もなければ、ただの若い社員という立場を多分に利用して自分のやりたいことを実践してこれたのは弱者という立場を利用して突っ切ることができたからかと思います。

♦︎自分が行うものをマクロからミクロへ

ぼくは整形外科で理学療法士という仕事をしています。だんだん世間にも浸透してきた感じがありますが、あまり馴染みのない方にもわかりやすくいうと、「リハビリ」の仕事です。このリハビリの業界は歴史が浅く、日本の最初の代もまだ80代くらいのもので、50代以降の方々が全体的に見ればかなり少ないのが現状です。

日本のリハビリ業界を引っ張ってこられた方々は参考にすべきデータや教科書みたなものが圧倒的に不足していたので、自己の経験則をエビデンスとして介入を展開していました。そこから学会が立ち上がりデータや論文が増えてきて、ある時からEBM(Evidence Based Medicine)が重要視されるようになりました。そして、学生時代からデータを重要視した教育がなされ、特に若い世代は行なっている介入の根拠をデータに求めらるようになってきます。

ぼくはここに疑問を持っていました。学生生活を終え、社会人として就職したちょっとした頃から、エビデンスは重要であることは否定すべき余地はなく重要である一方で、もっと感覚的な介入、データに表れない・表すことはできない人が触れることでしかわからないものが重要であることと考えたのです。

ここから、研究や論文などの仕事をやらないことを自分の中できめて、自分の感覚を磨き鋭くすることに自分の時間を投下することを決めました。

♦︎事例検討後の上司との一騎打ち

そのように思った自分は、さっそく行動を開始。自分が目指す人間対人間の超ミクロな介入を実践しているであろう先人を探し、その方に会いにいきます(実際には研修会ですが)。ぼくは北海道在住で、会場は神奈川。年6回のコースでしたが、関係ありません。ガンガン行きます。

その研修の内容は、具体的にものというよりもかなり示唆に富むもので考えさせられることが多いものでしたが、実際に講師の方に自分の身体で実践してもらうなど体感をするなのでなるべくたくさんを吸収してくる努力をしました。

そこで学んだものを臨床場面で実践してきます。そして、職場内の若手の課題であった事例検討として行なった発表を一つのアウトプット場面として行います。これが上司との一騎打ちになる引き金に。

自分が実践(しようとしていた考え方)は、EBMが一般化した職場内では自分自身の感覚と患者の変化が一致させていく考え方はあまりフィットすることがありませんでした。発表している時の場の空気も微妙。発表が終わった後、上司に呼ばれることになります。

そこで上司から、平たく言えば「そのままで大丈夫なのか」というような指摘を受けます。しかし、ぼくも反論。「確かに今は十分に出来ていないが、方向性としては間違っていない」と。気が付けば、上司からも「もっと突き抜けと」と背中を押してもらうに至りました。上司からの評価は重要ではありませんが、このやり続ける力は周囲からも評価してもらうことが多くなったように思います。

♦︎周囲の目ではなく、自分が信じたことをやり抜けるか

自分が意識的に実践しているものは、周囲のスタッフのものとは一部違ってものになります。ただ、幸いに「周りと違うからやめておこう」というふうには思いませんでした。それが今になって自分の糧になっているように思います。

自分なりの軸があるからこそ、実践と改善を繰り返すことができているし、理解したと思っていたけど実はまだ甘かったってことに気がついたり、悔しい思いをしたりすることがありますが、常に前進してより医療者としてより結果の出せる人間になるため、やり続けたいと思うところです。



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