#NulNote カウント別成績から観る交流戦セ・パの打撃傾向

こんにちは。今日もショート・ショートです。

【2017.6.12】一部タイトル・記事を削除・再編集しました

今年もここまで交流戦はパリーグがセリーグを圧倒していますね。
さて、昔から言われる傾向として、「パの打者の方がセに比べて積極的だ」と言うものがあります。つまりパの選手の方がファーストストライクから積極的に振って決めてくるということになるかと思います。

ということで、今回は「0・1ストライク時」と「2ストライク時」の打撃成績のセ・パ各リーグ合計値を比較してみることにします。

まずは6/10時点での両リーグの「0・1ストライク時」「2ストライク時」の打撃成績から見て行きましょう。

あれ、0・1ストライク時の成績は両リーグとも差がありませんね。0・1ストライクから打っていく割合がパの方が若干高い(パ:49.2% セ:48.7%)ですが誤差の範囲と言えるでしょう。
ここからは、パの方が積極的であるという仮説の要因は余り見えてきません。

では交流戦に絞るとどうなるでしょうか。
同じく6/10時点での両リーグの交流戦での「0・1ストライク時」「2ストライク時」の打撃成績を見てみます。

割合は先ほどと同様差がないのですが、打率・出塁率に明確な差があります。
元々パリーグの方が打率が三分ほど高い(パ.270 セ.241)わけですが、0・1ストライク時の打率は約六分もの大差(パ.374 セ.319)がついていますね。

つまりまとめると、

・実はセ・パとも早いカウントから振ってくる確率にさほど差がない
・ただし交流戦に限るとパの方が0・1ストライク時の打率が極端に高いため、「パは積極的に打ってくる」という印象になってしまっているのかも

と推測されます。

交流戦も残り7試合。セ・パ双方の早いカウントからのバッティングに注目して試合を観戦してみるのも面白いかもしれません。

今日はここまで。

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